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「イヴに禁断の木の実を食べるように誘惑した蛇は、サタン(ルシファー)が乗り移った(化けた)蛇」

サタンのことを調べていると、上記のような文が出てきました。
これって、サタンとルシファーは同一と考えてもいいのでしょうか?

それと、今まで私は、禁断の木の実=林檎、だと思っていました。
私だけではなく、そう思っている人はたくさんいると思うんですが……
でも、聖書にそのようなことは書かれていないんですよね?
どうしてそう思われるようになったのでしょうか?

 

A 回答 (2件)

林檎は分かりやすくてポピュラーなのか、様々なお話や例えで登場するから


ではないでしょうか。赤ずきんちゃんと混同しているのかも。

サタンとルシファーもいろいろと諸説あるようです。
一般的には、天使長ルシファーは神が創った人間に嫉妬して反逆し、天界を追われ
堕天しサタンとなったいうのが有名だと思います。
此方の話では、既に回答があるようにサタン=神の敵対者又は反逆者の意味です。

逆に、ルシファーは神の命でサタンとなり地獄を支配管理し、善悪のバランスを調整
しているというのもあるようです。これには神の存在を示す為に悪魔を送り込んで来る
というような話しもあったように思います。悪魔憑きの悪魔は神の許可を得て、人に
取り憑くそうです。子供の無邪気さから来る好奇心もサタンの管轄のようです。
此方のサタンは、神に愛されし者という意味のようです。

しかし、勧善懲悪的なものの方が分かりやすくてスッキリするのでしょうか。
一般的には、ルシファー=サタン=神の敵と認識されていると思います。
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基本的には、「ルシファー」が堕天して「サタン」になったと言う解釈でよいかと思われます。



補足すると「サタン」とは、本来「敵対者」という普通名詞です。なので、旧約聖書で出てくる「サタン」の過半数は「敵」という意味で使われています。

かつての名前とされる「ルシファー」(ルシフェル・ルチファーとも言いますが)は、「明けの明星」という意味ですが、イギリスの詩人ミルトンの叙事詩「失楽園」では、彼の栄光と輝きをを例える場合の言葉として解釈されており、天使としての名前は別にあった様です。

しかし、彼の本来の名前は、この世の言葉から消去され反乱後は、ただ「サタン」(反逆者)と呼ばれる様になったとされています。

次に林檎の件ですが、諸説有るのが現状です。

聖書学者の説によると、樹の実は「Fructum」という語だったのですが、それが「Pomum」という語に書き変えられました。(印刷技術が無いので、単なる転記ミスかもしれません。)
「Pomum」には、普通「樹の実」と「林檎」と二つの意味があるので、いつの間にかイヴが食べたのは林檎にされてしまったという説です。

他には、「林檎」と特定されたのは、ローマ教会圏において、果実=「林檎」という図式が定着していたからという説もあります。

桃は「malum persicum」=「ペルシアの林檎」
杏は「malum armeniacum」=「アルメニアの林檎」
石榴(ザクロ)は「malum punicum」=「カルタゴの林檎」
シトロンは「malum citrum」=「アフリカの林檎」
オレンジは「malum aurantium」=「橙色の林檎」 と呼ばれていました。

なので、知恵の実が「林檎」であるという説に確実性は無いと言わざるを得ません。
実際、旧約聖書の生まれた中近東では「林檎」は育ちませんし、古い写本に描かれたアダムとイブが「無花果」(イチジク)の葉で前を隠している事から「無花果」こそが知恵の実ではないかという説もあります。
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