アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

Access初心者です。
レプリカを作成するというのは、何を目的としているのでしょうか?
また、レプリカとして作ったオブジェクトのアイコンには通常と違う
アイコンになっていますが、やはりそれの意味と言うのは
ありますか?

お願いします。

A 回答 (1件)

(長いです。

すみません。)

少々乱暴な言い方ですみませんが、レプリケーションとは、データベースのコピーを複数のサーバーに置いて、お互いに同期を取ることをさします。要するにミラーリングと同じようなことです。
なんでそんなことをするかといいますと、サーバーに接続してくるクライアント数が多いときなどに、1つのサーバーにアクセスが集中してしまうと、サーバーがパンクしてしまう恐れがあります。それを回避するために、内容の全く同じデータベースサーバーを複数作って、アクセス(負荷)を分散させます。

で、そのとき、サーバーのデータベース(データや定義、プログラムなど)をミラーリングする手段として「レプリケーション(複製化?)」があります。
(レプリカは複製という意味だそうです。)
レプリケーションを使うと、ある一つのデータベースサーバーにデータが1つふえると、他のデータベースサーバーにも同じだけデータが書き加えられます。
あるデータベースと他のデータベースの内容とを同じ状態に保つことを「同期を取る」ということが多いようですが、全てのデータベースサーバーがお互いに同期を取り合うのがレプリケーションです。
そうやってミラーリングの状態を維持します。

また、負荷の分散以外にも、単に大容量データベースのバックアップとしても利用できます。もしレプリケーションを組んでいないと、例えばデータベースを他のパソコンにバックアップしようとすると、もしそれが200MB、300MBなんて大容量だった場合、まるごとバックアップではとても時間がかかってしまいます。その際にネットワーク上を流れるデータ量も尋常ならぬものがあります。また、バックアップに失敗する可能性も高くなります。でも、レプリケーションでは、レコード単位、または、プログラム単位、フォーム単位、のバックアップができることになりますので、バックアップの時間も短縮できますし、追加・編集(書き換え)した分だけがバックアップできます。したがって、他のパソコンにデータベースをバックアップしたいとき、ネットワーク上を流れるデータ量も数KBとか数MBとか、少しですみます。


●まとめると、レプリケーションを使うと一般的には次のようなメリットがあります。
・サーバーへのアクセスを分散化して、サーバーへの負荷を減らせる
・メンテナンス時に流れるネットワーク上のデータ量を減らせるのでネットワークの負荷が減らせる。
・バックアップがらくちん

●Accessのレプリケーションの場合、前述のようなメリットのほかに、次のようなメリットがあります。
・各フォームやレポートなどごとにレプリケーションを設定できるので全てのクライアントで同期を取れるようにすれば、フォームを変更したときに変更がらく。

●デメリットとしては以下のようなものがあります。
・レプリケーションうんぬんを言う前に、Access(mdbファイル)自体がネットワークデータベース機能が弱いので、壊れやすい。
Accessをネットワークで使うなら、mdbファイルは作らずに、Access(adpファイル)+MSDEの方が良いらしいです。
・Accessのレプリケーション機能自体が信頼できないかもしれないので、レプリケーションを組むにはそれなりの知識と経験がないとトラブル発生時にまるでお手上げになる。実際Accessでレプリケーションまでやる人は少ないので、情報は非常に少ない。これまで僕もいろいろと探しましたけど、ネット上にはほとんど無いです。(やり方しか書いてなく、トラブル回避例はほとんど無いです。)
・レプリケーションをやめたいとき(元に戻そうとしたときに)正常に元に戻るかは不明(多くは正常にもとにもどると思いますが)。もどらないという想定も必要。
・オートナンバー型フィールドのデータ型は、レプリケーションID型にしておかないと、勝手に乱数に書き換えられてしまう。自動では絶対にモトには戻せない。なので、オートナンバー型フィールドはできれば作らないか、最低でも主キーにはしてはいけない。
・たぶん他にも色々とあると思います。

というわけで、Accessでレプリケーションをするなら、ある程度実用的なサンプルデータベースでいろいろとテストを行って、日常業務に支障が出ないかを充分検討してから、レプリケーション機能を使われることをおすすめします。

僕自身は、できればバックアップなどに使いたいのだけれど、なんか不安なので二の足を踏んでいる状態です(^^)。

いずれにしましても、情報が少ないので、それをどうクリアしていくかが利用(運用)のポイントとなるかと思います。
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この回答へのお礼

なかなか皆様からご回答がなかったので困っておりました。
詳しいご説明ありがとうございました。
助かりました。

お礼日時:2003/03/09 21:18

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