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 着物のコーディネートのお好きな方、お助けください。
 若いころに作って箪笥の肥やしになっていた着物を、20年もたった今頃(ここから年を推察してくださいませ)になってから、着たい!と思い着付けの練習中です。
 ご相談したいのは添付画像の小紋(紬かと思われます。ざらざらした手触りです。)のコーディネートです。ご覧になって、これは少し若向けすぎるのでは?と思われるかもしれません。しかし、色柄が気に入って購入したものなので、ぜひ着たいのです。いろんな方に着物と帯の組み合わせなど聞いているうちに、着物の合わせ方も洋服と同様に、派手目が好きな方やシックにまとめる方、好みの幅がずいぶん広いのだということが実感されたので、一度は手放そうかと考えましたが、あらたまった席などでなければ好きなものを着てもよいのではないか?と思い直しました。多くの方のご意見を伺えば、自分なりのこれでいいと思えるコーディネートもできるのではないかと思い立ち、思い切ってこちらで質問することにいたしました。
 添付画像では、黒地に扇のお太鼓柄の九寸名古屋帯をあわせています。帯の色に沈んでわかりにくいですが、えんじ色の帯揚げが帯の上に乗っています。その上の帯締めは丸組で苔色?かしら、くすんだような緑色です。
 取り立てて急ぎませんので、こんな帯(+帯締め・帯揚げなど)はどうですか?と、アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いします。

「 着物のコーディネートのお好きな方、お助」の質問画像

A 回答 (2件)

たぶん、質問者様より少しだけ年下と思うものです。


なぜか20台後半にイキナリ着物にはまり、それ以来、紬を中心に遊んでいます。
既に、すごく勉強になるご回答がついていらっしゃいますが、遊びのことでもあり、蛇足かもしれませんが、私なりの感想を書かせていただきます。

「若向けかも」と書いていらっしゃいますが、正直、こういう色柄なら年齢は気にしないでも良いのではないかと感じます。もし派手に感じられるのであれば、羽織を合わせても良いのではないでしょうか?女性の羽織は正式な場には使えませんが、紬の小紋柄であれば、いずれにしても遊びのお着物ですから。

帯合わせは、私ならば無地場の多いものにします。質問者様が合わせておられる帯も黒地部分が大きいようですね。柄on柄も、お上手な方がされていると後を付いて行きそうになりますが、かなりのセンスと知識が必要とされるかなぁ、と思います。
着物に色々な色がありますから、どれか1色を地色に使い、染めまたは刺繍でポイント柄の名古屋帯はいかがでしょう?柄はNo.1の方が、素敵なご回答をされていますので省きます。帯揚げ帯締めは、帯の地色と同系色または帯の柄にある色からとってシンプルに抑えます。着物の柄と帯の柄だけを目立たせる感じですね。
あるいは、ほとんど無地に近い帯に帯締めや帯留めで遊ぶのはいかがでしょうか?私は、3色ほどで染め分けたふくれ織の帯と紺地に源氏香の地紋がある帯を持っています。実はどちらもリバーシブルの洒落袋帯です。一般的には裏地扱いされるようですが、多色組みの帯締めをしたり、ソロバン玉のような飾りがついた帯締めをしたり、少し大きめの帯留めをしたり、と楽しめます。ちなみに私は雰囲気が合うブローチやペンダントヘッドを細めのゴムで帯締めに止めてみたりもします。無地感覚の帯なら、根付を帯揚げに通してぶらさげても引き立ちます。

せっかく気に入って購入されたものなら、色々と試して楽しんでください。
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この回答へのお礼

 ご回答、ありがとうございます。蛇足かも?とんでもない、「こういう色柄なら年齢は気にしないでも良いのではないかと感じます」とのご意見、とても嬉しく思います。実は一番気になっているのは八掛の色なのです。少し暗めの赤なのですが、これが柄の中のもう少し渋い色目だといいなぁと。もうあと何年も着られない着物なら、わざわざお金を掛けてこれを取り替えるのも高くつくのでそのままにしておこうと思っていましたが、もう少し長く着ていられるならば取り替えてもよいですよね。オレンジが派手なのではということはなさそうなので、次の帯はオレンジ系の紬地などもいいかもしれません。地紋のある帯はよいですね。この着物柄がごちゃごちゃしているので、やはり帯はシンプル系にしたいと思います。根付を帯揚げに通してぶら下げるのも素敵ですね。アドバイス、本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/10/07 10:51

こんばんは。

着物大好きで一筋20…、いえ30年近い者です。
たぶん同世代かと思われます。若い頃はこの写真のようにこっくりした色合いの着物が流行りましたよね。
適度に華やかさもあり十分に今の年齢で着こなせると思いますよ。
写真のコーディネート、とてもまとまりもあって素敵だと思います。
ちょっとしたお出かけやお稽古に十分に着て行けますから自信を持ってお召しください。

お着物は扇面を散らした柄のようですね。
それに同様に扇面の帯。ピッタリと合っていてこれはこれで素敵なのですけれど、和装の場合は洋服のように「揃える」という観念のほかにわざと違う要素のもの、それでいて呼応し合うようなものを合わせるのが粋とされます。
扇面は季節を問わない柄です。なので2本目3本目として一段おしゃれに仕上げるには季節感のある染め帯を合わせると素敵です。
秋には紅葉や銀杏、稲穂や生り物(実もの)、また文学や芸術を思わせる文箱や巻物、和綴じ本、楽器などといったモチーフを用いた物も素敵です。
お正月を迎えたら松竹梅や南天や梅、雪持ち笹など風情がありますね。雀は秋から冬にかけての動物柄です。
春が近くなればウグイスですね。
初心者は季節を問わない柄を好みますので逆にそうして季節の帯を楽しむ余裕を持てるとぐっと通の域に達します。
やはり着物は季節感が命なので、追々揃えて行かれるとコーディネートの幅が広がります。

もう一つには質感の違う帯。お写真では塩瀬かなにかの染め帯を合わせておられるようですが、織りの帯を合わせる事で違う味わいが出ます。
たとえばお着物の柄に見える小さな白い花、梅のように見えますが…。
これに呼応させて白っぽい帯を合わせるとまた明るい印象のコーディネートになると思います。
織りの名古屋帯というのもありまして、少し格上に扱えるものになります。
ごくカジュアルなものからお茶会等セミフォーマルに締められるものまでありますが場に応じて着物の雰囲気を変えるのに有効です。
http://erishin.com/erishin/9.3/28202/
白っぽい帯を締めたら帯揚げや帯締めも明るい色合いのものを選ぶときれいと思います。
定番の飛び絞りの帯揚げなど良いのではないでしょうか。
http://kbr.seesaa.net/article/116198833.html

さらに同じ織りでも紬や八寸のザックリ系の帯があります。
織りの素朴な味わいを大切にしたもので、普段着の装いをさりげなく通好みに仕上げてくれます。
裂き織りや綴れや絣など各種変わり織りの帯です。
こなれた味わいがいかにも着物巧者の風情を漂わせてくれますよ。

以上、着物一枚に帯三本と言われるゆえんの例として挙げさせて頂きました。
染めではんなり、織りで品よく、味わいの帯でほっこりとした風情にと、一枚の着物を3通りのテイストで着分けることができます。
もちろん他の着物にも流用できる帯となるでしょう。
ご自分の持ち味を反映させながら少しずつ揃えて行かれるところに着物好きの楽しみがありますね。
ゆっくり一つ一つご自分ならではのコーディネートを完成させて行ってください。
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この回答へのお礼

 さっそくのご回答、ありがとうございます!大変、勇気付けられました。
 お察しの通り、着物の柄の扇とおそろいというのが気に入って購入しました。季節を問わないというのと、色が黒地で他の着物にもあわせやすいということもよいなと思った点です。気前よく気に入った帯を次々と購入することなどできませんしね。二本目を買えるようになったら、季節感のあるものもほしいとは思いますが。楽器のモチーフの帯は素敵ですね。オークションで見つけましたが、高すぎて手が出ませんでした。そのうちめぐり合えたらいいなぁと思います。
 写真ではわかりにくいですが、帯は染め帯ではなく織りの帯です。また着物の白い花は、撫子の花びらのような六枚花弁の花と、牡丹を小さくしたような花です。白っぽい帯もいけますかしら?飛び絞りの帯揚げって、素敵ですね。ご紹介ありがとうございます。
 まだまだ勉強中で、「通」になるまでの道のりは遠いですが、気長にいきたいと思っています。若い頃は、着るのにも維持するのにも手間とお金がかかるのと、自分にはあまり似合わないような気がして、仕舞い込んだままにしていたのです。asebi-0806さんのように、もっと早くに着物に親しんでいれば・・・と今にして思います。とても良いアドバイスをいただきました。本当に、ありがとうございます。

お礼日時:2010/10/06 11:18

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