プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

当方、大学生でございます。
近いうちに、高校のころの芝居仲間と一緒に劇団を作ろう、と考えている者です。
自分は座長になるかと思います。

そこで、他の劇団のかたは一回の公演にどれくらいの費用をかけているのか。その規模などによって全然違ったりすると思いますが、皆さんの劇団ではだいたいどのくらいの費用をかけていらっしゃいますか?聞いた話などでも構いません。
教えていただけると幸いです。是非お願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちは、はじめまして。



アマチュア劇団の団員をしております。
うちでは、本舞台(専門劇場)公演の場合は、役者・舞台監督・演出は団員で、照明・音楽(規制曲を使うと著作権料を払わなくてはいけないのでオリジナル曲を作っていただく)・音響オペレーター・舞台装置・広告デザインはプロにお願いいたします。
アトリエ公演の場合は、会場や作品によって、また異なりますので、本舞台公演を例にします。

・予算の立て方
規制台本を使う場合はその上演料、他のプロに頼むギャラ(照明・音楽・音響オペレーター・舞台装置・広告デザイン)、客演を頼む場合は出演料、広告デザイン以外の宣伝費(チラシ・パンフレット・チケットの枚数、DMの送付数)、小道具代、衣装代、会場代(前金が必要な所もあります)、交際費(他劇団への差し入れ等)、演出費、舞台監督費、制作費(雨が降った時の傘袋代)などを、
思いつく限り書き出して、
決まっている金額は入れていきます。かかる費用の大体額を出します。
次に、シビアーに全団員に、「今回は何枚チケットが売れるか?」を申告させます。この時申告した枚数=ノルマとなります。申告した枚数が少なすぎる団員は、最低目標枚数を言い渡され、先輩より「チケット売りのレクチャー」を受けます。またこれが初舞台の新人は、初舞台が最もチケットが売れるチャンス(たとえ義理でも親戚一族郎党来てくれるもんです)ですので、容赦しない指導が入ります。
さて、全員の申告枚数、
今回の会場の収容人数を比べ、
何回の公演が必要で、かつ、チケット代をいくらに設定しないといけないかを計算します。
さて、それからは、かかる実金額と、売れるチケット代のすり合わせです。足りなければ節約できるところはします。場合によっては、ダブルキャスト・トリプルキャスト(客演出演料もかかるが)を組んで公演数を増やし(会場代が上がりますが)、売れるチケット枚数を増やします。(出演者が多ければ、売れるチケットも増える)
最後に、「○○公演予算○○○万円、目標動員数○○○○人」と決定します。

ウチは、基本的に黒字決算を目指します。
赤字になった場合、事前申告枚数と達成度(この計算をするためチケットには全団員の分別アルファベット印が押されます)に応じて、負担金額を決め、全員が会計に支払います。

さて、公演が決まると、最初はお金がありませんので、前金等必要なこともあり、ウチでは団員から公演基金を一口1万円で募集します。これは、黒字決算ですと戻ってきますが、赤字だと戻りません。

なお、毎日の稽古場代・暖房費などの団費(団員が毎月出す劇団維持費)は別会計です。
ま、ずらずら~と書きましたが、こんなとこかな?
具体的に数字を書いてもいいんですけど、身の丈にあったところでやるのが一番ですよ。
ただし、旗揚げ公演は全員初舞台=チケット売りの最大チャンス!と考え、ありとあらゆるツテを探して売りまくりましょう。その時の売り上げが、その後の劇団公演の基礎となります。
最初から「赤字でもいいの」では、劇団が維持できません。

ご検討祈ります。
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