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- 回答日時:
コエリウス・セクンドゥス・クリオ(1503-1569)
中世人道主義「ルネサンス」の代表者。宗教改革家。教育理論家・弁論師。イタリア人。近世・近代宗教教育学の確立・新教派キリスト教教育学に大きな影響を与えた。トリノ(サン=キリコ)地方貴族の嫡子。1503年5月1日生まれ。ミラノで法学を修め、当時修道院・自発的信徒組織研究のエキスパートとして名をはせた。ベニスで教授として教鞭をとったが、異端者として逮捕経験があり、邪教流布の疑いで指名手配され、イタリアにいられなくなる。1542年、異端弾圧より逃れて、イタリアを脱出。その後、スイスに居を構える。バーゼル大学の弁論学教授・法学教員となり、その後、終身この大学に籍を置いた。スイス・ドイツでは、16世紀初頭より文芸が発達したが、ラテン語・ギリシャ語・ヘブライ語の専門家として中央ヨーロッパ文学の興隆に大いに貢献し、作風としては、独特のルネッサンスラテン語を広めた。女性史の中でも重要なキーパーソンであり、実の娘(当時バーゼル在住)にラテン語教育を施し、学問上実践的先駆者としても有名。
主な業績
古代原始キリスト教組織理解の先駆的研究者
主への服従を体現する組織=教会(kyriakon)にあい対する概念=集会(ekklesia)を信者の活動の場として紹介し、信者への原典教義浸透を図る。著書はヨーロッパ各地に大反響を呼び、理論的にもキリスト教教義改革の基礎を作った。
マルタ島戦争(1565)の分析も行い、在学高校生が描く「ホスピタル騎士団ってどんな人たちだった」のという疑問に答えるための資料「マルタ戦史」をも著した。
1569年11月23日死去。
この回答へのお礼
お礼日時:2009/04/28 17:42
回答ありがとうございました。大変勉強になりました。わりと天才的な人だったんですね。キリスト教だけにとどまらず、マルタ戦争についても学があるとは、説明も大変分りやすかったです。貴重な回答ありがとうございました。助かりました。

No.2
- 回答日時:
Coelius (またはCaelius) Secundus Curio イタリア語綴りに直すとCelio Secundo Curio (チェリオ セクンド クーリオ)となります。
16世紀の古典学者という認識しかなかったのですが、神学的著作もあるスイスに亡命したイタリア人プロテスタントとのことです。
http://www25-temp.uua.org/uuhs/duub/articles/cel …
この回答へのお礼
お礼日時:2009/04/28 17:44
回答ありがとうございました。イタリア語読みまで教えていただいて、大変参考になりました。海外のサイトに多く経歴が載っていることを見ると、日本では余り馴染みの無い人のようですね。参考サイトも大変参考になりました。貴重な回答本当にありがとうございました。
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