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夏用の寝袋の購入で悩んでおります。ダウンor化繊?素材、重量は?

普段は春先や秋口に行動することが多く3シーズン用の寝袋を使い回しているため今後純粋な夏用の寝袋の購入を考えております。そこで先輩方に質問ですがズバリおすすめのブランドや商品を教えてください。私はテント泊縦走スタイルが基本です。

判断材料・懸案材料は以下のとおり
(1)標高2000から3000メーターに対応
(2)温度域は0度~10度前後
(3)軽さならダウン、濡れを気にしないなら化繊。どちらがベスト?
(4)ダウンでも結露や湿気に対応した生地ならいいのですが。。。
(5)もちろん軽量さは優先。夏山の場合どれくらいが軽量といえるのか?
(6)価格なら国産ブランド?品質はやはり海外ブランドなのか?
(7)より信頼できる購入先は?有名大型ショップ?親身な個人店?海外通販~ヤフオクまで?
(8)予算は2~5万ほど。もちろんコストパフォーマンスは大切
(9)一流ブランドを安く買うコツは?


幅広く色々な情報を求めております。

A 回答 (18件中1~10件)

0度~10度なら冬用の寝袋が必要ですよ



安く買うコツはモンベルのアウトレットですね、その他アウトレットに行けば他の用品店でも安く買えたりします
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この回答へのお礼

早速のご返答ありがとうございます。すみません個人差があるのかも知れませんし少し温度域を幅広くしたせいかも知れません、5度~10度くらいが質問としては妥当だったのかもしれませんね。私の感覚では春秋用の寝袋が-10度から零℃前後、冬用は-15度以下くらいの感覚なのです。
またモンベル製品も好きで厳冬期用のSSULダウンハガー#0を所有していますが重量が1.3キロもあり少し重くかさばります。夏用なら#5あたりなのでしょうが、ダウン量150~200グラム前後が夏用としては妥当なのでしょうか?モンベルはダウン量を明記していないのが残念です。ちなみにモンベル製品はいつもヤフオクで定価の4割引きくらいで購入します。先日もモデルチェンジしたスパイラルダウンハガーの#0を3万円程で購入しました(知人の分)。またダウンの質で考えるとやはりモンベルは少し不安です。同じ国産物でもナンガ製品は寝袋以外のダウン製品を所有しており信頼できるのですがいかがなものでしょうか?アウトレットは交通費がかかるのでよほど大量購入しない限り安さが相殺される気がして気後れします。近くにあれば問題ないのですがままなりません。USのモンベル物もeBAYなどでチェックするのですが…

お礼日時:2010/07/20 04:05

詳しい方の様なので、冗長分は周りで読まれている方々への説明と思って下さい。


単独行の場合、値段<重量(収納サイズ)が優先します。

それと貴方のカラダのサイズ(身長/体重/胴周り)と、寝袋の形の希望(マミー/封筒型/その他)なども聞きたい。
(本当は、テントも絡んでくるのだけど、それはまぁ置いといて。)

私の場合、荷物の重さを食料/水を除いた状態で5000グラム以内を目指してパッキングしています。(実際には5800グラムでかなりオーバーしてますが。)
寝袋に使用出来るのは(カバーなど一式で)1000グラム以内。基本は(この重さだと)ダウン(羽毛)しか選べない。
コットンだと同じ性能で2000グラム、化繊(ホローファイバー)で1400グラムかかります。
グースダウン(羽毛)なら3シーズン(-5℃から)で本体800~850グラム、夏用(快適6℃からメーカの使用可能限度2℃から)で本体530グラム~620グラム。目安です。ダックダウンやらフェザーとの割合やらで、100グラム単位で変わってきます。
後、ダウンは容量も小さく出来ます。良く「収納サイズはダブルバインディングで最小に絞り込んだサイズ」と書いてありますが、要は「空気を抜いて圧縮出来ます」と言う意味です。だいたい3リットルくらいが目安。(当然バックの容量も制限=目標があります。理想は全部で12リットル)

値段は2~3万円くらい?
今のはイスカですが、他のメーカに比べてちょっと高い気がします。
安く買う方法?教えて下さい。使い方にもよりますが、3年保たない気がします。

個人的な話しになりますが、「森林限界を超えない」「雪の有る山には登らない」の家族との約束(制約)を持っています。2000メートル以上の山だと、同じ気温でも一つ上の性能の寝袋を薦めた方が良いかな?
あと非常に気になる商品に、「DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ヒューマノイドスリーピングバック DS-02 」とか着て動ける寝袋が有るのですが、どう思います?
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この回答へのお礼

いえいえ何をおっしゃいますやら(笑)。希望通りの発展的なご返答を頂き嬉しく思います。実は私もhiritodo 001さんと同じ方向性でパッキングしており、消費物抜きでやはり5キロ前後を目指しています。おおよそですが2.3泊のテント縦走で夏場は3.5キロ、春秋で4.5キロ、残雪期で5.5キロが目標です。冬山はやりません。気温に応じて防寒着が増えたり寝袋のスペックが上下したりするだけでその他の基本装備はあまり変わりありません。というよりもう削るものがないのが現状です。ゆえに大物であるテント・寝袋・バックパックの軽量化が課題ですが、今回は寝袋にフォーカスした次第です。

私の体型は身長175、体重70、胴回りはスリムなほうと自覚?しています。寝袋の軽量化を考えると寒い時期はダウンジャケットやダウンパンツを着て寝るので寝袋は逆にワンランク温度域を上げています。その代わり着て寝ることが前提ですので身幅の緩いものが理想です。でも夏場は防寒着の必要もなくまたマミー型のように寝袋にすっぽり包まれる必要性も感じていないのでジッパーを開いて上掛けしたり出来るなど構造上の汎用性も求めています。フードも夏は要らないですよね?また雨の多い夏場はダウンより化繊がいいかな?と思いつつも重量のバランスでやはりダウンか?と悩んでおります。

寝袋のパッキングの際はあえて圧縮せずにふんわり入れるようにしています。そのほうがザックの荷姿がきれいになること、また圧縮袋の重量も減らせるのがメリットです。収納にかかる時間も節約でき寒い時期はダウンがすぐに暖かくなるのも利点かと思い実践しております。他のダウン衣類も同様。テントなども収納袋は使っていません。ザックの容量は50リットル前後です。残雪期は70リットルほどですがダウン製品がふんわり入っているので見た目の巨大さのわりに軽くなるように心がけます。またダウンは圧縮すると羽毛が痛むとききますので家での保管時も吊り下げて保管しています。

で、本題の夏用の寝袋なのですが、現在使っている春秋のダウンの寝袋が-6度対応で重量600グラム(ダウン量260gで850FP)ですので当然それ以下の重量が希望です。化繊ならば同等くらい。欲を言えば500グラム以下がいいのですが…。温度帯はあまり欲張らずに10度前後が目安でしょうか?森林限界付近なら問題なし?私もあまり高い山には登りません。

実は国産ではナンガの商品が気になっているのですがいかがでしょう?フード無しのタイプがHPではラインナップされていますが…。化繊のタイプでジッパーが開いてフードがなくて軽量なものないかな~と悩みます。またアメリカのメーカーに多く見受けられるキルト?タイプの寝袋にも関心があるのですがなかなか情報もなく海外通販も怖くて出来ないのでしり込みしております。

私は物持ちが良いので道具は長く使いたいのですがそうすると安物は買えません。10年以上は少なくても使えるもの、壊れても修理できるものがいいです。激しく消耗する道具は別ですが…

着て動ける寝袋ですか?写真ではたまに見たことはありますが現物は触ったこともありません。ただしダウンウェアは休憩時や行動時にも頻繁に出し入れして温度調節に使いますので上下繋がった姿の寝袋だと就寝時にしか使えないため軽量化には役立たないかも知れません。ちょうど今某ブランドのダウンスーツに惹かれておりこれなら寝袋いらないジャンと心揺れておりますが、ダウンスーツを着るような極地に行くわけではないので妄想どまりです。でもそういったギミックのある商品は楽しいですよね。

以上アドバイス及び突っ込みお待ちしております。しばしお付き合いいただけると幸い…

お礼日時:2010/07/20 10:36

標高2000から3000を中綿量260gのシュラフでスリーシーズンに対応しておられるとのことですので、かなり寒さにには強い体質の方のようですね。

(はっきりいえば信じがたいのですが。)
でしたら夏山限定の軽量化に割り切られるのでしたら、マイクロダウンの上下(400g前後)にシュラフカバー(450g)前後の組み合わせでも十分なのではないでしょうか。これをやっている方はけっこういるのではないでしょうか。
気にされているナンガの製品(スウェルバッグ150だと思いますが)は380gですのでこれにシュラフカバーの組み合わせでも重量的にも保温性にも大差ないと思います。
 夏山限定なら換気に気を付ければそれほど結露も無いでしょうから、シュラフを濡らしたしまうような状況では、小屋に逃げ込むか、ゴアの上下を着こんでテント内ビバークを決め込むと覚悟すれば、ナンガのスウェルバッグ150の単体使用でシュラフカバーを省略して450g程度を軽量化することも選択肢として有りだと思います。(もっとも私はそこまで軽量化してはおりませんが)
 尚、私も型番は違いますがナンガのシュラフを使用して下りますが、ナンガシュラフの品質に関して満足しております。
 お住まいがどこかは知りませんが、東京近郊の方でしたら、お茶の水のグリーンライフあたりですとナンガの製品は20パーセントオフ位が店頭実勢価格かと思います。

この回答への補足

化繊素材の寝袋で500グラム以下の商品の情報を求めています。夏の使用で掛け布団のようなスタイルでの使用がイメージです、寝袋でなくてもかまいません。

補足日時:2010/07/20 17:14
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。そうですか、やはりナンガ製品は信頼できるのですね!良かった。実はいつも単独行であまり他の人と装備の比較をしたことがないので「寒さに強いかどうか」は実感がございません。てっきり普通だとも思っておりました。このセットでたまには寒い思いもしますがおおむね快適です。もちろん春秋は単体使用ではなくダウンの衣類との併用ですが…。でも同じ気温と装備でも-10で寒いときもあればー12度でも暖かいときもあります。これは?です。
夏山は防寒着はあまり持ちたくはなく、持っても8月なら200グラムのダウンベストかメリノウールのフード付きベースレイヤーくらいです。9月で標高が高ければ300グラム程度のダウンジャケットは携行するかも知れません。10月に入ったら秋用の装備にシフトします。ゆえに夏用は梅雨明けの7月8月9月前半に特化してもいいと考えています。本州関東周辺での話です。もちろんはじめていく山域や天気の妖しい日は保険はかけますが。大体こんな感じです。ひとりなのでヤバイと感じたらすぐに逃げ帰ります。
軽量防寒着+シェラフカバーの組み合わせは良く拝見しますが、夏場にあまり窮屈な思いはしたくありません。モンベルのブリーズドライテックのシェラフカバーなどは確かに軽量ですがジッパーがなく完全に袋に入った状態になるのが難点です。でも以前一度雨でダウンシェラフを濡らしてしまい寒さに凍えた経験がありますのでシェラフカバーかビビーサックは購入しても良いかなとは考えております。その場合でもやはり200グラム前後の商品を希望します。400グラム台ですとシェラフと同等になってしまいますのでそれならむしろ撥水素材のシェルを使ったシェラフを選択したほうがいいような気がします。ナンガのNANO-TEX素材など適切だと思いますがmmclimb様のお使いのナンガ製品はいかがですか?ちなみにゴアテックス素材はあまり信用しておりません。高価すぎ重量も重いですし不完全な透湿性だと思われ代用品がない限りは採用していないのが現状です。
御茶ノ水のショップですね!20パーセントオフはナンガの会員割引制度よりもお得ですね。ナンガのhpで訳あり品のセール情報を最近チェックしていますのでスウェルバックが出ることを祈っております。詳しい情報ありがとうございました。逆に皆様の夏場の就寝装備も教えてください。参考にしたいです。
後はやはり化繊の軽量シェラフの情報ですね…

お礼日時:2010/07/20 13:11

私は北海道ですが、7月~8月で、特に寒気が入っていない状況で、軽量化が重要な要素になる山行の場合はシュラフカバー1枚です。

これで1500m以上の稜線でもテント泊です。たまに寒いこともありますが雨具を着たりしてしのぎます。
9月は夏用のコンパクトシュラフ(化繊・ペラペラ・狭い)とシュラフカバー
雪の上でテントを張る時以外、冬用(羽毛)は使いません。
ちなみに、私は仲間内ではもっとも寒がりの一人ですが。

夏山ならシュラフは化繊が良いと私は思っています。それにゴアのシュラフカバー。
これで1日や2日、気温5°前後の朝に耐えられない、と思うなら、軽量化を放棄して3シーズンを持てばいいと思います。

私はブランドなどというものには意味がないと思っています。どうせほとんどのものは東南アジアあたりで製造されているものです。実際にショップで現物を見て、納得できるものを買えば良いと思います。写真やカタログデータだけで買うのはどうでもいいものだけです。
有名メーカーのものだから信頼の置けるものだ、などというのは迷信です。
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この回答へのお礼

おお!ついに北海道の方がお出ましになられましたね!
実は私、学生時代に3月ごろ札幌に旅行に行ったのですがその際にダウンジャケットを着て歩いていると現地の方に「もう春だぜ」と失笑されたことがあり、北海道の方の寒さの感覚の違いにはトラウマがあります。まあそれは笑い話ですが、「仲間内でも寒がりなほう」とのことがやはりといった感じですね。雪の上で寝る以外は羽毛は使わないとはすごい…。でも北海道なら10月くらいの雪のない山域でも寒波が来れば-10度くらいにはなると思いますがそんな時はどうするのでしょうか?興味しんしんです。

私の場合夏山で寒い思いをしたことはナイのですが失敗談として10月中旬の甲信越地方の2000メータークラスを縦走時に台風明けで冷え込み夜間朝方零℃を夏山装備で一晩非難小屋で明かすことがございました。想定温度を5度くらいとしていたため、当時使っていた夏用の化繊シェラフ(10度対応)とシェラフカバー+軽量ダウンジャケット&パンツで過ごしましたが寒くて眠れませんでした。その後10月以降は零℃以下に対応したダウンシェラフを必ず持つようにはしております。それに比べれば夏場はおっしゃるとおりですので正直軽ければ何でも有りです。

シェラフカバーは自作のものを使っております。ゴアテックスのシェラフカバーは買うと高価ですので防水透湿素材の軽量なものを生地で探して自分で袋状に縫いジッパーもつけています。重量は250グラムほどです。見てくれは死体袋みたいであまりよくはありませんが気に入って使っています。小物を入れるバック等も自作します。他にもテントや衣類、手袋なども自作したいのですが裁縫技術が追いつきません。おっしゃるとおり過度なブランド志向は疑問ですが自分の手で作りだせないものはプロに任せたほうが効率的です。せっかく働いて得たお金を雑誌や大手ショップの過度な広告戦略により浪費したくありませんのでなるべく賢く買い物をし、長く大切に使いたいと思います。同じメーカーでも製造行程を公開し自社工場で作業しているようなメーカーなら信頼するようにしています。日本国内にはいいメーカーたくさんありますよ。逆に信頼できそうにないのは大手資本傘下の海外ブランドではないでしょうか?内外価格差など日本のアウトドア業界の価格設定は異常です。大体海外で買う1.5倍くらいの値段ですよね?大手チェーンのアウトドアショップ等にいくとまるで追いはぎです。すこし脱線しました(汗)

それにしても大雪山系や知床連山にもいってみたいです…

お礼日時:2010/07/20 14:28

 登山歴30年です。

学生時代は山岳部でしたので、夏の沢登りから厳冬期の北アでの岩壁登攀までひととおりやりました。多い年は年間200日くらい山に入っていました。

 ご質問のシュラフですが、夏山専用というのならシュラフカバーだけでも行けてしまうのですが、長期だとやはり疲れが溜まります。モンベルだと#5あたりで良いのではないでしょうか。

・中部山岳地帯の夏だと、気温は0℃までは下がりません。どんなに下がっても5℃前後です。夏山専用でしたら#5でもお釣りが来るくらいで、冷える日は着込むことを前提にすれば#7でもいいくらいでしょう。

 これは質問者さんが暑がりか寒がりかにもよるのですが・・・春山や秋山に#0をお使いなのでしたら、寒がりなのかもしれませんね。#0は本来は厳冬期の3000m級でも使用可能なスペックですから。

・化繊かダウンか、ですが、普通に考えれば文句なしにダウンでしょう。
 化繊が有利な点は「濡れに強い」ことのみなのですが、今時のテントは少々荒れたくらいではまったく浸水しませんので、きちんと設営する限りシュラフカバーの必要性も感じません。
 積雪期だとどうしても結露するのでシュラフカバーは必須ですが、夏山ではよほどいい加減なメーカー製のテントを使っていたり、いい加減な設営をしているのでない限り、シュラフカバーは必要ありません。

 むしろ上にも書いたとおり、シュラフカバーのみでシュラフを持たない、という選択肢ならありですが。

・重量はモンベルのULスーパースパイラルダウンハガー#5で460gです。まあこの程度で十分軽量といえるのでは。
 シュラフカバーのみにしても、3レイヤーのまともなシュラフカバーは300-400gほどしますから、快適性を大幅に低下させる割には重量は稼げません。
 沢登りや岩登りでg単位で重量を削りたい(でもハーケンを減らしてでも酒は持っていきたい・・)ような場合以外は、素直にシュラフを使った方がトータルで良いと思います。

 学生時代に厳冬期の滝谷登攀の時は夏山用のペラペラの化繊シュラフで行きました。
 11月に富士山頂でビバーク訓練をするときは、そもそもシュラフ使用禁止でしたし。
 まあ多少無茶しても死にはしませんが、自ら苦行を求めることもないでしょう。あまり凝ったことを考えず、素直に装備を構成するのがトータルではベストだと思いますよ。

・ブランドですが、モンベルはとても良いですよ。価格性能比だと他メーカーの出る幕はない、と思っています。
 逆に工場なんてどこでも構わないです。品質はメーカーがコントロールしているわけですから。

 ダウン製品で重要なのはダウンの重量ではありません。最終的に保温性能を左右するのは「どれだけロフトを稼げているか」です。そのためにはダウンの品質(FP)も重要なパラメーターではあります。同じダウン重量でもFPが高い製品はロフトが出る→保温性能が高いですから。
 でも、最終的には製品としてのパッケージで全てが決まるので、カタログスペックだけではなかなか判りませんよね。早い話、800FPのダウンを、650FPを使用した製品と全く同じ型紙を使って「中身のダウンだけを高品質化」しても、800FPのロフトは出ないので理屈では650FP製品と同じ保温性になってしまいます。

 モンベルのダウン製品は、シュラフに限らず「ロフトを出す」ことを非常に意識した設計になっているので、軽快な割に保温性が高く、いくつか持っていますがどれも気に入っています。シェルに使う生地も恐ろしく軽量なものを自社開発してますし。


 余談ですが、シュラフカバーの自作品は難しい・・と思いますよ。
 使用時間が長いので透湿性は最大限の性能が要求されるので、事実上ゴアテックスか同等以上の素材でないと使用に耐えないでしょう。縫い目のシーム処理をしっかりしないと浸水しますし。
 また、シュラフとの相対サイズが非常に重要になります。カバーが大きすぎるとシュラフ内部のデッドエアが逃げるので保温性は大幅に低下しますし、小さすぎてもシュラフのロフトを潰すのでやはり保温性は大幅に低下します。
 まあ厳冬期の3000m級とかでなければ命に関わるほどでもないとは思いますが、そんなに高いものでもありませんから、シュラフカバーくらいは素直に購入されるのが良いと思います。
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この回答へのお礼

これはこれは大先輩のご登場ですね!経験に裏打ちされた貴重なアドバイスに感謝です。私は山歴3年目のヒヨッコでございます。どうぞよろしくお願いします。

モンベル製品大絶賛ですね。やはり安心感がありますよね。私もSSULダウンハガー#0は所有してはおりますが冬山をやらないため困ったことにオーバースペックでもてあましております。もったいないので冬場の普段使いの掛け布団としてベットの上で使ってます。たまにBCスキーなどで1泊だけするときになどぜいたく品として担いだりもしております。

4月以降の活動期には3シーズン用のものを使っております。横のボックスがぐるりと一列に繋がった連結バッフル方式のため260gの少量のダウンでも寒いときはダウンをすべて体の上面に移動させ暖かくすごせます。860FPのロフトが最大限生きるようにボックスの高さもふくらみに対して余裕のある構造です。

皆様おすすめの夏のシェラフカバー単体使いですがやはりご指摘のとうりゆっくり休める気がせずに躊躇してしまいます。男の独り寝のためせめて何かにふっくら包まれたいとの欲求でしょうか?

私はいわゆる登山はあまり好みではないため、森林限界付近の森の中で眠りまた谷を超え稜線上を歩くのが好きです。普段はいつでもどこでもツエルトをメインで使います。残雪期はBCスキーがメインです。また森林限界より下ならば夏場は迷わずタープを選択いたします。よって雨の吹き込みなどもございますので夏場は化繊か?と少し偏った考えなのかも知れません。ダウンでもシェルに撥水性があればもちろんOKです。化繊のメリットはもちろん濡れに強い点ですが最大のデメリットである重さを払拭できれば可能性の広がる素材ではないかと邪険にも出来ません。

ご指摘のとおり自作のシェラフカバーでは心もとないため戦闘力の高いものを物色しておりますが前出のとおりゴアテックスに満足していないため他の素材のものに狙いを定めております。またシェラフカバーを使うことに躊躇している原因にシェラフとカバーの間の結露がございます。結露のせいでシェラフが濡れるなら使いたくないのが本音です。1泊ならいいのですが3泊以上の縦走時に天気が悪く乾燥できないと日ごとダウンのロフトがつぶれ痛い目にもたまにあいます。

おそらく考えれば考えるほど迷うのでしょうが、またそれも楽しいのであちこちに議論を吹っかけている次第でございます。私は経験が浅い分、逆に新しい発想や技術には偏見なく関心を持てますので自分の知らない情報にも飢えております。

また最終的には快適性は死守したいので軽さの為に何かを犠牲にするのはイヤですが同時に無駄なものは持ちたくありません。特に寝具に関してはなるべく合理的に考えて組み合わせたいです。だからシェラフカバーだけで眠るということは今後もしないつもりです。やはり答えは500g以下の化繊シェラフか?情報求む!

お礼日時:2010/07/20 20:51

 No.5のJagar39です。


 テントではなくツェルトやタープをメインで使用されているのなら、ダウンは使いづらいかもしれません。荒天時は濡れるのが前提になりますから。
 私も沢登りの時はタープが多かったですが、その時はシュラフは使いませんでしたね。シュラフカバーだけで済ませていました。シュラフカバーさえ使わず、焚き火の横にそのまま横になって寝るようなことも多々ありましたが。

 ツェルトやタープの使用がメインなら、化繊といえどもシュラフは使いづらいでしょう。化繊でも濡れれば不快ですし重くなりますから、翌日の行動に差し支えます。シュラフカバーの単体使用をメインに考えるべきかもしれません。

 シュラフのシェルに撥水性生地を使ったもの、ということですが、モンベル製品はどれも撥水処理が施されています。モンベルの撥水処理は他社のと比較してもかなり強力(長期間の使用や選択の後でも性能劣化が少ない)です。
 でも、結露で少し濡れる、という程度ならともかく、「濡れ」に対しては撥水処理など無力ですよ。

 極地用のシュラフなどではゴアテックス社のドライロフト等をシェルに使用した製品は存在しますが、夏用シュラフにはそのようなものはありません。生地が重いので軽量性を大きくスポイルするからでしょう。

 シュラフカバーの結露は、間違いなくシュラフカバーの透湿性能に問題があるからです。
 現状、防水透湿性素材としてゴアテックス以上のものは存在しないのですが、モンベルのブリーズドライテックなど、同等の素材はいくつかあります。

 モンベルのブリーズドライテック・サイドジップスリーピングバッグカバーあたりが単体使用も考慮に入れるのなら、価格も考えるとベストではないでしょうか。

http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?produc …

 ただ、夏場の単体使用オンリーなのか秋冬のシュラフとの併用なのかは、きちんと考えて購入する必要があります。このモデルにはノーマルとワイドの2モデルがあるのですが(ロングもありますが)、組み合わせるシュラフが秋冬用のものでしたらワイドにしないと、ロフトが潰れて保温性を阻害するからです。

 このモデル、サイドジップも付いていて使いやすいのですが、400gほどするので夏用シュラフとたいして変わりません・・・
 ま、逆に言えば500g以下の化繊シュラフなど存在する余地がない、ということでもありますが。

 200g台、あるいは200gを切るような超軽量シュラフカバーは2レイヤー地なので、単体使用には向きません。単体使用すると製品寿命が著しく短くなります。

 化繊シュラフならスパイラルバロウバッグ#7で700gです。

http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?produc …

 このあたりが限界じゃないでしょうか。生地だけでも200gくらいはするでしょうから、500g以下の化繊シュラフなんて「綿」が入る余地がないですもん。#7でも少し着込めば夏の3000mで十分使用に耐えるとは思いますが。

 今は1.2kgほどの軽量テントもありますから、長い山行だとトータルで考えればテント+軽量ダウンシュラフ、という組み合わせが普通にベストだとは思います。
 雨が降ろうが虫がうようよいようが平気で熟睡できる神経があればタープ1つあれば何も要りませんが。防水透湿生地のシュラフカバーがあれば極楽です。

 1.2kgのテントと400gのダウンシュラフの組み合わせで合計1.6kgです。
 タープとシュラフカバーの組み合わせでも、1kgの軽量化は辛いですよ。その1kgで手に入る快適性は比較するまでもないほどの大きな差です。
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この回答へのお礼

jagar39様、ご返答ありがとうございます。他の皆様も熱い書き込み嬉しいです。
さて、テント問題、シェラフカバー問題と少し主題がそれつつありますので原点に返って整理してみます。

(1)あくまで夏用の軽量シェラフを探しているので湿気に強い化繊か撥水性の高いシェルを使ったダウン
かどちらかでベストなものを探している。両者とも500g以下(5~10度対応)

(2)そもそも山行スタイルがピークハントや百名山登山ではないので稜線上や条件の悪い場所でのテント泊は必要ない。事前に幕営箇所は十分に練る。最悪非難小屋も利用。

(3)たとえ性能が良く汎用性のある商品でも過剰な装備や余計な重量は必要ない。

(4)装備のデメリットや弱点は自然環境と組み合わせることで解決することが旅の楽しみでもある。

(5)ビバーク装備は基本がツエルト、天気が良く地形が安全ならタープ(小雨はok)

(6)シェラフカバーは通年通して考えれば必要で購入も考えているが夏場は窮屈だから使わない。

これは個人的な考え方ですが、汎用性が高くどんな悪条件でも対応できる商品や山行スタイルがあったとします。実行する人間も経験豊富で登山スキルの高い方。安全マージンが高くもしものときでも確実に成果の出せるスタイル。たとえるなら一流大学をでて一流企業に勤め経験をつみ出世する…。常にトップを目指すには多くのスキルや高い能力が求められるでしょう。これは強者の戦い方です。

理想的ではありますが必ずしもすべての人がそんなスタイルを求めているわけではないでしょうし、また出来るわけではありません。私のように年齢的に出遅れている人もいるかも知れません(30代後半キャリア3年)。

だから私はまず自分に出来ないこと、したくないこと、自分の弱いところ、得意なところを見つめて、戦う場所と戦略を常に考えています。これは弱者の戦い方です。勝てるところで楽に戦う発想です。強者が縦に高く歩くところを私は横に長く歩きたい。強者が屈強で強い道具を駆使するところ私は軽く単純な道具で楽しみたい。

お金はなくても知恵を絞って情報を集め、単純で快適な山のスタイルを突き詰めたい。軽くて不便・不快ではなく軽くて便利・快適なスタイルを楽しみたい。商品を購入する際は常に自問自答します、「本当にこの商品が必要なのか?これでなくてはダメなのか?他のもので代用できないか?」と。


以上私の希望と私のスタイルを整理するとこんな感じです。

その上で再度検証します

(1)無駄なものは持ちたくない。
濡れても良い化繊シェラフ、水を弾く外皮のダウンシェラフがあればシェラフカバーは無駄(夏限定)。
500g以上の寝袋は却下、特に背面のダウンは体重でつぶれて無駄。ダウンが200g入っていても背面側はつぶれて意味を成さないので無駄。結局100g分しか暖かさに還元できていない。この問題を解決できる構造ならok。モンベル製品はこの問題をクリアできない。軽ければ良いと言う問題ではない。冬場はあまり関係ないと思っているが夏場はこの問題が大きな課題。

(2)重いものは持ちたくない
ツエルトは300g、タープは200g。1キロ以上のテントはソロでは持ちたくない。パートナーがいる場合は必要なので1キロ前後の二人用テントは将来的には購入希望。その場合でも山岳テントの必要はない。そこそこ風に強く、前室があればok。繰り返すが稜線には張らない。

(3)耐候性はそこそこでよい
樹林帯やくぼ地にビバークすれば雨風は防げる。地面を選べば水没や寒さからも守れる。体温を奪われるのは地面からなのでマットの性能や地面の状態がポイント。虫問題はツエルトサイズのモスキートネットで対応(150g)。食事は可能な限り幕営地ではしない。これは動物対策。

(4)高性能な生地は常にチェック
モンベルのブリーズドライテックは良いと思います。あとナンガが使うのNANOTEXも期待大です。ゴアテックスはよほど環境が劣悪なところにいくなら安心ですがそれ以外はオーバースペックで価格も高すぎです。私が所有するゴアテックス商品は雨のときに使う靴下だけです。


寝袋の背面問題をクリアできているのは海外メーカーだとNUNATAKとWMがある。NUNATAKはQUILT構造、WMは連結バッフル構造であるが、2社とも北米メーカーのため日本の夏に対応する温度帯の商品がない。あっても乾燥低温地帯なので湿気に強いという発想で商品を作らないだろう。おまけに高価で入手困難
ここはやはり日本のメーカーに頑張ってもらうしかない。ナンガさんお願いします。

以上今の時点でいえるのはこんな感じでしょうか?勝手な私論を展開しましたが自分の脳内を整理する意味でもまとめてみました。議論は尽きませんね…

お礼日時:2010/07/21 09:35

#2のhiritodo_001です。



私の体型は身長170、体重88、胴回りはトップウエストで110cmなので、寝袋は封筒型がメインになります。
(ショップさんで「おにいさんの体型に合うマミーが有るよ」と言われ、イスカの寝袋を購入しました。入れるんですね、これが。)

少し脱線します。実はツーリング時代から「コールマン コンパクトツーリングテント」を使っています。
重いのですが、雨の日に「料理出来る前室」は、すごくありがたい。
ただ、歳と共に3900グラム(本体とマット、ペグの合計)をなんとかしたいと考えています。

で、現在の第1候補として、スノーピーク(snow peak) ペンタイーズ SDI001を考えています。
本体1400グラム+グランドシート SDI-001-1が240グラム。
150センチのポールを専用の250グラムのにしようか、トレッキングポール(一脚兼用タイプなら150センチもある)で兼用させて、「ストックデビュー」も面白いかと。
(ライトタープポール150 TP160 が250グラム+ライトタープペンタシールド STP361で900グラム。)
本体+シート+ポールで2000グラム以下に抑えられる。(大雨時、ライトタープは緊急毛布とパラコードで代用)

テントの話しを先にしたのは、テントの性能(対水圧/雨に対する強さ)があれば、シェラフカバー無しで(寝袋のみで)使用出来ないか?の相談。(ターフ+シェラフカバー+寝袋とテント+寝袋のどっちをとるか?)
シェラフカバーの目的は、外部からの「濡れ」を防ぎ、保温性を上げること。
で、外部からの濡れが問題にならず、寝袋のみで充分な保温性が得られるなら、シェラフカバー無しでいけません?
シェラフカバーってけっこう重い(300~500グラム)ので、持っていてもパッキングしない場合も多いのだけど。
自作で250グラム?うーん性能が見当つかない。

雨の日ターフのみって、服を着るだけ着て、レインスーツ着て、緊急毛布巻いて、「さぁ来い」状態。
テントがあると、(ツーリングテントの場合)前室でお湯を沸かして(ラーメンでもホットカクテルでもOK)、ケータイで明日の天気調べながら計画を立て直す余裕が出来る。

やっぱりテントは欲しい。
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この回答へのお礼

hiritodo_001さんどうも。
ウエスト110ですか?僕も装備の軽量化より自身の軽量化とならないよう注意します。嘘ですごめんなさい。

テントのお話ですね。僕もテントは欲しいんです、とても。理想は700~800gくらいでトレッキングポールも使って建てられるタイプ。耐風性はそんなにいらないので簡単に設営できるタイプがいいですね。2・3分で。パートナーが出来れば買うつもりです。

ツーリングで使うなら重さは関係ないですね、うらやましい。マウンテンハードウェアというメーカーにバイクや自転車を前室に格納できるソロテントがありましたよ。確か。

やはりテントの快適性や安心感は格別だと思います。僕も数年前北海道を半年バックパッキングしていたことがありますが、そのときはフライつきのソロテントでした。自立式だと設営してからもそのままひょいと持ち上げて場所を移動できたのが良かったです。

でもスペース的には今使っているツエルトでもさほど変わらないのでストレスは少ないです。BCスキーの縦走時に主に活躍するのですが、雪上での設営はスキーやポール、枯れ枝など駆使するとあっという間にセットアップできるのでポールがない分テントより簡単です。

むしろタープは設営に時間がかかるのでトレーニングが必要です。指定の幕営地では無理というか邪魔でしょうけど。でも雨の日のタープはご想像以上に快適ですよ。樹林帯を選べば雨はしとしとポツポツですし。ダイナミックに自然を楽しめます。寒い時期でも慣れた山では使います。そんな時はシェラフカバーは必要ですが。

僕が自作したシェラフカバーは「タイベック」という建築用の素材を使っています。防水透湿素材で硬いものから柔らかいものまであるのですが。山では主にグランドシートとして皆さん使っているようですね。ただ僕のシェラフカバーは生地からの浸水はありませんがジッパー部分からは浸水したことがありました。そのときは寝袋&カバーのみで野宿していたので寝ている間に雨が降りずぶ濡れになりました。油断大敵です。山中ではなかったのでOKでしたが。以来防水性の高いシェラフカバーは欲しいと思っています。通常ツエルト内、タープ下で使う程度なら問題なしですよ。ただカバーと寝袋の間は結露します。

結露も氷点下の場合は水滴が凍るのであまり気にしませんが、零℃前後から5度くらいの時が一番激しく結露しますね。その場合はタオルで拭くしかありません。

お礼日時:2010/07/21 10:14

4♯北海道です。


夏にシュラフを使用されることには全く意義はありません。私がゴアのシュラフカバーを使うのは単に軽量化できるという一点からだけです。できればシュラフでぬくぬくしたいですものね。ただ二人Pで山中3泊、ロープ2本、金物、テント、ストーブに食料等持って各自のザックが15K未満というのはけっこう切り詰めて実現する重量なので、どこを削るのか、です。

私は夏山でシュラフのみ、というのは登山口か小屋泊の時しかしません。稜線で泊まる時はシュラフよりシュラフカバーを優先します。と言うのはシュラフは必ず濡れるものだと思っているからです。
稜線のテン場で砂地の平坦地などありませんし、むしろ踏み跡のちょっと広がったビバーク跡地に半ば強引に張るということの方が当たり前です。幾らがんばってもフライはテント本体に必ず触れますし、寝返りを打つ度にテントに体がくっついています。
真夏と言えど1500Mの稜線の朝は10~15度程度のことが多くハイ松や潅木は大抵朝露で濡れていますし、テント内壁は結露で必ずある程度濡れます。
雨の中、テントを張って、中で濡れた雨具を脱ぎ、靴もザックも表面だけにしろ濡れ、そのうちグランドシートにも水がたまり…それでもシュラフが濡れないなどとは想像できません。
ダウンの夏シュラフに頭を突っ込んで透かしてみると、ダウンが入っている所より何も無い部分の方が多く見えるのはご存知でしょう?縫製等で多少はカバーできますが、いくらダウンの質がよくても、所詮量が少ないのですからシュラフ全体に羽毛が行き渡るなどということはありません。それで運悪く濡れたとしたら、かなり寒い思いをすることになるでしょうね。

私はテントマットは使いませんがサーモアレストの2/3を必ず持ちます。
北海道でも沢屋さんはタープの愛用者は多いですが、私のグループはテントを持ちます。天候の悪化にも耐えられ、虫も防げますし、稜線・ピークでも泊まれますから。
ここを削れば一段と軽量化できるのですが、ここを削るとそれ以上に苦痛が多くなると思ってます。

ブランドにはあまりこだわりはないようですね。現在はほとんどのメーカーが生産を海外の工場に委託していますが、技術指導なども進み、衣類の縫製などでは技術的には国内とそう大差ないように見えます。どこのメーカーの物であっても縫製等には大して差が無いのが実情だと思います。
最近のザックは2室が当たり前で、生地やコードがゴテゴテついてとても使いづらいです。
カリマーだろうがミレーだろうが使い物になりません。モンベルもマムートもぺツルも首をひねるものがままあります。多くは機能的であろうとして失敗している、って感じです。

10月後半から11月は北海道ではもっとも登山に不適当な時期です。稜線で連泊するなどという場面が想定しづらい時期ですね。
11月上旬までは3シーズンのシュラフにカバーが多いです。これにフリースなり何なり着込んで寝ています。
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この回答へのお礼

esaomann様

うーん、ご意見を聞いているとやはり濡れ対策なのですね。そもそも沢やさんは全身濡れるのが必然ですものね。私は歩くだけですけど、そうすると化繊かな?でもシェラフカバー並みの防水性があればダウンでもokか?寒い時期ならカバー&寝袋はokなのですが…

確かに雨天行動中にずぶ濡れでテントに入ったらあらゆるものが濡れますね。だとすると僕のツエルトでもつらいです。そうなると設営が中から出来て背の高いワンポールシェルターが有利ですね。濡れたクツのまま入れる床無しで。

僕もマットは同じくサーマレストのリッジレストを使います。さらに状況に合わせて組み合わせて使えるように180センチのサイズを(1)100cm、(2)40cm、(3)40cmと3分割にカットしています。夏は(2)+(3)のみで背中から腰までとし足元はザックをしいています。(3)を縦にすれば計90cmカバーできます。それで160g

ブランドは意外とこだわりますよ。国内なら沢やさんにも人気のファイントラックがお気に入りです。愛用のツエルトはこちらの商品です。ザックは海外ブランドですが背面パットも天蓋もなくほとんどキスリングのようなものを使っています。夏用のものはメッシュのポケットもありますが冬用のはポケットすらありません。

10月11月は不適当なのですか?いつか小雪のちらつくころにでも稜線沿いを歩きたいなと思っているのですがやはり天候が崩れると厳しいのでしょうか?

お礼日時:2010/07/21 10:45

 Jagar39です。



 学生時代に使っていたダンロップのテントはフルフライ仕様ではなかったので出入り口側面は剥き出しでした。雨が降ると両端に寝ている人は必ずずぶ濡れになったものでした。底面の防水処理も今の基準では極めてプアだったので、激しい雨が降るとテントの中が池のようになったものです。

 現代のテントはフライシートやグラウンドシートの耐水圧も高く、きちんと張ればフライが本体に接触することもないので、半端な雨で中に浸水することはありません。
 私は現在、モンベルのステラリッジテントのシリーズを持っていますが(4型と最近まで2型を持っていました)、テントの外が川のような状況になってもテント内は何一つ濡れていない状態をキープしていました。去年、バケツをひっくり返したような豪雨の涸沢で小学生を含む家族連れで幕営しましたが、3泊してもシュラフは「少し湿ったかな」という程度でしたよ。

 そもそも如何なる状況であっても、フライと本体を接触させないように張るのは基本中の基本です。多少接触したからといって壊滅的状況になるわけではありませんが、暴風雨の中で張ったとしても側壁が少々濡れる程度です。テント内が水浸しになるような状況は、ステラリッジを使うようになってからは皆無です。
(山岳部時代のダンロップではしょっちゅうでしたが)

 また、側壁から多少浸水してもシュラフを濡らさないように寝ることは十分可能です。

 つまり、現代の山岳用テントを使用していて夏山でシュラフを濡らす、というのは純粋に生活技術の問題です。どうにもならない暴風雨もあるでしょうが、それはそんな状況下で幕営するハメになった判断能力を悔いるべきで、また別の問題です。(そんな状況でタープでビバークしていたらどういうことになるかは想像するまでもないでしょうし)

 繰り返しますが、現代の山岳用テントを使用していてきちんとした生活技術を持っていれば、シュラフを濡らしてしまうような事態にはまずよほどの悪条件でない限り、陥りません。

 テントについて補足すると、登山用のテントでは前室のサイズはあまり大きくない方が良いでしょう。
 ツーリング用テントのような巨大な前室が付いていると設営も面倒ですし、暴風雨の時は前室が風を孕んでとても危険です。
 また、私は3ポールのような「耐風性に優れた」という謳い文句のテントも好みません。あまりに耐風性が高いと、中に人が入ったままテントごと飛ばされることがあるからです。台風が直撃した北アの稜線で燃すテントが中に2人入ったまま谷に飛ばされたのを目撃したことがあります(救助にも行きました)。
 テントごと飛ばされるくらいならポールが折れた方がマシ、と思います。第一重いのも嫌ですし。

 なのでシンプルなクロスポールのドーム型テントがベストだと思います。
 どうせ煮炊きはテント内でやるんだし、前室に置くものも靴と金物くらいで、それも荒れればテント内に引き上げるわけですから、前室なんて最小限あれば良いです。むしろ前室が大きくなると投影面積が大きくなって耐風性が落ちるのが嫌です。

 沢登りの時にテントをほとんど使わなかったのは(今は沢中泊の沢なんてやらなくなって久しい)、テントで寝ると熟睡してしまうからでした。
 沢では夜間でも降雨に続く増水など、緊急に対処しなければならない事態が多発するのですが、テントだと大雨が降ってきても気づかずに寝続けてしまうのが怖くて。
 タープだと沢の音が少し変わっただけで目が覚めますから。
 それにタープだと逃げるのも早いですし。

 真夜中に鉄砲水に襲われた時もパーティー全員が大半の装備を持って逃げることができましたが、あれがテントだったら下手すれば全員流されてました。
 その時はスノーブリッジの崩壊によるものなのか、一滴の雨も降ってないのに突然鉄砲水が襲ってきたのですが、全員泥酔して寝ていたのですが沢の音が変わったので目が覚めたんですよ。目が覚めた数分後にはビバーク地は流れの中に水没してましたから、テントだったら全員が逃げる間はなかったでしょう。そもそも目が覚めなかったと思います。

 逆に言うと、タープは熟睡はできないんですよ。だから沢以外では積極的に使う気にはなれないです。
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この回答へのお礼

Jagar39様、連投ありがとうございます。

稜線での強風下のビバーク
水没の危険性のある沢でのビバーク

どちらも私の山行スタイルとは少しずれますので議論の対象外です。でもたまに稜線上・強風下という状況を避けられないケースもありますので少し考えて見ます。

まずはツエルトの耐風性を上げる

(1)風下側の出入り口面の三角形の側面(2辺)にA型にトレッキングポールを組む。側面の長さとトレッキングポールは同じ長さに合わせたものを選んである。構造上簡単に接続可能。これで剛性がかなり向上。
(2)風上側の出入り口は立ち上げずペグダウン、変則的な三角錐の形状になるようにする。三角錐は風に強いはず。
(3)私のツエルトにはサイドリフターがあるので左右に綱を張れば内部空間が広がる。壁の生地が寝袋に触れるのを避けられる(ゼロではない)
(4)足元はシェラフと壁が当然触れるのでザック内の防水に使っている50リットルの防水袋に寝袋ごと下半身を入れる。冬季ならザックが70リットルあるので同じように下半身はすっぽり収まる。夏用のザックには下半身は入らない。シェラフカバーがあればベスト。

以上が私に出来る強風悪天候時の対策ですが、限界があるので安心した睡眠は得がたいです。なのでまずはそのような状況に陥らないようにすること。ルート選択と幕営時間にどこを通過するかエスケープルートも含めて計画を練ることが最優先です。この場合、ルート選択は戦略であり、上記(1)~(3)は戦術となります。戦略なくして戦術なしです。

繰り返しになりますが山岳テントでなければいけないような場所には最初から行きません。私は残雪期も山に入りますがBCスキー以外の場合はいつもスニーカーです。ここでも登山靴やアイゼンが必要な場所には行きません。これからチャレンジする可能性はありますが。

最初のご返答でシェラフカバーのサイズと保温性について触れられていましたが、私はシェラフカバーにあまり保温性を求めてはいないので、身の回りの荷物を結露の濡れから守るため濡らしたくない荷物がカバーの中に放り込めるように現状のシェラフカバーもかなり幅の広いものです。使わないときはグランドシートも兼ねています。仮に新しいものを買うにしろ大き目のサイズにするでしょう。

タープは熟睡できないとのことですが、確かに音に敏感になり落ち着かないというデメリットもありますね。ここは慣れでしょうが、やはり野外でキャンプする目的には自然をダイナミックに感じるという大前提があるので私は可能な場合はツエルトもタープも設営しないでマットと寝袋だけで寝ています。たまに小動物に頭をつつかれたりもしますがこれこそ非日常的な楽しみ方だと思われます。

寝袋の話からだいぶずれますね…

お礼日時:2010/07/21 11:33

>10月11月は不適当なのですか?いつか小雪のちらつくころにでも稜線沿いを歩きたいなと思っているのですがやはり天候が崩れると厳しいのでしょうか?



う~ん、少しづつ本題から外れていっているような。

大雪や十勝、北日高、羊蹄なら9月末頃が初雪の時期でしょうか。大雪・十勝はそのまま冬に向かっていく感じですが、その他の山域だと本格的に冬に向かうのは少し遅れます。
10月前半ならまだいいのですが、後半ともなると場合によってはラッセルになります。
ニセコなど多雪地域を別にすれば平地での根雪の時期は12月に入ってからとなります。
で、11月というのはアプローチとなる林道には基本的に除雪が入りませんので、入れないことが多くなります。
稜線は雪ぴこそないものの、吹き溜まりのラッセルです(北海道では雪輪が使われることはあまりありません)スキーにはまだ積雪が少なく機能を発揮しません。
登攀という面ではそれなりに厳しい状況になりますが、冬季とは認められませんし、道内の山岳で登攀対象となる壁の多くは火山成ですから、浮石などもまだ十分コンクリートされていない状況です。
確かにこの時期の山にも美しさがあるのは事実でしょうが、登山適期かと問われればそうではないでしょうね。

北海道は広いですから、山域によって気温、降雪状況の差異が大きいことは承知しておいてください。

あと、登山道といっても人がすれ違えるような状況のものは大雪などごく一部です。大抵は一方が脇の薮に寄ってやり過ごすことになります。
テン場も10張以上張れるような広く快適な所は、山中ではほとんどありません。日高の稜線では先着者がいた場合、次のビバークポイントまで半薮漕ぎで30分、1時間と歩くこともめずらしくありません。
逆に、北アルプスのように岩稜で危険な鎖場というものはありません。

ちなみに北海道では沢の時期としては6月中旬~10月中頃ですが、7月前半までは雪渓が多すぎ、10月は石の表面が凍ることもあり、あまり登山者は多くありません。

まあ、初雪の頃、紅葉と雪の白さの対比が美しい時期に当たれば幸せな登山になるかもしれませんね。

ゴアを使ったシュラフは機能的かもしれませんが、軽量化の点では不利ですよね。
シュラフカバーはいざとなった時、単体で防水布(袋)代わりにもなるので、重量の点で多少不利になることはあっても、私はシュラフとは別ものとして考えています。
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この回答へのお礼

ESAOMANN様

確かにどんどん本題からずれますね(笑)。シェラフの話はどこへやら…。でも脱線するのもまた楽しい。色々なお話が聞けて得した気分です。これぞ教えてgooの醍醐味でしょうか?

北海道。舐めてました。なるほど雪の時期はアプローチが大変なのですね。でも「北アルプスのように岩稜で危険な鎖場」がないなら少し嬉しいです。実は高いところが苦手です。


>初雪の頃、紅葉と雪の白さの対比が美しい時期に当たれば幸せな登山

まさにそんなイメージでおりました。確率の低いお話なのですね。私は比較的山の裾野に暮らしているので「山はいつでもいけるもの」と考えております。それゆえ条件の良いときしか山に行きません。天気が悪ければすぐに下山します。冬のスキーも同じです。雪の中スキーはしません。だからかも知れませんが、重装備で山に行く人やオーバースペックなウェアでスキーをする人を少し冷めた目で見る傾向があります。いまだに雪道もノーマルタイヤですし。

でも山にしろスキーにしろ例えば都会で暮らすサラリーマンで休みが限定されると。せっかく取った休みに予定を入れたら多少の雨雪は押して行動するのもしょうがないものなのかとも思います。良く遭難事故の際などに「何でこんな日に山に入ったんだ?」と議論されますが時間の制約や人間関係の流れに逆らえないケースも多いのかも知れません。

だからこそホームグランド以外の遠征の場合は安全マージンや悪天候への対応が大事なのだと思います。よくよく経験をつんで情報をたよりにいつか北の大地に向かいたいと思います。ローカル情報どうもありがとうございました。

※寝袋情報あったらまた教えてください。

お礼日時:2010/07/21 21:47

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