電子書籍の厳選無料作品が豊富!

石田波郷の俳句に
「噴水のしぶけり四方に風の町」
というのがあるのですが、
学校でこの「けり」は切れ字だと教えられました。
ところが塾の先生は「『しぶく』+助動詞『り』なので
切れ字ではない」と言っています。
どちらが正しいのか、文法に詳しい方、ぜひ教えてください。

A 回答 (2件)

塾の先生は文法的には正しいのですが、切れ字の解釈に問題があります。

13の言葉が切れ字だとか18の言葉が切れ字だとかいうのは、古典俳諧の一部の説であって、「や」「かな」「けり」など一部の人によって決められた言葉だけが切れ字かというと、そうではありません。
http://www.an.wakwak.com/~tikuho/koza/hikkoza.html
http://www.an.wakwak.com/~tikuho/koza/hikkoza.ht …第4回・資料
芭蕉は、「切れ字に用る時は、四十八字皆切れ字也」(『去来抄』)といっています。どんな言葉でも切れ字になる可能性があるのだ、ということです。『日本国語大辞典』の解説の後半には、「……終助詞や活用語の終止形、命令形などが主であるが、今日では詠嘆の意で文法的に切れる場合をすべて称している。」とあります。現代人の波郷が「しぶけり」と言っているのですから、切れていないということはないでしょう。そうすれば「り」も切れ字なのです。学校の先生は「『り』は切れ字です」と言えばよかったのです。

参考URL:http://www.an.wakwak.com/~tikuho/koza/hikkoza.html
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。結局どちらとも解釈できるということですね。

お礼日時:2003/07/03 02:02

塾の先生の仰有っているほうが正しいです。

    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2003/07/03 01:57

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!