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- 回答日時:
こんにちは。
明確な基準、というものは無いです。
一応「作戦負け」という言葉自体の定義としては、
劣勢、不利とまではいわないが、既に駒組みで差がついている局面
・・といったような具合になるのでしょうか。
具体的な局面を思いつきで列挙すれば、
自分には指す手がなく相手にだけ手があり、手待ちするか無理矢理動くしかないような局面とか、相手に一方的に攻撃陣を作られていて、完全に受け身になってしまう展開が予想されるとか、なんらかの理由によって駒組みが制限されてしまっていて理想的な形に組めない及びスムーズに駒組みができない、とかいった感じかと思います。
もちろんいずれにしても例外はあるでしょうが・・
どのパターンにも共通するのは「駒の働きに序盤で既に差が付いている」ことかもしれませんね。
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmd …
わかりやすそうな相振りの棋譜を引っ張ってきました。
44手目の局面で完全に後手が作戦勝ちです。たとえ少し無理気味でも先手は43手目では▲5六銀として、▲6五歩を狙う以外ありませんでした。
この局面では以下先手は駒組を続けることも出来ず、これといった攻める手段もなく、かといって放っておけば△2六歩▲同歩△同飛▲2七歩△2二飛~△4四角~△3三桂~△1五歩etcといった手順で一方的に攻められてボロボロになってしまいます。
そこで先手の森九段は▲6五歩~▲5五歩~▲3六飛と無理気味に仕掛けましたが(勿論▲5六歩とした時からの読みと思いますが)、自然に対応されて68手目の時点では角桂交換の駒損にまでなってしまい、以下後手の藤井九段が圧倒しています。
「明確な基準」はないと書きましたが、戦型ごとの一種のパターンみたいなのはありますね。それは経験と知識によって身についていきます。
この相振りもそのパターンの一例で、先手の浮き飛車に対して後手が陣形を盛り上げる矢倉に構えたのが好着想でした。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/01/04 08:13
作戦負けとは・・
序盤で駒の働きに既に差がついている苦しい状態のこと
と定義しておきます(自分の中で)。
実戦でそうならぬよう、戦形ごとのパターンを多く勉強しておきます。
ありがとうございました。
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