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子供のころからの夢を追っている、音楽を楽しむ一人の人間です。

音大を目指し頑張っていた時代もありましたが、一度、それで生活していくことは難しいと考え、別の学問を専攻し、現在は、楽器奏者として(趣味で)音楽を楽しんでいます。

しかし、子供のころからのあこがれであった指揮者の夢はなかなか消えず、現在は、団体を設立しそこで振らしてもらえるなら、それもひとつの方法かと思い、創団することも考えています。

指揮については指揮法のレッスンを受け始め現在2.5年程度。その他では自身が通っていた吹奏楽部でトレーナー的なことをしておりました。

いろんな楽団で指揮をされている方々はどのようにして指揮者になられたのでしょうか?

私も、その仲間入りをしたく、質問させていただきました。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

A 回答 (4件)

指揮者というのは、理想を追い求める存在でありながら、その場にいる誰よりも現実的なことに追われる存在であると感じたりしてきました。


例えば学校の吹奏楽や地域の吹奏楽の指揮者ならば、実質指導者ですよね。
音大の有志オケや同じような水準の寄せ集めオケ、プロの演奏家が集まるオケならば、厳しいスケジュールの中で本番までに約束事をまとめあげ、交通整理をし、複数あるプログラムの中で練習のスケジュールを決め、演奏者からの要望にも上手く応えつつ、そんなゴタゴタに振り回されながらも自身の音楽を明確に示すことが出来なければ演奏者に鼻で笑われるという、本当に現実に追われる存在です。

「振る」というのはあくまで手段なんですよね。音楽を示すのが目的で、そのための手段として棒を振るということがあるんです。
肝心なのは自分自身が音楽を作り上げられることだと思います。これは演奏家も同じですが、実際には音を出さないだけに、指揮者にはより求められることです。

指揮者と指導者が混同されるのは、本来は特殊な環境なわけです。ですが、「吹奏楽部の指導」という立場になる人の数が非常に多いから、指揮者の姿の一つのパターンとして認知されてしまったようなものだと思います。で、「吹奏楽部の指導者兼指揮者」が自分にとっての指揮者像だという人も多いのでしょう。

いわゆる部活の指導ですから、自身の音楽を示すことにプレッシャーも苦しみもあまりないでしょう。相手は楽器のコントロールもままならない人達ですから、一つ高い立場から見るような感覚ですよね。
それに対し、なんとかチャンスを作り、演奏家(音大生であったとしても)相手に棒を振る場合、これはもう純粋に音楽家として対等にやり合うことになります。

指揮といっても、指導みたいなことをしたいのか、ただ音楽をやりたいのか、大きく方向性が分かれますよね。
質問者様も自身で言われているように、まさに自分が何をしたいのか、ということですよね。




※批判や誤解を恐れずに書きますが、世の中の棒振り(もちろんアマチュアや本当に駆け出しのレベルの指揮者の話です)の中には、上から目線でいたい人と、同等にやり合いたい人の2種類がいると感じます。
教えたがりという人は確実に存在するんですよね。こういう人にとっては、アマチュア団体や中高の部活は最適なんです。切磋琢磨せざるをえないような危機感を感じるような演奏団体では無い上に、音楽的感覚や知識では自分の立場を脅かされることもほぼあり得ない。自分の感覚を研ぎ澄ますことはしないのに、停滞している自分の感覚を語ることだけは出来る、非常に居心地が良い立場だと思います。
それに対し、ある意味で本当の指揮者の感覚を持つ人は、少なくとも音楽をやりたいわけです。何度も述べているように、自身の音楽を示す、演奏家との同等のやりとりです。それにこの世界ならば、常に背水の陣みたいな感覚です。まさにしのぎを削っています。

どちらが良くてどちらが低いという話ではありません。
質問者様の方向性を見出すためのガイドとでも思ってください。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなってしまいまして、誠に申し訳ございません。

ご回答者様の指導と指揮についてのお話や2種類の人間についてのお話、非常にためになりました。
これから自分のやりたいことをしっかり整理して、良い音楽が出来るよう勉強を続けていこうと思います。

楽しい音楽をめざし、そして、いつかは自分の信念をしっかり持って、指揮台に上れる様、頑張ります。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/09/18 15:32

私も指揮についてはいろいろ考えた一人です。



ところで、指揮者と指導者というのは表裏一体でもあり、全然違うものでもあります。私は自分のことを指導者よりも指揮者に向いている、と勝手に考えていますが、演奏者を育てたいという気持ちもあるんです。でも、それ以上に音楽を作り上げることに興味があります。

質問者さんはどう考えていますか?それによっても違いがあります。

私は吹奏楽の世界に入っていますが、それ以外では分かりません。私も吹奏楽部の指導に行き、そのままそこで指揮を振ることもしました。その後教員になり吹奏楽部の顧問をしています。それも指揮者なんですかねえ。

外部の指導者として力をつけ、あちこちの吹奏楽部の指導をする人もいますね。

オーケストラ志望ならピントがずれていますね。、すみません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

指揮者と指導者は、異なるものであると考えております。
が、吹奏楽部等では、指揮者は同時に指導者であり、演奏者を指導し、導いていく役割も当然担うと思っております。

回答者様は教員になり、吹奏楽部の顧問として、指揮及び指導をなさっているという事ですね。
私には、今のところ教員になって、吹奏楽部を指揮するという機会は、なかなか考えにくいところです。

吹奏楽の世界では、外部の「指導者」として力をつけて、たくさんの団体を指導する人もいるのですね。それは、回答者様のいうところの「指導者」であり「指揮者」では無いのでしょうか?

お恥ずかしい話ですが、漠然と指揮者になり素敵な音楽を作っていきたいという思いはあるのですが、何に対して指揮をしたいかという対象も、定まっておりません。管弦楽を聞いても、吹奏楽を聞いても、素敵な作品に出会うと「振ってみたい!」「私ならどうするだろう?」などと考えてしまっており、その辺りの部分がはっきりしていなかった事に気づきました。

指揮者、指導者の違いについても異なるものであるという考えはあるのですが、それはどのように異なり、どのように似ているのか等は考えた事もありませんでした。

その辺りの事をじっくり考え、私自身が実際なにをしたいのか、追求してみます。

ご回答、誠に、ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/16 01:13

現役の指揮者の一人です。

といっても現在はプロデューサーの割合が高いですが。

まず、一概に指揮者になりたい、といってもさまざまな世界があると思います。プロフェッショナルなオーケストラ(といってもさらにさまざまなレベルがありますが)や、オペラ、もしくは記載なさっていたようにアマチュアオーケストラや吹奏楽部の指揮者など。

基本的な私の思いは、勉強なさりたい方はどんどん勉強すべきですし、そのためのセミナー、学校(音楽院の指揮コース)など含め、実に多様です。ネットでも紹介されていると思います。恥ずかしがらず、一歩踏み出してください。ある方は勉強を重ねてコンクールでの受賞を機会に、ある方は政治的に力のある指揮者に寄り添い、ある方はオペラ座や協会で力をつけたりでしょう。またご自身でオーケストラを創設なさっている方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、もしプロフェッショナルな指揮者を目指すのであれば、決してやっていただきたくないことがあります。現在のような軽薄短小な時代は、略歴詐称や誇大広告が多く見られ、ほんとうに音楽を愛しているのか、それとも病的な自己愛がなぜか社会的に認められてしまっているようないびつな現実も多々見られます。こうした偽者の指揮者にはならないでください。

誠実で、本質的な、意味をオーケストラにもたらすことのできる音楽家になっていただければと願っております。
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この回答へのお礼

詳しいご回答、誠にありがとうございます。

どのようにプロフェッションとしての指揮者にたどり着くかについて、いろいろなケースがある事を知る事ができました。

回答者様のおっしゃる通り、どんどん勉強し、先へ進む努力をしていきたいと思います。

「軽薄短小な時代は、略歴査証や誇大広告が多く見られ・・・」とは、実際にはどのような事なのでしょうか?偽物の指揮者には当然なりたくありません。

自身音学を愛していると自信をもっております。できる限りの勉強をし、「誠実で、本質的な、意味をオーケストラにもたらすことのできる音楽家」になりたいと思います。

とにかく恥ずかしがらず、一歩を踏み出します。がんばります。
ご回答、誠に、ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/16 00:57

私が知る範囲の事例を挙げます。

1と3が比較的多いような気がしますね。

1.指揮科の学生のバイト
2.吹奏楽部の顧問の先生が、定年退職した後にOBバンドを振る。
3.一般の吹奏楽団、中高の吹奏楽部等の楽器のトレーナーが、合奏の指導をするうちに常任指揮者のような立場になっていった。


今レッスンに通っているのであれば、思い切って先生に聞いてみるのも手ですよ。
現実的なのは、トレーナーをしている部で振らせてもらうことです。要するに合奏の指導と同じ意味合いも持つわけですから、顧問に対しての話の持ち掛け方によっては十分実現可能な話だと思いますよ。



ご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
実は現在はトレーナーはやっていないのですが、可能なら復活し、そして私が指揮をしたいという意思を持っているという事を伝え手みたいと思います。
また、レッスンでご指導いただいている先生にも相談してみます。
まずは、指揮者になりたいという行動をする事ですね。

少し勇気が出て参りました。本当にありがとうございます。

お礼日時:2009/08/16 00:44

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