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日本で夏の最高気温は、現在36、7度まで上がるようになってきましたが、
エアコンを冷房として使用する場合、外気温の限界があると聞いた記憶があります。
確か4×℃ぐらいとか。

正確な情報はあるでしょうか?

A 回答 (2件)

「エアコンを「暖房」として使う場合の限界外気温は?」


はあるでしょうが、
「エアコンを「冷房」として使う場合の理論的限界外気温は?」
は無いんじゃないでしょうか?

エアコンは熱交換を利用して空気を冷やしますから、極端な話、外気温70度で55度の風が出るのならこれは冷房でしょう。

質問の意味がわかりません。
もし快適な温度を保てる外気温という意味なら、そのエアコンの能力などに依存します。

部屋の広さ、部屋にいる人間の数、熱発生の機器の量、断熱材の性能、エアコン自体(コンプレッサー)の出力、室外機の置かれている状況などなど要素は結構あります。

どんな状況で限界点を聞かれたのですか?

この回答への補足

「エアー・コンディショナー」が、「室内に快適な温度を提供する」
ものである以上、外気温70度/送風温度55度という設定はありえないと思いますが…

地球の温暖化で、夏の気温が上がりつつあるので
現在のエアコンの冷房では対応できなくなるときがくるのでは
という友人との会話で、電気系の大学を卒業した友人に尋ねたのですが分からなかったので、質問しました。

補足日時:2003/04/16 19:45
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実際にどの程度の温度であるかはハッキリわかりませんが、機械的に限界温度が存在することは確かです。

熱交換をするためにはコンデンサーの温度(圧縮された高温・高圧の冷媒がここで熱を奪われ液化します)と外気温度との間にある程度以上の温度差がないとうまくいきません。ならばコンデンサーを通過する冷媒の温度を高く設定すれば良いようなものですが、この温度を高くするということは、この部分での冷媒の圧力が高くなるということに直結します。あまり高い圧力では万一破損したときに危険を伴いますし、また、むやみに温度を上げるとコンプレッサーの温度も上がることになります。冷凍サイクル(冷媒が流れている部分全体をさしてこう呼びます)には冷媒だけではなく冷凍機油というコンプレッサー潤滑用のオイルも流れているのですが、このオイルもあまり高い温度にさらされると潤滑性能が落ちてしまいます。通常80℃~110℃程度以上に温度が上昇するとコンプレッサーなどの機械部分を保護するために、安全装置が働きコンプレッサーをオフにする機構(サーマルプロテクタ)が備わっています。

自動車用のACなどでは家庭用よりも条件が過酷なので、実際に温度上昇によりACが使用不能になるようなケースが有ります。家庭用のエアコンの室外機についているコンデンサーが自動車では多くの場合、ラジエーターの前面や床下などに設置されていますが、走行中に浴びる泥などでこの放熱用のフィンが目詰まりしてしまったり、冷却ファンの不良などで冷却がうまくいかず、温度・圧力ともに異常に上昇してACの動作不良にいたる場合があります。自動車用のACでは家庭用とは異なる冷媒を使用していますので圧力については異なりますが、このときの温度は95℃から105℃程度、圧力は27Kgf/Cmから28Kgf/Cm程度です。自動車用のものは家庭用のものよりも高温には強い(真夏の路面近くの温度は50℃を軽く越える場合がある)のですが、家庭用でもたぶんこの辺が限度ではないでしょうか?

空冷式の場合ついてのみ記載しましたが、水冷式(ビルなどで使う大型のエアコンはこの方式)では外気温度だけでなく湿度も放熱の良否を決める重要な要因になります。
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この回答へのお礼

大変詳しい回答をありがとうございました。

地球温暖化に伴い、夏の最高気温がどんどん上がっているので
現在のエアコンでは対応できなくなるのでは、という疑問があったのです。

その点で、ちょっと期待したものとは違いましたが、
日常的な気温での心配はないとわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/16 19:48

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