
北海道では「我が家のご先祖様は屯田兵」というのは一目置かれる、というのは本当?
TBSラジオの番組で帯広出身の人気アナウンサ安住紳一郎氏がこういっていました。
「北海道では”我が家のご先祖様は屯田兵として北海道へ渡ってきた”というと、ちょっとしたエリート、由緒ある家柄として一目置かれます。
なぜなら屯田兵は
”北海道開拓と北方国土の防衛をまかされた元・士族(サムライ)の人たち”
だからです。
ほかの北海道移民者は”人に言えない事情があって内地に住めなくなった人”とか”多額の借金があった”とか”農家の末の子供で親から田畑や財産をもらえなかった人”など、さまざまなことを背負っていて、
”北海道で人生を再スタートさせよう”という人の割合が多いのです。」
安住氏がそういうのだからそうなのでしょうが、実際のところ、「ご先祖さまは屯田兵」というお宅はい平成の現代でも大きな家に住んでいたり、土地の名士だったり、町内の顔役だったり、大きな企業や道庁、市役所、町役場の要職についていたりするのでしょうか?
北海道にお住まいの方、よろしくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
北海道でも最初に屯田兵が入植したと言われる札幌の琴似育ちのオヤジです。
「由緒ある家柄として一目置かれる」ことは無いと思いますねぇ。
先祖が屯田兵だったから「土地の名士だったり、町内の顔役だったり、大きな企業や道庁、市役所、町役場の要職についていた」ってことも無いですねぇ。
昭和40年代にはまだ屯田兵時代からの家屋に住んでいた方々が、近所にも結構いましたよ。
家屋は木造下見板張りの平屋建の一軒家で、お世辞にも立派な家屋と言える代物ではありませんでした。
屯田兵自体がそんなに裕福な暮らしをしていたわけではないはずですから・・・
私個人的には、貧しい時代の北海道を知っていますので、それよりもかなり貧しく、冬が厳しく道も畑も田んぼも電気も何も無い入植当時の北海道の過酷さは、想像を絶するものだったろうと思いますし、そんな所に入植・開拓してくれた屯田兵の方々を尊敬しています。
安住アナも屯田兵に関して、きっと私と同じ感情を持っているのかなぁと思いました。
ご回答ありがとうございます。
>私個人的には、貧しい時代の北海道を知っていますので、それよりもかなり貧しく、冬が厳しく道も畑も田んぼも電気も何も無い入植当時の北海道の過酷さは、想像を絶するものだったろうと思いますし、そんな所に入植・開拓してくれた屯田兵の方々を尊敬しています。
>安住アナも屯田兵に関して、きっと私と同じ感情を持っているのかなぁと思いました。
おっしゃるとおり、「一目置かれる」「由緒ある」というのは「貧困に耐えて、現代に続く礎を築いてくれたことに対する尊敬の念」という意味であり、「嫉妬を含めた畏敬の念」とは違うのかもしれませんね。
No.6
- 回答日時:
最初の質問とは離れますが、屯田兵が住んでいた。
または、開拓移民者が入植したと判る地名について。私の町(道東)付近ですと、全て市町村名ではなく、その下の地域名(町名)で残っていて、土佐、岐阜、栃木、秋田、福島などがあります。それぞれの県から団体で入植して来た事に由来して付けられものです。これは屯田兵もいましたが、その後、民間の開拓会社が人員を募集し入植した際、命名された方が多いみたいです。ちなみに私の住む所は屯田兵、民間人の入植者も含め高知県人が多く、高知市と姉妹都市にもなっているのですが、坂本龍馬の姉(千鶴)の子である坂本直寛(後に龍馬の兄権平の養子になったので苗字が坂本になった)が開拓団の会社を作り、人を募集して連れてきたみたいです。自らも北海道へ渡り一生を北海道で終えています。
あと配置された屯田兵の大隊長などの苗字がそのまま地名になっている街もありますし、その他、屯田兵が住んでいた所に"兵村"という名が残っています。街の南側だったから南兵村、北側だったから北兵村という具合で、今でも「○○市△△町北兵村」などという住所です。あと「○○市屯田」とか「屯田○○町」など、屯田と名の付くところも多いですね。
No.4
- 回答日時:
自分も屯田兵の子孫ですが本州在住だったりしますし、仰せのような
状況は全くありません。
開拓した場所がたまたま札幌の近くだったので持ってた畑が高く売れた、
というケースなどありますけれど、みんなが大きな家に住んでいる訳では
ないですよ。
確かに元士族を主体とする構想で始まりましたが、明治になって
武士の仕事がなくなり、役所での職も少なく、やむなく北海道で
再スタートを、というケースは多かったそうです。
困窮した士族の救済と北方警備のニーズが一致して始まった
志願兵制度だという説もあります。
また、後半は平民が多かったそうですし、そういう方の子孫も含んだ
状態での屯田兵の子孫ですから、もう子孫がどうの士族がこうのと
云っていられる状況にはないと思われます。
十勝は屯田兵ではなく民間の移民団が開拓した場所なので、
そこのリーダーの子孫は今でも名士なのかも知れません。
人名が地名の由来になっているところもありますので。
安住アナのコメントの意図はちょっと不明ですね。
ご回答ありがとうございます。
まあ、明治時代から100年も経過していますから、みんなMIXしてますよね。
>人名が地名の由来になっているところもありますので。
たとえばどこでしょうか?
>安住アナのコメントの意図はちょっと不明ですね。
先祖が屯田兵=エリート、は安住アナのご近所だけの話なのか、あるいは安住アナ本人だけの意識なのかもしれませんね。

No.3
- 回答日時:
その昔、札幌がまだ札幌村と言われていた、創成川沿いに10戸ほどしかなかった頃、道南の江差から寿都の海岸が白くなるほどの鰊の大群が押し寄せいていたと言います、そこには札幌村に無かった置屋などが有り人口も多かったと聞き>す。
明治か大正時代「長男には家督を継がせないで、長女に婿養子をとる」と言うのはなからずあったようです、「身内は家を滅ぼす他人は財産を増やす」とのことらしいです、自分の先祖(7代前は)も長男でその部類です、新潟の刈羽原発の辺りで農家をやっていたようです。北前船で鰊を追っかけて北海道へ来たといってました。
昭和40年頃までは、顔で公務員になったりしてた人は居ましたが、その後は試験制度が確立されて100パーセントとはいえませんが無いと思います。
その人たちが団塊の世代だ。
道内の各地に「屯田や県」の地名の着いている所がありますよ。
ご回答ありがとうございます。
>昭和40年頃までは、顔で公務員になったりしてた人は居ましたが、その後は試験制度が確立されて100パーセントとはいえませんが無いと思います。
まあ、名家の出身だからといってそれが理由で公務員になれるわけではないですね。これは私が質問の書き方を間違えました。私の住んでいるところは農家の長男や古くから伝わる家の長男が公務員になるケースが多く、前者は「長男である自分が家、土地、農地、両親を守るために、転勤のない堅い職業を選んだ結果」というケースが多く、後者の場合は「家が金持ちで子供のころから教育費を掛けてもらい、近所の目があるので堅い職業を選んだ結果」というケースが多い、ということです。
これと似たような何かの理由付けで、屯田兵出身の家には
「我が家のご先祖様は屯田兵なのだから人様に恥ずかしくない職業(=公務員)を選ばねばならない」
という共通意識があるのかな? と思って質問しました。
>道内の各地に「屯田や県」の地名の着いている所がありますよ。
関東近辺の東松山市とか東久留米市とか東京の浜松町みたいなものですかね。
No.2
- 回答日時:
正直なところ、一目置かれるようなことはありません。
ただ、安住アナの出身地である帯広は、開拓地のなかでも
とくに入植が大変な地域でしたから、もしかしたらそういう
文化があるのかもしれません。
※なにしろ北海道は広大ですから、地域ごとの
文化の違いはけっこう大きいです。
北海道は3代続けて住んでいる人が少ないこともあり、
本家とか分家、家柄といった概念が希薄です。そのため、
由緒ある家柄を有難がる感覚も、多くの人は持ち合わせ
ていません。土地の名士ってのもあまり聞かないですね。
ちなみに北海道には富山県や石川県出身の先祖を持つ人が
けっこういて、北陸銀行が北海道を地盤にしているほどです。
石川県が地元の森元首相はよく、北海道に遊説に来ていました。
これら北陸から北海道に来た人に屯田兵は少なく、むしろ
離農者が中心です。その子孫が根付いているということは、
「北海道で人生を再スタート」させた人たちが成功者となって
いることの証明ではないでしょうか。
> 道庁、市役所、町役場の要職についていたりするのでしょうか?
町役場レベルだとわかりませんが、道庁や市役所なら
家柄なんて関係ないですよ。むしろ学歴とか職歴のほうが
よっぽど重要です。そういう意味で健全な競争社会です。
もちろん、主要な中小企業の社長なんかは顔役ですし、
知人には上場企業の経営者もいますが、彼らのおじいさんが
何者だったかなんて、興味を持ったこともありません。
ただ、「先祖は屯田兵」というのは、道外で自己紹介する
時のネタにはなります。だから、屯田兵の子孫は、自分の
先祖が屯田兵だということは、それなりに意識しています。
ご回答ありがとうございます。
>正直なところ、一目置かれるようなことはありません。
ただ、安住アナの出身地である帯広は、開拓地のなかでも
とくに入植が大変な地域でしたから、もしかしたらそういう
文化があるのかもしれません。
安住アナは帯広の出身ですが、北海道に渡ったご先祖は最初は旭川近辺で開拓をしたそうです。
>北海道は3代続けて住んでいる人が少ないこともあり、
本家とか分家、家柄といった概念が希薄です。そのため、
由緒ある家柄を有難がる感覚も、多くの人は持ち合わせ
ていません。土地の名士ってのもあまり聞かないですね。
たしかにそうかも。ちなみに私のすんでいる市は城址公園がある県庁所在地です。お城の近辺には家臣が住んでいたかつての武家屋敷街があります。そこの町内は今でも土塀つき、庭付き(池あり)、平屋建ての家の割合が多く、現代でも県知事公邸、県警本部長公邸を設置しています。(地価もちょっと高い)
「あそこの町内の住民のご先祖は殿様の家臣」というのは市内の人の共通認識です。もちろん、どんどん人が入れ替わっているから必ずしもそこの町内の住民が全員サムライ出身ではないことはわかっていますが、子供ですら「君ん家、いい所に住んでるね」などと子供同士の差別ネタにするほどです。
北海道には殿様も家臣もいないので、みんなが同一スタートラインから始まったんでしょうね。
No.1
- 回答日時:
私の父方の曽祖父が屯田兵だったらしいというのは
聞いたことがありますが、特に大きい家でもないし
(分家だからかもしれませんが…)土地の名士
でもありませんでしたよ。
小学校の授業で屯田兵の事を習ったときに、担任が
「ご先祖が屯田兵として入植したと聞いたことがある人」
とクラス全員に聞いたところ、何人か手を挙げていたので
潜在的には(屯田兵の子孫だが、親から何も聞いていない等)
を含めるとけっこうな人数になるような気がします。
屯田兵の子孫だから、特別に一目置かれるということは
無いと思います。
ご回答ありがとうございます。
ご先祖は屯田兵というお宅がエリート、由緒ある家柄というのは
安住アナのご近所だけだったのかも知れませんね。
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