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なぜ飛行機のパイロットが通常使う速度はIASなのですか?TASではいけないのでしょうか?
それとVNO/MMOなど略語あるみたいですが「VMO」「MMO」それぞれどんなスピードの限界ですか?
よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

IASは、飛行中、ピトー管というものから得た動圧と静圧との差圧を、機速として指示したもので、高度、温度(空気密度)が違えば、TAS(真の大気速度)と違ってきます。



まず、飛行機の性能、および操縦に必要なほとんどの速度はIASにより対処しています。
パイロットがTASを使うのは、飛行中受けている風のデータを知りたいときくらいで、あまり必要ありません。 
対地速度(GS)も、高度、場所により風が違うので、TASが分かれば即GSが分る訳ではありません。 また、GSは別の方法で求めなければなりません。

現在のコンピュータを使った計器では、IAS、TAS、GSその他多くの情報が表示されますが、すべての飛行機が飛行中常時TASを指示する計器を付けているわけではありません。

飛行機どうしが、共通な速度のIASを使わないと管制はできません。 以上2つの大きな理由ゆえ、IASを使うのです。
 


>「VMO」「MMO」それぞれどんなスピードの限界ですか?

VMO : 最大運用限界速度。 航空機を運用するときの限界速度で、通常の運用ではこの速度(IAS)を超過してはならないことが規定されています。 
VMO : 最大運用限界マッハ数。 航空機を運用するときの限界Machで、通常の運用ではこのM数を超過してはならないことが規定されています。 (これらは通常、航空機製造メーカーが値を決めます)

双方、非常事態を除き、超えてはいけない速度で、上記の2つの内いずれか小さい方の値を越えないように運用しています。
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