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電機関係の仕事をしております。
絶縁耐圧試験の前にいつもメガー測定を1分間行うのですが、この1分と言うのは何か根拠があるのでしょうか?
(電器設備技術基準など)

よろしくお願いします

A 回答 (2件)

最近この手の仕事をしていないのですが、これまでの経験から書いてみます。



絶縁抵抗試験には規定された測定時間というのは存在しなかったと記憶しています。

ただし現実として私が属していた部署では社内規定にて1分計測や2分計測というのがありました。
これはコンデンサに直流電圧を印可した場合、印可直後は充電電流と呼ばれる突入電流が流れ、徐々にコンデンサに電荷が蓄えられてくると電流は指数関数的に減少し、ある時間が過ぎると一定の電流になります。この状態でこそ正しい漏れ電流として測定できるわけです。
ようするに漏れ電流を正確に計測できるようになるまで待つという意味で1分計測や2分計測が存在しているということです。
コンデンサメーカーにはそういった基準が存在していると思いますし、試験の基準値として記載されていることもあるようです。

ちなみに絶縁抵抗値は技術基準で決められていますが、内容は下記リンクを参照してください。
http://www.jeea.or.jp/course/contents/02105/

ついでに、絶縁抵抗の測定電圧ですが、昔は低圧回路は500Vメガーで計測、高圧回路は1000Vメガーで計測という使い分けでしたが、現在は家庭用機器はもちろん産業用機器にも電子回路が多用されており耐電圧性能が低下していますので、100V回路は125Vメガーで計測、200V回路は250Vメガーで計測、400V回路は500Vメガーで計測というのが一般的になっていると思います。
サージ吸収用のバリスタが付いている電源回路に500Vメガーを当ててしまうとバリスタが導通状態になり0MΩを指し示して正常な測定ができないとかありますからね。ちなみに昔は一時的にバリスタを外して500Vメガーを使っていました。
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この回答へのお礼

やはり公的な基準には規定されていないようですね。
次は社内規定を調べてみることにします。
ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2010/04/28 17:51

恐らく絶縁破壊の多くの実験と経験的な結果から決められたと考えられます。



絶縁物は高電圧に対して少しの漏れ電流で徐々に絶縁破壊されて絶縁破壊に至ります。
通常の使用電圧に対して充分高い電圧を掛けた状態で長時間耐圧テストを行うことになるのですが、なるべく短時間でテストを行いたいと言う現場の状況を考慮して研究した結果、安全基準が定められています。
この基準に従わないで有資格者が耐圧試験を完了したとすれば事故が起きた場合、損害賠償を命じられたり資格を取り消される恐れがあります。
http://www.nc-net.or.jp/mori_log/detail.php?id=1 …
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この回答へのお礼

私の説明不足で申し訳無いのですが、求めている答えは『電器設備技術基準の~条にあるように…』というような、お客様からの質問に答えられるような具体的な解答を求めていました…

お礼日時:2010/04/28 14:33

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