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厳冬期用の寝袋を購入するつもりなのですが、
モンベル U.L.スーパーストレッチダウンハガー #0(-31対応)
イスカ  エアー810 (-25対応)
とで迷っています。
重量等はほぼ同一の製品となります。
表面上の性能はモンベルの方が良いので、
何もなければモンベル製品、としたいところですが、
モンベルの温度表示は「甘い」と聞いたことがあります。
もしも両メーカーを比較されたことのある方、
この2品、どちらが性能的に耐寒性が高いと思われますか???
印象論でも結構ですので御教示下さいm(_ _)m

A 回答 (2件)

 モンベルユーザーです。



 対応気温域について、モンベルのUL#0の-31℃は「使用限界温度域」ですね。モンベルの温度域表示は2つあって、「快適睡眠温度域」と「使用限界温度域」があります。#0の快適睡眠温度域は-16℃となっています。
 「快適睡眠温度域」は、目安として個人差はありますが、"下着などのままでも快適に6時間以上眠れる温度"で、「使用限界温度域」が"6時間の睡眠が可能な温度域"となっています。
 重量や収納サイズがほぼ同等なので、イスカのエア810も実質的に同じような使用温度域なのでしょうが(収納サイズは#0が少しコンパクトですが)、イスカの方は使用温度域の定義を明確にしていないのでよく判りません。

 現在のモンベルはギャザードキルトシステムではなくスーパーストレッチシステムを採用しています。ギャザードキルトシステムはULアルパインのシリーズに残っていますが。
 理屈は同じで、内側のステッチにゴムを使用することでシュラフと身体の間にムダな空間をなくす、というものです。
 寒いところで寝る場合、シュラフと身体の間に空間があるとどうしても寒いので、シュラフを身体に巻き付けるようにしたりといった工夫をするものなのですが、スーパーストレッチシステムは、それをシュラフがある程度勝手にやってくれている、という感じです。

 また、「内側に縮んでいる」ことはすなわち「内側に膨らんでいる」ということとイコールなのですが、これにより「内側にロフトを稼いでいる」ことになります。

 このゴムのタイトさはモデル(番手)によってかなり細かく設定されているのですが(#4~#7などの夏~3シーズン用ではけっこうルーズで冬用は少しタイト)、いずれにしろ血行を阻害するほどの"締め付け"ではないです。冬用だと着膨れしているのが標準ですから、それでもなおかつまだ若干の余裕は残すような設定になっています。(なので薄着でシュラフに入ると冬用の方がルーズに感じる)

 ま、スーパーストレッチもギャザードキルトも国際特許を取得している技術なので、他メーカーは採用したくても採用できませんから、何かエクスキューズが必要になることもあるでしょう。
 でも、血行云々はあまりに非論理的なので、私なら「あの程度のゴムで血行が阻害されるもんか」と即座にツッコミを入れますが。

 とはいえ。
 結局最終的な性能はあまり変わらないのです。
 スーパーストレッチシステムは、シュラフ内のムダな空間を排除できることとロフトを稼ぐことができる構造のため、「同じ保温性能ならダウン量を減らせる」技術です。
 また、モンベルがULシリーズなどに使用しているナイロン生地は、素晴らしく軽量コンパクトな生地です。このあたりは生地を自社開発しているメーカーの面目躍如たるものがありますが(アウトドアメーカーでも繊維を自社開発しているところは意外に少ない)、その反面、ゴムを使用していることで重量的にもコンパクト性でもやや不利になります。

 で、結局のところ、同じ温度域での使用を前提に設計された2つのモデルは、どこを見てもほぼ同等、ということになっています。
 重量がイスカの方が僅かに軽いですが、モンベルの重量表示はスタッフバッグまで含んでいるので(イスカはどちらか判らない)、トータルの重量はどちらが上か判りません。
 収納性ではモンベルの方がややコンパクトです。これはナイロン生地の差のような気がします。店頭で触っても、生地は明らかにモンベルの方が薄い。おそらくダウン量も(保温性能が同等なら)モンベルの方がやや少ないはずですし。

 というわけで、結論はまあどちらでも好みでどうぞ、ということになるのでしょう。少なくともどちらを選んでも後悔するほどの性能差はないと思います。
 ただ、私の好みでは、特に冬山では圧倒的にスーパーストレッチシステムを備えたモンベルです。ギャザードキルトのアルパインでも良いですけど。そちらの方が「楽に暖かく寝ることができる」でしょう。結果的に耐寒性能そのものに差がなくても。
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この回答へのお礼

いつも丁寧な回答を投稿して頂いております。ありがとうございますm(_ _)m
いろいろ考えましたが、ご指摘のストレッチシステムに魅力があり、結局はモンベルにしました。
正直、お店で見てみてもイスカ製品の方が”しっかり感”があるので私の選択が良かったのかはチョット不安ではありますが(^ ^;)
後は使う側の使い方、の世界だと思いますので大切に使いたいと思います!

お礼日時:2009/02/04 06:22

質問の件について、


イスカは昭和47年創業
モンベルは昭和50年創業
どちらも長い歴史のあるメーカーですが、
イスカは創業時より寝袋専門に特化した商品開発を続けているメーカーで、
モンベルは創業時は寝袋と雨具を中心に起業し、現在ではアウトドア用具一式をプロデュースする日本最大のアウトドアメーカーです。

自分は学生時代からイスカの寝袋を愛用して来ました。
社会人になってからはノース・フェイスやマーモットと言う海外メーカーの寝袋も購入して使った経験がありますが、決して国内メーカーの寝袋が性能的に劣ると言う様な事はありません。

自分は以前、登山業界に居た事があり、毎年の様に新作の展示会に行っていました。展示会場で試しにモンベルの寝袋で寝る機会がありましたが、モンベル独自のギャザードキルトシステムのせいか体が締め付けられる様な感じがして個人的にはあまり快適とは思いませんでした。
モンベルによると寝袋内側の生地に伸縮性のゴムを縫込み体の動きに合わせて生地が伸び縮みする事により無駄な空間をなくして少ない中綿で高い保温性を上げられると言っています。
イスカの場合は、逆で寝袋の中では体を締め付けない方が血の流れが善くなり体の末端部の保温性が向上するとメーカーの担当者から聞いた事があります。どちらが正解なのかは本当の所は判りません。
こればかりは個人によって好き嫌いがあるので何とも言えません。
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この回答へのお礼

同じ国内メーカーで、アプローチが真逆というのも面白いですよね。おっしゃるとおり、個人の好き嫌いなのかもしれませんね。ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2009/02/04 06:17

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