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「日本語の発音は、世界の言語の中でも、類を見ないくらい単純」
というようなことが、英語の発音教材等にはしょっちゅう書かれています。

これには賛成ですか?反対ですか?
また、そのように考える理由も教えて下さい。

言語学的・科学的根拠があれば大歓迎ですが、全く根拠が無い単なるイメージももちろん大歓迎です。

A 回答 (13件中1~10件)

そのように立言する人が 世界の言語のうちどの程度調べたのかを お聞きしたいところです。



何をもって単純かそうでないかを判断するのかわかりません。

一例を挙げれば 一つの文字「ん」が 後に続く文字の発音によって 「m」「n」「ng」に発音される なんかは かなり 単純でない証拠だと思います。
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この回答へのお礼

みなさん、色々意見ありがとうございます。

賛成-5
反対-6
保留?-1(No12の方?)

という感じでしょうか?

私自身の意見としては、「反対」です。よって、反対派が予想外に多くて嬉しいですw。
根拠は、


●1、まず現在の言語学では、「全ての言語は皆平等に難しい。発音に関しても同じ。(その言語話者の文明の発達とかに関係なく。)」と考えるのが常識となっています。日本語の発音が、その例外に入る、という話を音声学・音韻論の専門の人から聞いたことがないからです。


●2、よく、日本語の母音の数が理由としてあがります。しかし、まず「音素」の数というのは、物理的な音ではなく、人間の「心の音(mental element)」なので、解釈の仕方で音素の数なんていくらでも変わります。
又、英語の発音の本だと、日本語は5個、英語は26個とか挙げてたりして、「日本語の発音は単純」と言いますが、ちょっと待って下さい!!!

2つの物の長さを測るなら、どちらもメートル法で量る、などと単位を合わせなくてはいけません。片方をメートル、片方をヤードでは正確に比べられません。

例えばこの日本語5個、英語26だかのは、日本語の母音は1モーラのものだけ、英語のは1,2,3モーラのものまで含めてるわけです。そりゃ多くなるのはあたりまえです。

ちなみに、「音素の数は、できるだけ少なくする」というのが、各言語の音素の定義を決める原則の1つです。


●3、発音は当然音素の数だけではありません。音素の組み合わせ、音素の長短、アクセント、等等色々あるわけです。音素の数だけ見て、「単純」「複雑」というのは、野球選手を、例えば盗塁の数だけを見て評価するのと同じことでしょう。

母音を見ても、日本語は長短の区別があり、どの母音が隣り合わせになることもできます。英語は母音の長短の区別もなく、隣り合わせのパターン等もかなり制限があるので、「単純」と噂される日本語の母音が、「複雑」と噂される英語の母音より本当に単純なのかは、非常に疑問という所です。


ってなかんじです。w

いえ、賛成派の方も、意見ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/10 15:01

反対です


人間にとって非常に不自然な発音を要求されます
一例
ぎゅうにゅう
英語では ミュウク と聞こえます
中国語では ニュウナイ と聞こえます
日本の子供の発音は ニュウニュウ です
これらは自然な発音で単純だと思います
ギュウは発音しにくいです
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“類を見ないほど”かどうかは知りませんが


何かの本で読んだら納得してしまうかもしれません。
なので一応賛成になると思います。
私がダジャレを好きなのもそういう要因はあるでしょうし。

でも「ダーリンは外国人」にありましたが
ひらがなで書いたら同じでも単語によっては違う発音になるものがあるみたいですね。
だから文字通り50音しかないかというと疑問です。
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ANo.10です。

ご丁寧に恐れ入ります。
素人が「ついでに」などと書きすぎた所為で追加のご質問を頂き汗顔の至りです。
以下、できる範囲で記述します。不適切な点はご笑止ご放念下さい。

・実験方法
「発音体感は、意識と所作と情景を結ぶものだ。辞書的な意味によって発音体感の意味を語ろうとすると、美しい関係性モデルはでき上がらない。なぜなら、意味は記号であり、慣習的に使われているうちに、ことばが生み出されたときの意識や情景とは乖離してしまうからである」が著者の原点です。
初めに「語感の正体は、口腔内物理効果の体感である」との理論を立て、検証をオノマトペで行ったそうです。
日本語には約2400のオノマトペがあり、日本人は日常会話にこのオノマトペをよく使い、このオノマトペこそ語感そのもの。約2400のオノマトペと分析結果が矛盾しないかどうか検証した。これは一種のアンケート調査で、日本人が何世代にもわたって使ってきたオノマトペは、人々に支持されてきたわけです。フィーリングに合わないオノマトペは使われなくて廃れてしまいます。
と言うことですが、私はデータは未見です。
黒川氏はこの語感分析手法をビジネスに生かしているので、真面目・やっかみと雑音も多いようです。論文が入手できれば見てみたいと思うものです。

・母音発音の長さ
古典ラテン語は5母音に夫々長短、計10ヶだったそうですから、
派生したロマンス諸語は母音発声に影響が残ったのでしょうか。
そういえば、日本語は1音1音節ですが、ゲルマン諸語話者が日本語の
音節に弱いのに、フランス語話者は割合この音節区切りが分かるそうですね。
他のロマンス諸語話者はどうなのでしょう。

・中国語
1漢字1音節語ですし、発音表記にも音の長短は示しません。
発話全体の韻律で文末の母音がはっきり出ることはありますが、
母音の音引きのような現象は無いように思います。
間を調整する意味では、1字では間が持たないし通じにくい
ので2字単語が多いのが現実です。
発声総和の中での母音の発音時間比率はどうなのでしょうか。
複母音が多いので記号上の母音字数比率は上がるかも知れませんが、
何れにせよ1音節の中で消化するので、音長の点では1音節です。

・関西弁
母音ははっきり丁寧に、子音は弱く軽く発音する傾向が強い
関西弁は、母音に手抜きをしない?重複と言うか?音引きと言うか?
 手→てぇ、蚊→かぁ、アクセントも後ろに置くのも多く母音が際立つ言語です。
関東式の母音が遠慮しいしぃの発音とアクセントでは、不慣れはともかく感性的に落ち着かないという知人もいます。関東はマック→関西はマクドなども典型例かも。
 干支の一巡りほど関西に居ましたが、情緒的というのか、感性先行の感じを受けました。母音で暮らすと右脳が働く?

・秋の夜の虫の鳴声
日本人は【xい~x】の【い~】を聴いていると考えます。
この母音に身体反応して愛でる次第です。
擬音「Ri~n」、頭にRを充てた理由は.....。

・母音が情緒に与える効果
開放する:aあ 尖る:iい 内向する:uう 
おもねる:eえ 包み込む:oお       のようです。
各種言語の発祥で、母音単音の効用・用法に言及した著書がありました。
共通する部分が指摘されていました。残念ながら書名を思い出せません。
聞きかじりを思い出しましたが、インドのヴェーダには、
言語として意味を持たない音の綴り(かたまり)があるようです。
音の人の情感への影響を利用して精神安定、病からの回復力を
目指す、呪文の類だそうです。真言も同種の狙いがあるようですが。

・子音の威嚇効果
仰るとおり子音は母音に比して周波数が高い。
振幅は発生の大小なので省き、周波数のみ。
母音:400HZ前後~1500HZ前後
子音:s,tは400HZ前後~6000HZ程度に亘り山が現れる、
         但し5000HZ近辺に必ず山がある
   h,m,n,p,rはピークは数百HZ前後
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この回答へのお礼

お久しぶりです。
色々ありがとうございます。

オノマトペに関しては、例えば猫の鳴き声は他の言語にもnかmが入ってるとか、他の言語話者も同じことを考えてたりするようですね。その論文は非常に興味あります。

母音が情緒に与える効果も、ちょこっと英語の文献で読んだことがあります。小さい意味を表すものには狭母音を使い、大きいものをあらわすのに広母音を使う傾向があるとか。


英語話者しか知りませんが、英語話者が日本語の拍の概念の習得に苦労するのは報告されてますね。もちろん練習して習得することも可能なようですが。

お礼日時:2010/08/10 14:33

「日本語の発音は、世界の言語の中でも、類を見ないくらい単純」と言う人が、


「だから日本人が英語を習得するのは困難だ」と言うならばそうかも知れないと思います。
  ⇒発音に限ってはそうかも知れません。
「発音の種類が少ない言語は単純な言語だ/易しい」と言うならばそれは賛成しかねます。
  ⇒その人は、言語は発音だけと考えているのだろうか。
「発音の種類が多い英語母語の人は、日本語を学ぶのは簡単だ」と言うならば賛成しかねます。
  ⇒言語の特性は音の数ではないからです。

ついでに、ご参考です。
■そもそも【発音】の観点で日本語はどのような言語なのか。
『日本語はなぜ美しいのか』黒川伊保子氏から要点を引用します。
 注:著者は理学部物理を専攻し言語研究にITを適用し、
   科学と情緒の面から言語を扱う研究者兼経営者です。
---「日本語の特異性」より引用---
日本語は、母音を主体に音声認識をする、世界でも珍しい言語である。
現在、日本語と同じように、母音を主体に音声認識をする言語として確認されているのは、ポリネシア語族のみ、~中略~、欧米各国やアジア各国の言語においては、すべて、子音を主体に音声認識をしている。しかも、これらのことばの使い手の脳では、母音は、ことばの音として認識されておらず、右脳のノイズ処理領域で「聞き流して」いるのだ。
話者の音声を、母音で聴く人類と、子音で聴く人類とがいる。
「言語を聴く、脳の方式」という視点でいえば、世界は、大きく、この二つに分類される。この方式の違いが、人々の意識の世界にどんな大きな違いを作り出すかについては、~中略~、「日本語が、圧倒的少数派の方式の言語である」ということである。
----------------------
・ヘブライ語の記述は子音のみ母音を表す表記は殆どない(そうです)。
・秋の夜の虫の鳴声が欧米人にはノイズに聞こえるというのも同根でしょう。

■同書から幾つか紹介します。
・母音が情緒に与える効果を科学的研究の結果として述べています。
・発音体感は、ことばの本質である。「ことばには、正しさとか、美しさと言うべきものがある。それは、口の中の模倣と、ことばの指し示すところの事象が一致していることである」という意味のことをソクラテスが言っている。・・・音韻が人の感性に与える影響を言っています。
・9000年前チベット高原で生まれたインド・ヨーロッパ祖語の音韻が西に流れて(伝播して)その間に音韻や語彙の混入や変化があった。・・・英国は言語の最果ての地。
・日本語は、最初のひとしずくの源流ともいえる音韻の時代から、おそらく一貫して同じ風土で培われてきたものだということ。その音韻の単位に、他民族を通過することによって生じる、大本の意味を無視した音韻変化がほとんどない言語である。その場所で生まれ、その場所で育まれる・・・どう考えても、最も自然な成り立ち方をした言語である。
・ことばは、口腔周辺の筋肉の使い方が違う民族を経由したとき、その民族にとって発音しにくい音が消えて、別の音に転じてしまう。このように、「腑に落ちない音韻」が一定数存在する言語では、音韻と意識と所作、情景の数学的モデルを作るのは困難。・・・西洋言語学はソクラテス以来音素と発音体感を研究してきたが、全く成果を得ていない。なぜならば、英語はその音韻の最初を知らない言語だから。・・・音に関してはいまや素性が不明なのです。

■*母音語は相手との融和効果
 *子音語は相手の威嚇効果  だそうです。
■そもそも発音が複雑で綴りも発音と一致しないような言語(英語が典型)・・・繁雑。
 発音の種類も少なく聴いたまま書ける(かなで転写)・・・容易。
 言語の優劣は文化・文明と一蓮托生ですから別の議論です。
注:言語は音素の数だけではなく、個別言語の持つ音節や拍や声調などの特性を習得しないと正しい発語になりません。従って、音の種類の多い母語の人が、音の種類の少ない日本語を必ずしもうまく話せない訳です。音の種類の多い中国語と英語間でも同様です。
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この回答へのお礼

興味深い話をありがとうございます。

ところで、黒川伊保子氏の話でいくつか質問があります。

> これらのことばの使い手の脳では、母音は、ことばの音として認識されておらず、右脳のノイズ処理領域で「聞き流して」いるのだ。

これは、どのような実験方法で、被験者は誰か、というようなことが書かれてあったら、よかったら教えていただけたらと思います。実験方法で結果は変わりますからね。
(自分でこの本を調べろと言われるかもしれませんが(笑))


> 日本語は、母音を主体に音声認識をする、世界でも珍しい言語である。

確かにポリネシア語系は、1センテンス中の母音の発音時間の割合が大きいと言いますね。逆に英語やオランダ語等のゲルマン語は、子音の発音時間の割合が長いと言われますね。
ヨーロッパの言語でも、スペイン語やイタリア語等ラテン系の言語は逆に母音の発音時間が長めです。

では、中国語なんかはどうでしょう?ある研究によれば、中国語の方が日本語より母音の発音時間の割合が大きいそうですが。

共通語と関西弁でも違いますよね。共通語は母音の無声化や、促音、撥音が多く閉音節的な特徴がよく現れるので、関西弁より母音の発音時間の割合が小さいです。関西弁話者の方がより母音中心で認識するんでしょうかね?


> ・秋の夜の虫の鳴声が欧米人にはノイズに聞こえるというのも同根でしょう。

ここですが、私の理解では、言語音=音韻的にカテゴリー化できる 非言語音=音韻的にカテゴリー化できない です。文脈からすると、ノイズ=非言語音 のようですが、日本人も虫の声は音韻として捕らえないので、非言語音、すなわちノイズでは?

※「リーン」等の擬声語は、「言語音」を使って似たような音を作ってるだけで、虫の声そのものではありませんからね。

又、文脈からすると、虫の声=母音→子音で聴く人類にはノイズ と見えますが、虫の声を母音と筆者が解釈する理由は何なのでしょう??
日本語の擬声語でも、例えば「リーン」には/r/、「ガチャガチャ」には/g/ /c/ と言ったように子音を入れていることから、日本人の耳にも虫の声=母音 という認識ではなさそうですが??

とは言うものの、

> ・母音が情緒に与える効果を科学的研究の結果として述べています。

これは面白いですよね。例えば、世界中の言語で、「大きい」というような意味を表すのに、広母音([a]等)、「小さい」というような意味を表すのに狭母音([i]等)を使う傾向があるようですね。


> *母音語は相手との融和効果
> *子音語は相手の威嚇効果

勘ですが、これは周波数の高さと関係ありませんかね?
例えば[s]は、周波数が高いので、鋭く聞こえる→威嚇効果。子音でも流音や鼻音は周波数が低く、威嚇性が低いとか??

お礼日時:2010/05/31 03:41

日本語は母音も子音も他の言語と比べて数が少ないように思います。


しかも、一部の例外を除いて子音が2音以上連続しません。ですから音の組み合わせの数も減ります。
なので、「日本語の発音は単純」と言えると思います。

なお、関西弁を例にとって「日本語の発音はそう単純なものではない」と回答している方がいらっしゃいましたが、この質問では方言を例に出すのは卑怯かと思います。外国語と比較する場合の日本語はとりあえずは標準語だけを考えるべきでしょう。
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反対です。


綴りと発音の対応法則が単純かどうかという点で言えば、日本語、ドイツ語、スペイン語などは単純であり、フランス語、英語などは複雑なほうです。
しかし、多くの日本語ペラペラの外国人が「まるで日本人のように」発音できるかといえば、とてもイエスとはいえません。それほど日本語の発音は、欧米語のネイティブからみれば難しいといえます。日本人がイタリア語を話すほうが、ずっとホンモノに近いと感じます。
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ポルトガル語の通訳です。


日本語と西洋の言語を比べると次の二つの点を指摘できます。
1.日本語の発音は驚くほど単純である。発音に関しては日本語は文明国の言語とは思えず、南洋の土人の言葉と大差ありません。ラテン系の言語もアイウエオしかありませんが、子音が日本語より多いのです。しかも大きな違いはラテン系の言語には子音だけの音声があることです。日本語はそれがないです。ですからTreeなども日本語ではツリーと言うしかありません。そして異常にAの音声が多い。だから外国人が日本語の真似をするとカタカタカタと言います。

2.それでは日本語は西洋の言語より劣った言語でしょうか? いいえ、とんでもありません。日本語は語彙が豊富です。敬語があります。一本、一冊、一杯、一膳などと数を数えるだけでもたいへんです。心から始まる言葉だけでも信じられないほどたくさんあります。辞書を引いてみてください。気も同様です。気配り、気働き、気ごころ等など。
加えて短歌、俳句、川柳などの文化。素晴らしい言語です。たとえばGone with the windという小説を日本語では風とともに去りぬと訳しています。どう考えても日本語のほうが素敵です。語彙が豊富だからです。Youだって日本語では幾つ言い方があるでしょうか。発音で西洋の言語に軍配が上がりますが、内容律では日本語に軍配が上がります。
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文字表記が「あいうえお・・・ん」しかないのに,発音がそれ以上あるという意味では,わかりにくい言語だろうと思います。

音を連ねるリエゾンもあります(フランス語だけじゃない)。また,地域によってアクセントが異なるとか,句読点をどこにうつかの正書法がないも同然というのも,学習しにくい点です。

以上は,ほかの言語と比べてどうだという意味ではなく,留学生の日本語を聞きながら考えることです。
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賛成です。



アメリカ人は叔母さんとお祖母さんの発音が区別できない人が多いですが、ドイツ人だと区別できます。
箸と橋と端の声調の区別も中国人には簡単みたいです。

一方、われわれ日本人が外国語の発音を学ぼうとすると、まず唇や喉を使う摩擦音や振動音が難しいす。
それは、日本語が比較的簡単な子音と母音の組み合わせのシラブルから構成されているからと思います。

日本語の中で発音が難しいものがあることを簡単に示すことができますが、それはどの言語にでもあることであり、日本語の発音が特段難しいことの説明にはなりません。

したがって、日本語は極めて難解であるが発音は比較的単純な言語と言ってよいと思います。
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