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特に初版は誤植が散見される本も多いと思います。

何故、落丁・乱丁は無料で交換してもらえるのに、誤植の場合は我慢せねばならないのでしょうか?

確かにいちいち誤植で無償交換というのは現実的ではないかもしれませんが、あまりに誤植の多い場合は使用に耐えません。(特に専門書・学術書の場合)
高価な専門書が誤植だらけだった時は、なぜ徹底的にチェックしてから出版しないのかと憤りを感じます。

皆さんは誤植についてどうお考えですか?
仕方ないものと諦めてますか?

A 回答 (4件)

コンピュータ関係の書籍に仕事で関わったりしたことがあります。


 特にコンピュータ関係の場合には顕著なのでしょうが、誤植は増えましたね。これは、作成するのにかかる時間が昔と比べて大幅に短縮されてきたからだろうと思います。
 コンピュータ関係の単行本ですと、500ページぐらいのものだとだいたい400字詰め原稿用紙で1000~1500枚ぐらいになるかと思います。これを書いて校正し出版するまでに、現在は3ヶ月ぐらいだと思います。昔は半年ぐらいかけていたように思います。
 早く出すようにするため、最近のコンピュータ関係の書籍では「校正」がなくなりました。いえ、ノーチェックということではなく、著者校正といって書いた本人が校正刷りを読み直してチェックするだけになっています。チェックの期間は、上記のような本でもだいたい1~2日程度だったりします。
 昔は、校正を専門にしているところに出して校正をしていました。ですので、誤字脱字はほとんど発見されました。が、短期間(せいぜい1~2回読み返す程度の時間)での著者校正では、それは無理でしょう。自分の書いた原稿の誤字脱字というのは、見つけるのがとても難しいものです。他人がチェックするから意味があるのですから。
 また、手間をかければコストも変わってきます。当然、それは本の価格にも反映されるでしょう。最近の出版不況では、昔のように「いいものを出せば高くても売れる」とはいかないのでしょう。

そういう事情で、誤字脱字がどっと増えていると思います。私もあまり多いのはイライラしますが、では「誤字脱字は多いが、最新の内容で手頃な値段の本」と「誤字脱字はないが、半年前の内容で若干値段も高い本」とどちらがよいか?といわれると、多少の誤字脱字は我慢しても最新のものが読みたいと思います。これは、特にコンピュータ関係だと当然でしょう。
 それ以外の、半年程度のタイムラグが気にならないジャンルで、買って何年も使うような本ならば、多少高くてもいいからしっかり時間をかけて校正して欲しいと思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
そういう背景があったのですね。
漢字間違い程度ならまだ良いのですが、文章が間違っていたりすると初学者は間違えて覚えかねませんよね。

私は学生でして、専門書だと4、5千円するものもざらにありますし、内容が正確な事がまず大事だと思うので、たとえ何百円か高くなっても限りなく誤植のないモノに仕上げて欲しいと思う次第です。

お礼日時:2005/11/23 13:38

 私は小学生当時から、地理に興味があり、その変化的(?)延長線と言う観点から、経済学部に進学後「国際経済」を専攻しました。



 私の場合、(四半世紀以上前の事とは言え)「かつては存在していたのに、国名が変ったり、分裂したり、企業でも合併したりetc」と目まぐるしく、急変する分野を対象とする学問なので、出版時点では誤植がなくても、その後、現実と乖離する時も起こり得るのです。

 ですから、(「絶無に越した事がない」のも自明ですが)そんなに「誤植」には煩くはありません。又、(懐の都合で、苦笑)文献の大半が古本なので、中には(前の読者により)手書きで直されている場合さえある位です。

 (誤植ではなく、質問者さんも認識されている様に)「落丁or乱丁は無料で交換」云々と明確に謳っている出版業界は商道徳的に最も優れている部類の一つだ、と私は信じて疑わぬ、立場ですけど如何でしょうか??

 例えば、「安全運行には万全の注意を払っている積りですが、脱線事故が起き、死者が場合でも、利用者の命は交換云々」とJR西日本が事前告知していなかった史実(2005-4/25)と比べれば(出版業界の)良心さは際立つ、と私個人は捉えているのですが・・・

 

 
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
その辺りは見解が分かれる処かもしれませんね。
#3さんのご意見は傾聴に値しますし一理あると存じます。

ただ、#4さんの言われるような、以前と比べてに出し急いだ結果として誤植が増えているようであれば、なかなか納得出来かねる次第です。

お礼日時:2005/11/23 13:42

人間は神さまではありませんから,「絶対間違いを犯さない


」というわけにはいかないでしょう。
誤植ゼロを目指して最善を尽くし,それでも防げなかった誤植は発売後にきちんとケアーをする,というのが妥当な線ではないでしょうか。
具体的には,出版社のウェブサイトに,その本の内容に関するページを設けて,誤植のリストを掲載するだけでなく,内容に関する著者からの補足とか,読者の意見交換の場にする,という例がよくみられます。
また,読者カードを出版社に送付すると,ニューズレターが送られてきて,その中に訂正表が載っているというケースもあります。

>なぜ徹底的にチェックしてから出版しないのか
徹底的にチェックしても,誤植がまぎれこんでいることがあります。
校正の時はなぜか気づかないことがあるのです。
不思議なもので。

ところで,私も職業柄,ずいぶんいろいろな分野の「高価な専門書」を読んできたつもりですが,「使用に堪えない」ほど「誤植だらけ」の専門書には,ついぞお目にかかったことがありません。
単に運が良かっただけなのでしょうか。
あるいは,自分が不勉強で気づかなかっただけかもしれません。
いずれにしても,「憤りを感じる」ほどの経験はないのですが,性格もあるかも知れません(どちらかというと,校正の練習をさせてくれてありがとう,という気持になります)。

今まで読んだ本の中で一番誤植が多かったものは,中学校の音楽の参考書(兼・問題集)で,150箇所ぐらいありました。
出版社に教えてあげようと思いながら,さぼっていたら,誰か別の人がチェックしてあげたらしく,3年後ぐらいに見た改訂版では30箇所ぐらいに減っていました。
でも,この本を買って勉強していた人たちはさぞかし戸惑っただろうなと思います。やっぱり早めに知らせた方が良かったかも,と思っています。

高価な専門書をお読みになって,誤植だらけだと分かるということは,それだけの知識・見識をお持ちなのですから,知らずに読んでいる一般読者を救うためにも,ぜひ出版社に知らせてあげてください。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
最近はウェブサイトで誤植が確認出来るので便利になりましたね。
確かにネットで誤植訂正情報は出ていますが、私の経験では十数行の文章全部削除→代わりに新たな文章を追記となっていたケースがありました。余白が狭くて訂正文を書ききれなかったです(笑)
誤字誤植の域を超えてました。
せめて定義や専門用語・学説のくだりなどについては慎重にチェックして欲しいと存じます。

お礼日時:2005/11/23 14:10

ひどい場合は出版社にクレームをつけてます。

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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
どの程度なら受忍出来るか、それが問題なのかもしれませんね。

お礼日時:2005/11/23 13:44

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