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質問1、そもそも文壇とはどんなもので、何をする集まりなのですか?
どんな人は文壇に入れるのですか?または入れないのですか?
 
質問2、作家は文壇に所属?しないと、直木賞など大きな賞は受賞できないのでしょうか?

質問2、また、そういった賞の審査員になるにはどういう条件が必要になるのですか?(何度か候補になった段階でも依頼はあるとエッセイに書いている作家もいました)

質問4、オール読物・文藝春秋などいくつかの文藝雑誌がありますが、昔の白樺派などのように現代でも、派閥があるのでしょうか?

質問5、村上春樹や辻仁成など執筆生活の拠点を海外に移し、作品も海外での評価が高く、受賞歴もあるような作家は、文壇には所属していないのですか?
その場合、所属していなくても大きな出版社から作品は出せるのはなぜですか?(Faxなどでやりとりするのでしょうか?)

質問だらけですみません、もし部分的にでもわかる箇所があれば
ご回答頂けると嬉しいです。

A 回答 (2件)

ぼくは業界内の人間ではないので、これまで読んだ本や雑誌、文学賞の結果からの想像になりますが、5つの質問に答えてみます。




回答1

文壇(ぶんだん)とは、作家、文芸評論家、雑誌編集長、出版社の編集者など文学・文筆活動を取り巻く人たちのつながりと付き合いの世界のこと。

文壇 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%A3%87

現在は以前ほど小説家や編集者の付き合いは密ではなく、範囲も狭いようですので、文壇という言葉はあまり使われなくなりました。文壇という大きな社会はなくなり、個人的で小さな付き合いばかりになった、といえるかもしれません。


回答2

文学賞は作品本位で選ばれます。覆面作家や他の小説家とは距離を置いている人、全くの新人でも受賞例はあります。


回答3

ほとんどの文学賞では「審査員」ではなく「選考委員」という呼び方を用いています。選考委員は、小説家として評価されている人の中から、主催者側の判断で選ばれます。判断基準は不明ですが、知名度や主催者との関係が重視されるのではないかと思われます。


回答4

派閥というよりも、純文学、エンターテインメントといったジャンルごとに繋がりがあるのではないかと思われます。


回答5

村上春樹は日本にいるときも他の小説家との付き合いは殆どないようですので、文壇に所属しているとはいえないでしょう。本を出すために必要なのは、実力と出版社との仕事上での繋がりです。文壇とは無関係です。また、小説家と出版社とのやり取りは、海外からであっても、ファックスや電子メールなどいくらでも手段はあります。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

まず回答1・2の文壇についてですが、文壇自体が小さくなったということですね。そして文学賞は、確かに新人でも受賞していますね!

回答3は、私もなんとなくですが似たような考えです。

回答4は一番気になるところです。
回答者さんがおっしゃるように、ミステリー、ノワールなど
ジャンルはしっかりと別れていると思うのです。
ただその中でもさらに派閥がある、
もしくはジャンルは関係なく文学に関する考え方などで派閥があるのかな・・・と思いました。
こちらはもしわかる方いらっしゃいましたら、
回答をお願いしたいです。

回答5、よくわかりました。特に文壇の付き合いがなくても
ベストセラーになるような小説を書ける環境は提供されるようですね。

ただ、ひとつ気になるのは村上春樹さんはプロの文章力があり
ベストセラーを数々生み出せるほどの内容の小説が書けるのに
どうして芥川賞・直木賞などの大きな賞を受賞していないのでしょうか?? 
他の賞はいくつか受賞しているようですが。

これは文壇に所属していない(であろう)ことと関係がありそうに思うのですが・・・?
色々と気になることはありますが、
もしわかればまた回答お願いします。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/13 23:31

村上春樹がどうして芥川賞・直木賞を受賞できなかったかという、追加の質問に回答します。



直木賞はエンターテインメントの賞なので、純文学の村上春樹作品は対象外です。

純文学の芥川賞は、新人の短編及び中編小説が対象になっています。村上春樹は二度候補になったものの受賞には至りませんでした。芥川賞はデビュー作での受賞も多くあるので、当時はまだ高い評価を受けていなかったのが原因だと思われます。その後は、長編小説が活動の中心になったために、三度目の候補にならないまま、新人とはいえなくなってしまいました。

村上春樹の評価が高まったのはこれ以降だと思われます。初の長編小説「羊をめぐる冒険」で野間文芸新人賞を、次の長編小説「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で谷崎賞を受賞をしています。
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この回答へのお礼

度々回答ありがとうございます。

なるほど、よくわかりました。
タイミングを逃してしまったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/16 09:34

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