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イスラム教徒の習慣に関する質問(2件)
マレーシア駐在時代は、聞けないまま帰国してしまいましたが、
いまだに気になっていることが二つ
(1)不浄の左手が、怪我で使えないとき、トイレや握手のとき、どうしてるのでしょうか?
(2)黒い布切れで目以外を隠している女性(特に中近東?)がいますが、夫や子供・親戚の人はどうやって認識しているのでしょうか?

A 回答 (5件)

私にはマレーシアではなく別地域出身のムスリムの配偶者がいます。


回答を先に。
(1)
握手は普通右手でするので問題ないです。右手で握手できない場合は左手で握手したりするのだと思います。
私が知っているケースは、調理中で手が汚い(粉や具がついている)人が手首を相手側に突き出すようにして握手を求めていました。

(2)
女性は普通は配偶者や保護者と一緒に行動するので、「認識できない」という問題はそうないと思います。
例えば偶然背格好もブルカやアバーヤのデザインが同じ女性が数名いる中に自分の妻・家族が混じっていた場合、女性のほうで「私(があなたの妻)です」「私は○○で、あなたの奥さんはあちら(別)の女性ですよ」と言えるので、大した問題にはならないです。
子供に関しても同様です。


少し解説させてください。

(1)
厳密に言うと、「左手は不浄」というのはヒンドゥー教徒で、ムスリム(イスラーム教徒)にとって左手は「不浄の手」ではありません。「用を足した『処理』をする」のが左手というだけで、左手が穢れているわけではありません。

「食事は右手で食べる」のは、「左が不浄の手」だからではなく、右手で食べることが良いことで推奨されているからです。
だから、必要な場合は食べ物を両手でつかみますし、両手で分けたりします。

水を手にして洗浄する習慣のない地域(日本等)の人達の中には「排泄器官を素手で水を使った洗う人間が手にする食べ物」を嫌がる人もいます。
しかし、日本でも男性は小用の時に排泄器官に触りますし、最近はウェットティッシュで済ませる親(大人)が多いですが、昔は乳幼児が大をした時(小の時も)お湯や水を使って手で洗ってあげましたし、今でも普通にあることです。
それを考えれば、汚いわけではないことが分かると思います。

(2)
日本のある催し会場(普通に女性の顔が見える)で、似たような服(といっても全く違う服)を着て、私のように眼鏡をかけて私と似たような髪形だった女性がいました。その女性の5、6歳のお子さんが疑いもなく私の膝に乗ってじっとしていました。その数分後に間違ったことに気付いてあわてて膝から降りました。

普通の日本のような環境で顔が見えていても見間違うことがあるし、知らない女性を自分の妻だと勘違いすることがあるので、顔を覆っていることで人違いをするとしても、そう深刻な問題ではないと思います。

この回答への補足

ムスリムの配偶者がいらっしゃる方からの回答では、問答無用に納得するしかありません。
ありがとうございました。
ただ、新たな疑問が2つ。
(1)顔が見えないことが大して問題で無い、となれば
顔の美醜を云々するのは、間違いで、
お見合い結婚したあと、初夜を迎えたとき
初めて配偶者の顔を知る、ということですね。
(2)警察に覆いをした女性がやっかいになったとき
警察は彼女の顔写真を撮れるのでしょうか?

補足日時:2010/11/09 14:54
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この回答へのお礼

回答いただきながら、御礼も言わず、失礼しました
体験に基づく解説は、説得力じゅうぶんです
すっきりしました
ありがとうございました

お礼日時:2010/11/23 10:15

No.1です。


お礼コメントに頂いたことは分からないので書きませんでしたが、
結婚相手の顔について。

今はどうか知りませんが、その昔はハマーム(浴場)で働く女性に、客として訪れる女性の評判を聞いたとかいう話を本で読んだ記憶があります。
しかしこの尋ねる側も男性本人でなく、親だったかもしれません。親が結婚相手を決めるか、少なくともそういうことが多かったのでしょうから(日本も昔はそうでしたよね)

ちなみに病院、銀行など女性専用があって、そういう場は女性の医師や職員が担当している国々もあるそうです。

『イスラム世界の女性たち』(白須英子、文春新書)
『イスラームの日常世界』(片倉もとこ、岩波新書)

などを読むと興味深いですよ。
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この回答へのお礼

参考文献までご紹介していただき、ありがとうございました
日本とベトナムを毎月行ったり来たりの仕事で
御礼が遅れてしまい、申し訳ありませんでした

お礼日時:2010/11/23 10:02

No.2です。



>(1)顔が見えないことが大して問題で無い、となれば
顔の美醜を云々するのは、間違いで、
お見合い結婚したあと、初夜を迎えたとき
初めて配偶者の顔を知る、ということですね。

私の書いた「顔が見えないのは問題ではない」のは、外出先等での認識についてです。
顔を隠した女性の集団の中から近親の女性を見つける時は、本人(女性)が声をかけて教えることができるし、逆に顔を隠さない日本人でも子供が母親を、夫が妻を見間違うことがあるので、「顔が見えないと間違えて困る、ということはかの国の深刻な事情ということにはならない」という意味でした。

お見合いから結婚までの間に確認するかどうかはいろんな例があるようです。結婚の話がかなり固まったら顔を見せる、結婚式まで顔を見せない、等々。また、巡礼(ハッジ)の際女性は顔を出さなくてはならないそうなので(頭は覆ったまま)、その際に確認することもあるようです。


>(2)警察に覆いをした女性がやっかいになったとき
警察は彼女の顔写真を撮れるのでしょうか?

どうなんでしょうね?
同じように本人確認のために必要とされるパスポートの写真。
ベールを常時つけている女性の写真の部分には本人の指紋の捺印がありました。
ベールの女性でもパスポート写真には顔を見せた写真を載せいている女性もいました。
それぞれの国で扱いは異なると思います。
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(2)について


人間の体格がすべて同じで持ち物もすべて同じでない限り区別がつきます。
ブルカ・チャードルにしても全員がまったく同じではなく微妙な違いがあります。
それから相手の仕草や反応でも分かります。

たとえば同じ種類の犬でも自分のペットの犬であれば微妙な違いで分かりますよね。

またブルカ・チャードルを被るのは外出時に夫以外の男性の目を避けるためです。
従って男性の居ない所では脱ぎます。子供はそのような所で遊ばせれば良い訳ですね。

まあ町でブルカを被った黒尽くめの婦人方が、布の量が非常に少なく穴だらけの高価なランジェリーやめっちゃ派手な服のウィンドウショッピングをして居るのを見かけますよ。(サウジ以外ですが)

また犯罪者で有れば、女性は女性警官が対応します。ハンマーム(公衆浴場)でも女性の日が有って、その日の従事者は従業員を含め全て女性となります。

結婚は例えばサウジでは王族(数千人)以外は人で無いので殆どが見合い結婚です。見合いといっても母親が自分の息子に相応しい女性を選びます。結婚する息子が花嫁の顔を何時知るか・・というのは地域によると思います。
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この回答へのお礼

早々とご回答いただきながら、御礼が遅れまして、申し訳ありませんでした
具体的な例を挙げての解説は、そこで生活したかのように納得しました

お礼日時:2010/11/23 10:10

(2)について。



喋ったり目を見たらわかるんじゃないでしょうか・・・・・。

家族だけでいる家の中では覆いを脱いでるんだそうですよ。
親戚の前ではどうか分かりませんけど(女性の親類の前では脱いでいると思います、女ばかりだったら隠さなくていいので)。
国によるんでしょうけど、長い布の衣服の下は結構派手な明るい洋服だったりするそうです。

おっしゃるように中東のほうが多いですね。
インドネシア、マレーシア、シンガポールなどでは頭にかぶるスカーフぐらいです。欧米にいるムスリム女性もスカーフ程度の人もいるし、全然被っていない場合もあります。エジプト、トルコの都市部などは西洋風の人も多いのでは。
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この回答へのお礼

あまりQ&Aするにはふさわしくないような
私が気になっているというだけで質問したものだったので
あまりに早い反応に驚いております。
ありがとうございました。

ただお言葉を返すようですが、
次のような条件で、子供が母親を捜せるものでしょうか?
親子会(そういうのが中東にあるかどうかはここでは無視してください)で
子供たちが遊び、かたわらの母親たちは昼寝していました(当然、目はつぶってます)
遊び疲れた子はどうやって、母親の元に帰るのでしょうか?

お礼日時:2010/11/08 17:08

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