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演劇のどこが面白いのでしょうか?
知人の息子が演劇にはまっているようです。演劇といっても、有名な俳優が出るものではないようです。
知人の息子は「息抜きになるとか、普段と違う世界に足を踏み入れるのはいい刺激になって活力になる」とかのたまっています。

私自身はシェークスピアとか菊池寛とか武者小路実篤とかの戯曲を読んで来て、彼等の掲げる人間のテーマには深く考えさせられるところがあって共感しているのですが、テレビで見る何かの演劇は、どうもジェスチャーが大げさで、訴えるテーマも単純で、どうしても見下げてしまうのです。

こう書くと演劇好きの方の気分を害してしまうでしょうが、日本の演劇のどこが面白いのか噛み砕いて説明して戴けないでしょうか?特にそういう東京の小劇場でやっている、無名の人たちの演劇を見たことのある方、どこがどう面白いのか説明して頂けたらありがたいです。

宜しくお願い致します。

A 回答 (8件)

はじめまして。

演劇は好きで良く観に行きます。
演劇サイトで「東京・演劇・当日」と検索すれば50本くらいヒットします。
私はその中で、好きな劇団、脚本家・演出家、俳優、ジャンルなどを選んで観に行ってます。

好きな俳優さん目当てで観劇をはじめましたが、最初はどれがいいのかわからなくて、チラシや口コミを頼りに観に行き、たくさん失敗しました。評判が良くても面白くなかったり、それこそ金返せと言いたくなるような代物もありました。そうした中で、この脚本家は面白いとか、この俳優さんが気にいったとか、いろいろと追いかけていくうちに自分の好きなものが増えていったのです。
小劇場でも社会派作品を上演するところもあれば古典を中心に活動している劇団もあります。

どこが面白くて観に行っているのかと聞かれれば、
「この劇団はコントみたいにおもしろいから日常の嫌なことが忘れられて楽しい」
「ここは映像では禁止されている言葉や表現を思いっきりやるからカッコいい」
「言葉の響きが心地よい演出」
「笑って笑って最後は泣ける脚本」
「今まで考えもしなかったことや想像力をかきたてられる」
「役者が良い」
そして次の舞台へつながる「新しい出会いがある」からです。

何が面白いかというのは、自分が演劇に何を求めているのか、あるいは自分が何を面白いと感じるのかで人それぞれ違います。
質問者さんが「人間をテーマとして深く考えさせられるもの」を求めているのだとすれば、そういった演劇に出会わなければおもしろくありませんよね。
知人の息子さんは『自分が面白いと感じるものを発見した』のでしょう。うらやましいです。

他人から見たことのない映画の感想を聞かされてもあまり面白くないですよね。
一度自分で気に入りそうな舞台を探してみてはいかがでしょうか?「探す」ということが大事です。
実際に生の舞台を観て自分の感想を持ってみる。自分に合わないと感じたらそれ以上無理に観る必要はないですし、他人が面白いと言ってても、自分が面白くないと思えばそれはそれでいいのです。無理に他人に会わせる必要はないですし、そういうのが好きな人がいるんだなくらいに思っていればいいのです。
趣味は人それぞれです。「鉄道」が趣味の人もいれば「テニス」が趣味の人もいます。「演劇」はその中のひとつです。ただ演劇が特別なものではなく、もっと一般的になればいいなとは思っていますし、多くの人と感想や感動を共有したいという思いはあります。

質問者さんが書かれていることでひとつ気になったのは「無名の俳優」に対する考えみたいなものです。「有名な俳優」だから素晴らしいとか、「無名な俳優」だから観に行く価値がないとか思っていたら、それは少し考えを変えていただきたいです。世の中の多くの人がテレビや映画などの映像の世界で活躍している人がエライと思いがちですが、それはとても残念なことです。舞台を中心に、あるいは舞台だけで活躍されている素晴らしい俳優さんがたくさんいるということを知っていただきたいです。

参考URL:http://stage.corich.jp/
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
結論としては、やはり、自分である程度は見てみないと結論は出せないということのようです。
>舞台を中心に、あるいは舞台だけで活躍されている素晴らしい俳優さんがたくさんいるということを知っていただきたいです。

無名でも実力のある俳優がいっぱいいるのですか?NHKの大河ドラマには当世の有名人が起用されますが、役柄に合ってない人の多いこと!大根役者なんですね。そういう無名で実力のある人たちを起用したら大河ドラマが素晴らしいものになるのに、と思います。

お礼日時:2010/10/25 18:54

 演劇、特に舞台は一度きりの上演と思って下さい。

同じ内容でも、その時々によって変化していきます。そういった変化を楽しむことが出来ます。
 客席と演じる側とが一体感があります。その時のお客の状態でも変化します。 良い演劇とはこの引き込むことが上手なんですね。映画でも同じように作品の中に引き込まれるような感覚があります。

 舞台では演技などが大げさになります。これは舞台という特殊な世界だからです。宝塚のようなメイクも舞台だから引き立つのです。舞台での仕事もある俳優さん達は映画やテレビでの演じ方に戸惑う方も多いようですよ。カメラというものが近くに来るので大げさにしなくても良いわけです。

 日本の演劇というか、世界共通だと思います。

 子供向けの作品から大人向けのも見ました。劇団四季は見ていないのですが、決められた舞台の枠の中を上手に立ち振る舞うのですからすごい物だと思って居ます。学生時代にも劇を数回経験していますが、演じる事が楽しいですし、大声を出すという経験も楽しかったですね。

 テレビでも舞台をみるのと、実際に見に行くとでは全く違いますからね。コンサートでもテレビなどで見るのと、その場に居るのとでは全く違いますよ。演じる人の息づかい、パワーなどが感じられますから。テレビも良くあるのが編集なんですね。これで見られない部分がありますが、これが分かるのです。
 これがライブで見る楽しみなのです。

 映画を一人で見るのと劇場でみんなと見るのとでも雰囲気が違いますからね。

 作品の内容に関しては様々ですから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに、テレビとライブでは同じミュージシャンの歌でも迫力が違いますね。
演劇も同じところがあるのでしょうが、私にとっては、その迫力が鼻に付くという可能性もあります。

でもやっぱり、一度は生の演劇を見てみないとそれは断定できないようですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/25 18:48

こんにちは、はじめまして。



例えば、東京だけを例にとりますと、少なくとも1年365日100以上の演劇が常に上演されています。
東京は、アメリカのブロードウェイやイギリスのウェストエンドに肩を並べる、すさまじい演劇都市なんです。
が、日本の演劇人の地位はおせじにも高いとはいえない。それでも、演劇人口が減っていくわけではない。不思議です。地位も名誉もなく「好きだから」で演劇をやり続ける人間がおり、それを観劇で応援し続ける人間があって、日本の演劇は成立しています。

さて、肝心の問題の、日本の演劇はおもしろいかについてですが、はっきり言って、ピンからキリまであります。つまらない演劇は山のようにあります、無難な演劇もたくさんあります、本当におもしろい演劇は氷山の一角です。
たくさんの演劇が上演されるからと言って、全部が質が良いというわけじゃないです。大劇場の商業演劇で涙が出そうなほどつまらないものもあれば(チケットが高いだけにダメージが激しい)、観客席20人くらいの劇場で宝石の原石のようなすばらしいものに出逢えることもあります。
実は、特に小劇場系演劇は、このピンキリの落差が激しいのです。観客は、クチコミや出演者・スタッフの顔ぶれなどの情報で、全くの新作なんかの場合は「おもしろいんじゃないかな?」との自己責任の予想で観に行きます。予想が当たったらすてきな時間を持てますが、外したらその時間は苦痛そのもの。常に観劇者は、自分のアンテナを研ぎ澄ませておかないと、おもしろいものに出逢えません、このスリルとサスペンスが小劇場系演劇の観劇では堪りません。
また、演劇の場合、「この役をある俳優が演じた」バージョンだけがおもしろくて、他の俳優さんが演じた場合は全然雰囲気が違ってしまう作品なんかもあります。最高のバージョンをたまたま観劇できた喜びは、一生の宝です。

私個人の意見ですが。
演劇をテレビで観て、「観た」気になっちゃいけません。劇場で見る演劇と、映像で観る演劇は、全く別物です。
映像の演劇の場合はカメラワークが入ってしまうので、観方に他人の演出が入ってしまいます。映像の演劇にはごく普通に主人公の顔のアップがありますが、演劇でアップはあり得ないので、それが出てきたら演劇としては嘘です。
演劇は、劇場の自分の席で、自分の眼の独自のカメラワーク(時にはオペラグラスを使って)で、見たいものを自由に見てこそだと思います。例えば「今日は主人公よりも、脇役の○○さんだけを追っかけて観てみよう」なんてことも出来るのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
実際に観劇されている方からの噛み砕いた説明でちょっと分かりかけて来ました。
ところで「面白い演劇」に出逢った時は一生の宝とか書かれているんですが、「面白い演劇」、「つまらない演劇」というのをもう少し説明して頂けないでしょうか?

私にとっては、戯曲も小説も同じもので、どちらも人生や人間について考えさせるものでないと面白いとは言いません。俳優のことはどうでもいいのです。リア王とか屈原とか恩讐の彼方にとか、出来るだけ自然体で大袈裟なアクションをしてくれない方がしっくりと訴えかけて来ます。

実際の演劇ではテーマの重要性以外にどういう面白さがあるのでしょうか?今日はあの俳優が役柄にぴったりだったとか、そういう評価をして面白がるということでしょうか?

お礼日時:2010/10/18 19:56

こんばんは



日常と非日常を味わうことが出来ることと
それが自分の人生に影響を与えるからですね
あとは楽しいことや好きなことに理由はない、と言う場合もあります
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>楽しいことや好きなことに理由はない
なるほどそうですね。

お礼日時:2010/10/18 19:30

舞台は、本当に好きな人と嫌いな人にわかれますよね。



個人的な感覚としては、やっぱり生だからですかね。役者さんの放出しているパワーをもらっている感覚があります。それに、同じ事をやっているのに日々違うことかな?リアクションやタイミングが微妙に違うんですよね。

それから、オーバーなリアクションや作品の文学性は、劇団によって様々ですよ。

とりあえず、一回観に行ってみたらいかがですか?例えば、小劇場系とは若干違いますが「加藤健一事務所」なんてオススメしますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
地方都市在住ですから、多分劇場はないと思います。
>やっぱり生だからですかね
生って何か気持ち悪くないですか? 実際に生で観劇していないから、自分がどう感じるのかは断定は出来ないのですが、もし、テレビや何かでみるようなものだと、多分、いやきっと、鳥肌が立つのではないかと思います。
何故鳥肌が立つのか?「大袈裟」なジェスチャーと書きましたが、主張している内容がそれほど大したものでないのに、さも大したもののように喋るので、「お前は本当の人生の苦悩ってのを知らないのか!」「そのくらいのことで、そんなにたいそうがるなんて、ホントに甘っちょろい人間だな」なんて思ってしまいますね。これは邦画と洋画の違いでもあります。日本映画の俳優は総じてリアクションが大袈裟で、洋画の俳優はサラッとしてますね。昔の邦画はそうでもなかったように思いますが。

お礼日時:2010/10/18 19:21

難しいご質問ですね。



私は野球やプロレスが好きでは無いのですが、
世の中にはそれらが大好きと言うか人生そのものという人がいます。

私はオリンピック等でレスリングの中継がある時は結構熱の入った応援をしますが、
プロレスは何が面白いのかさっぱり理解出来ません。

新聞の勧誘で野球のチケットを貰う事があり、
数年に一度プロ野球を観に行く事がありますが、普段とは違うイベントとしてはその場だけ楽しむだけで、
また行きたいとは思いませんし、チームや選手も判りません。
会社の野球部で人が足りない時に嫌々駆り出されますが、
試合中は守備に着いてもバッターボックスに立っても応援していても苦痛で仕方ありません。

そんな私に野球の面白さプロレスの面白さを詳しくまた理解し易く親切に説いてくれる人がいても、
少なからず今の私には理解出来ないでしょう。例えば10年後はどうかは私自身にも判りませんが…。

水戸黄門を始めとしたテレビ時代劇に感銘を受ける高齢者が、
お孫さんの観る正義の味方を下らないと言ったり、
小説や映画は好きなのに、漫画やアニメには撲滅思想を持つPTA。

貴方ご自身が劇場に足を運んで理解(好きか否かではありません)しようと思わない限り、
他人がいくら熱心に解りやすく説明してくれても理解出来るものでは無いと思います。
前述の私が野球を観に行く駆り出されてプレーする話も、
楽しもうとか理解しようとは思っていないので、単に行くだけで終わってしまいます。
私はそれはそれで良いと思っています。理解したり趣味にすれば人生広がるかもしれませんが、
理解出来る時は理解出来るし、理解出来無い時は理解しないままでも人生楽しめると思っています。

余談ですが、子供の頃は山口百恵さんが嫌いでした。
何が良いのかさっぱり解りませんでした。
最近になって誰に勧められた訳でも無く、何かを観たり聴いたりした訳でも無く、
ふと山口百恵はやっぱり良かったんだなあと思ったり、
同様に美空ひばりさんのどこが良いのか解りませんでしたが、今になってその凄さに感動する事があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
でも、何もかもひっくるめて考えるのは余りよくないと思います。
色々な事象は立て分けて考えたほうがいいと思います。

例えば私もプロレスは面白いとは思いませんが、オリンピックなどでのレスリングは手に汗して見ることが出来ます。
プロレスが面白くないのは一言で言えば「八百長」だからです。攻撃を受けて痛みを訴える時のわざとらしい大げさな
ジェスチャーでそれが判ります。わざとやっているのを感じること、見破ることの出来ない人がプロレスを面白いと感じ、
その代わりマッカーサーに日本人の精神年齢は12歳とか言われてしまうのです。

まあ、このくらいにしておきましょう。ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/18 19:02

私は小学校の時から演劇は嫌いです。


以来、能、歌舞伎、文楽、オペラ、バレーなど演劇性のあるものは、(一度は見た事はありますが)単なる観客の望みの実現か、演出家・役者の自己満足にしか見えません。

引用されている文豪の戯曲にしても、字で読んでいるとそこそこ共感するのですが、舞台を見るとしらじらしくて見ていられません。

演劇をやっておられる方々については、それはそれで文化の一部として認められているのですから、別に好きな人に見せておけばいいのです。私は生理的に受け付けません。

回答になっていませんが質問者様の意見に賛成する点があるので書き込みました。

お知り合いの方の息子さんも「自分への刺激」という点でやっておられるのですから、経済的な問題がなければいいんじゃないですか?将来、名優になったり、著名な舞台監督になったりしないとも限りません。

本人のセイフティーネットを親御さんが作っておいてあげれればいいのですが・・。食っていくのは難しい世界のようですよ。
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この回答へのお礼

演劇好きの人には遭ったことがありますが、積極的に「演劇嫌い」の方もいるんですね!

>字で読んでいるとそこそこ共感するのですが、舞台を見るとしらじらしくて見ていられません。

なぜ生理的に受け付けないのでしょうね? 私は感じるのですが、彼等のアクションが大げさ過ぎて板についてないので不快感を催すのです。仲代達也が喋ってましたが、黒澤監督の映画に初めて通行人の侍のエクストラとして出たそうです。ほんの一瞬画面を横切るだけの役なんですが、やってみると監督に「おいおいそれが侍か!」と何度も々々やり直しをさせられ、OKが出るのに半日かかったと驚いたように喋っていました。

彼等のアクションに自然さがなく、取って引っ付けたように私は感じるのです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/18 16:33

結局、登場人物の人格


此れが素晴らしいかどうかでしょうね

この回答への補足

回答ありがとうございます。
>結局、登場人物の人格、此れが素晴らしいかどうかでしょうね
素晴らしい人格の登場人物って?もうちょっと具体的に説明して頂けないでしょうか?

補足日時:2010/10/18 16:21
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