天使と悪魔選手権

有機無農薬栽培の農業などでは、虫も沢山来ると思いますが、そのたびに虫を殺しているのでしょうか?(益虫は別として)
虫を殺すのは可哀想だ、なんて言ってたら農業は無理ですか?

A 回答 (2件)

無理ではないですよ。


というか「壁には突き当たる」はずですが、その壁は超えなきゃいけないものだし、越えられるでしょうね…やる気があるならば。

虫どころじゃないですからね。
ニワトリだって、卵を産まなくなったら通常はシメる(食用にする)でしょうし。
いちいちお墓作って、なんて言っていられなくなるでしょうし。

それと「益虫」と仰いますが、これの範囲はすごく微妙なんです。
例えば「クモ」などは、一見害虫ですけど、彼らがいなくなったらとたんに他の虫が増えるでしょう。
もう絶対に存在はいらない、という虫など、存在しませんよ。
そういう意味では害虫なんて無いってこと。

自然農法の先駆者であり、大変な世界的思想家でもあった「福岡正信」さんは
「人間こそが害である」ということを仰られていました。
そも「農業」というものが、人間の考え出した「知恵」に基づいているものですから、そこからは「害虫・益虫」という概念が出てくるのは仕方が無いことかも知れません。
あくまでも現在の農業は「人間の方をいつも向いているものだ」ということなんです。
…そういった意味から言えば「虫は殺したくない」というのは正しい選択なのかも知れないですね。
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この回答へのお礼

自然のバランスは精妙ですね。不可能ではないというご意見には勇気付けられました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/04 21:47

 こんにちは。



 有機無農薬栽培は収穫量を確保するのが難しいのですが、安全性が高く見直されています。

水田にアイガモを放して雑草や害虫を食べてもらうことで役立っています。

 広い水田や畑を有機無農薬栽培を行っている農家は、農薬を使っている農家よりも頻繁に水田や畑を見て回っては、虫が付いたり、雑草があればむしったりしており、かなり手間が掛かり、大規模農業はできず、耕作面積は少なくなっています。

 そうした農法で行っている人の中には、多品種少量生産で、一つの米や野菜が、害虫や病気で収穫量が落ちたりしても、他の米や野菜の生育で補っているような工夫をしています。

 そして、天候にも絶えず気を付け、更には様々な専門書を精読して研究を行い、形が悪くても味が良く、安全な米や野菜を作っていて、口コミで全国各地から直接米や野菜を買いに来るような農家もあります。

 虫を殺すのが可哀想というのは気持ちは分かりますが、農業を行っていくのでは難しいですね。でも、工夫次第で、農薬を使わず、益虫やアイガモ、野鳥、それ以外にも虫をできるだけ防ぐような良い農法が出てくると思います。

 イナゴなどは食料にもなりますし、他の虫でも食用になる可能性もあります。

 考え方によっては、虫が野菜や稲を食べているのは、それだけ美味しい米や野菜である証拠でもあるといえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2010/07/04 21:45

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