
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
個人的な感想ですが。
直木賞に関しては、既にある程度の作品を発表し、それなりに売れている人が受賞しますので、“一発屋”であることは少ないと思います(それでも尻すぼみで消えていく人はいますが)。
対して芥川賞は、新人賞です。デビュー作か、2作目か3作目か、まださほど作品を発表していない人が受賞します。新人ですから、その後、伸びていくか潰れていくか、未知数な人に贈られる賞ですから、いなくなることも充分、あり得ることだと思います。
野球でもデビュー1年目に活躍したら新人賞がもらえますが、2年目、3年目も活躍するとは限りません。芥川賞作家も同じだと思います。
また、最近では境界線が曖昧になってきたと言われていますが、芥川賞は“純文学”作品が対象です。“純文学”は、“大衆文学”という分かりやすく読みやすく大衆受けする作品ではなく、分かりにくく読みにくく玄人受けする作品で、芸術性が高いといいますか、人間の内面を追究した作品といいますか、そういうものであることが多く、比較的売れない作品になりがちです。
つまり、芥川賞を受賞しても、その後の作品が、芥川賞を受賞した時のように話題になることはまずありません。
文芸誌や新聞広告(の細かいところ)などを見ていないと作品が発表されたかどうかが分からない場合が多いのではないかと思います。
大衆受けする作品ではなく芸術性を追求した作品であれば、作品を生み出すのも並大抵ではないでしょうから、自ずと作品の数は少なくなりますし、書けなくなってしまう方も多いのではないかと思います。
おっしゃっている“一発屋の作家(美人作家等)”というのが具体的にどなたのことか分かりませんが、まあ推測するにあの人たちだと思いますが、それなりに作品は発表していますよ。数は多くありませんが。
芥川賞を受賞するしないにかかわらず、純文学作家はアルバイトなどをしつつ書いている方が多いと思いますから、一発屋さんたちも、今もそうやって自身の納得のいく作品を書いているんじゃないかなあと思います。
ちなみに、小生の好きな芥川賞作家は、芥川賞を受賞した時に、「とりあえずこの先も書く場所が確保できた」と言って喜んでいました。芥川賞はそういう賞だと思います。
その作家は、今も書き続けていますが、新聞や雑誌でも取り上げられることはあってもごくごく地味ですから、興味のない人は見過ごしていると思います。
とはいえ、最近の受賞作を見ていると、出版社の話題作りにしか思えない雰囲気はありますね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
村上龍という作家は何がしたい...
-
エッセイって実話ですか?
-
関西の銀行の役員の本
-
小説やエッセイのオススメ投稿...
-
一気読みしたい こんばんは。 ...
-
つまらないエッセイを買った後...
-
人間の本質を教えてください
-
本読んだり勉強すると、眠くな...
-
渡邊渚さんが、フォトエッセイ...
-
昔、(結婚不要論)という本を出...
-
昔の特急列車(1980年代くらい...
-
マッハ7の悲劇が起きるとしてい...
-
エッセイはブログと同じですか?
-
なぜ、トラベルライターには小...
-
光源氏が読みたい
-
病気になったときのお祈り
-
文章トレーニング
-
ドストエフスキーを中和
-
自費出版のメリット、デメリット
-
シェイクスピア作の喜劇や小説...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報