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PAを勉強し始めたものです。 実地練習でカラオケ使って、ハーモニカ4重奏をPAしました。この時、下手に位置したプレーヤのマイク入力に対してPANを左に振ったら、「そんなことしたらいかん。そんなことしたら、上手の席のお客さんに聞こえなくなるじゃないか? PANは全て12時、つまりモノラルだよ。」と言われました。

スピーカはパワーアンプからステレオ接続しています。 ですから、PANを振ればある程度の定位は出せると思います。 もちろん、両端のお客様のことを考えて、左右一杯にPANを振ることまでは考えていません。 

この件、ネットで色々とググってみましたが、大半(ただ1件の書き込みを除いて)は、「PAはモノラルだからーーー」という説明に終始しています。 理由は、たった二つ。
  ・全てのお客様に均等に音を伝える為
  ・視覚効果があり、目で見た方向から音が出てくるものと錯覚するから定位は問題にならない。
です。 こう言った説明ではどうにも納得がいきません。 ホントにそうなら、ステレオ接続なんかしなきゃ良いのにと思ったりもします。 それとも、CDPなどの音源機器の為だけにステレオ接続するのでしょうか? まさか、とは思いますがーーー。

特殊なケースではPANを使うこともある、とのお話もあるにはありましたが、普通の田舎の同好会のコンサートやカラオケ大会のレベルでは、モノラルで無ければ(PANを振っては)絶対にいけないものなのでしょうか? その場合、どうしてなんでしょう? 上記の二つの理由では納得できませんのでよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

はじめまして♪



広い場所で大勢の人に音を届けるのがPA(パブリックアドレス)でしょう。

通常のステレオ感覚で、右側の音と左側の音とセンターの音を、座席位置が右のスピーカー前に成った人の聞こえ方を考えてみてください。

メインのセンターより近い方のスピーカーに振り分けられた楽器がメインで、反対側の楽器が聞き取れるかどうか、、、


数ヶ月前に地元NHKイベントで会場内がステレオ環境になっていたので、とても困った事が有りましたよ。
私は左側の席だったのですが、右側からの音がホールの背面に反射した音だけ聞こえて来て、ワンテンポ遅く後ろから聞こえてくる、、、
(NHKに苦情の投書を出したのは私だけではなかったようです。)

音は1秒間に330mしか進みません。 音楽的に0.1秒もずれたらもはや苦痛です。

PA機材で左右のスピーカーへ送り出すミキサー以降、左右の表記はありますでしょうか?
(レコーディングスタジオ用なら当然アリですが、PAの場合はch1/ch2 とか chA/chB なんて書かれてませんか??)

私も音楽やオーディオが好きな素人ですが、町内や業界等のイベントに一般用オーディオ機器に簡易ミキサとマイク程度で対応していた時代はステレオで送り出してました。
たまたま、イベントが屋外アカペラコンサートを計画した時にちょいと本格的なミキサとマイク12本購入し、PAについてネットでいろいろ勉強しました。(それこそ、ここの質問でたくさんの事を言われ、当初は納得?理解出来なかった事も多かったのですが、実際に失敗を積み重ねてみたら先人の教えが重要だと、かなり後から認識しましたよぉ。)


スピーカーは音を放射する方向性があります(指向性と一般的に言われます。) 特に高音域程狭い指向性になりますので、左右で30°くらいを想定します。
ステージの真ん中には置けないので、左右の片側に設置しますと、前列の反対側の人は70~80°の角度になり低音しか聞こえなくなります。
このため、左右にスピーカーを設置し、最前列のセンターの人には両方からの音が聞こえて、最後部の人にまで音が伝えられるようにスピーカーを設置します。

では、アンプがモノラル1台でも良いのでは?? と言う疑問も当然出てくるでしょう。

万が一のバックアップと言う考え方で、2組のどちらかが損傷した場合にも、もう片方が生きていると言う最終的な事もあります。
実際には、安全に左右対称な会場は少ないので、微調整出来るための余力と言う面と、スピーカーはアンプで駆動しますが、基本的には1対1で組み合わせるのが理想的なので、左右にスピーカーを設置する場合は2chのアンプ、つまりステレオと同じ仕様のアンプが利用されます。

PA現場では大出力の状態で、マイクを落としたり、ケーブルに引っかかって切れたり等の不測の事態でアンプやスピーカーが破壊されかねません。

ご質問者様のようなハーモニカ、私の経験では4~8名のアカペラですが、PA用のPANはセンターで、録音用にステレオ環境を欲しい場合はchごとに分岐した別ミキサーで左右のバランス取りを行います。(最近は多チャンネル録音出来る機器を私の様な素人でも入手出来るので、そういう録音方法もアリですね。)

PAは真ん中、センターでステレオ環境が心地よく聞こえる人が2割程度で、その他の人はモノラル環境でないとマトモに聞こえないと言うサービスエリア、聴衆側の立場で考えましょう。

まだまだこれから勉強する事が多いかと思いますが、マニュアル通りに操作し、疑問も感じない人が多い中で、自分の考えで操作してみて指摘され、自分でネット検索し調べた上で質問を書かれたのですから、ご質問者様の将来はかなり期待いたします。

がんばってください♪
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、本当にありがとうございます。 ステレオ接続(スピーカ2台)にする必然性については良く解りました、ありがとうございました。 音出しはモノラル環境で、ということに関しましては、No1さんへのお礼で書かせていただきました。 

>録音用にステレオ環境を欲しい場合はchごとに分岐した別ミキサーで左右のバランス取りを行います
⇒これはやってみようと思います。 マルチチャネル録音もやってみたいですし。

>当初は納得?理解出来なかった事も多かったのですが、実際に失敗を積み重ねてみたら先人の教えが重要だと、かなり後から認識しましたよぉ
⇒ご経験をご披露戴きまして恐縮です。 私も回答者様の歩いた道を遅ればせながら歩みたく、自分なりに納得できるまでもう少し頑張って失敗を重ねてみたいと考えております。最後にエールまで送っていただいて、本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/12/13 17:06

プロの業者なら、必ずといって良いほどモノラルにします。


ステレオで鳴らす場合は左右をくっつけてしまいます。

場数を踏めば、自然とそのようになります。
これには、はっきりとした理由があり、書くと長くくどい説明になってしまいます。
PANでは救いようの無い課題があるのです。
その理由は、貴方がステレオを2つのスピーカーで聞く時、真ん中の最良のポイントを頭一つの違いもなく探し出すことができる事に現れています。
人間の知覚は、せいぜい20cm程しか2つのスピーカーの距離差を許してくれません。
一度真ん中で聞いたら、左に寄ったり右に寄らなければならないとか、そこから移動させられる事は嫌でしょう。
モノラルにしておけば、真ん中であろうと右であろうと左であろうと、音量の大小とか聞こえる方向の違いはあっても聞こえる内容に違いはなくなります。
イベントにおいては、聞く場所を選ばない事の方が、極々限られた人に最良の音を届けるよりも大切なのです。

ステレオをお持ちなら、スピーカーを部屋の左右に置いて鳴らした場合と、スピーカーをくっつけて置いた場合と、部屋を歩き回って聞き比べてみてください。左右とも同じ音(モノラル)にして左右の真ん中から頭一つ左に寄ると移動距離より素早く音が左に飛んでいってしまう事も経験しておきましょう。それがPANの効く範囲の限界です。
それでもPANを振りたいとか、ステレオにこだわろうというのでしたら、ご自由に。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。 
>イベントにおいては、聞く場所を選ばない事の方が、極々限られた人に最良の音を届けるよりも大切なのです。
⇒このお言葉、すっごく解り易かったです。 PAとはそういうものなんですね。 私の今の思いとは違うものだということがはっきりしました。 ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/13 17:05

何がなんでもモノラル、なんて考え方をする必要がないのは、当たり前のことです。


例えば、小さな会場で、位置している反対側のスピーカーの音が充分聞こえるとか、あえて音響志向の演奏会などでは、ステレオでPAすることもあります。もちろん、そういう会では座席の位置とかも考えて配置されているのは、当然です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。 「敢えてステレオでPAをやる場合もある」、というご説明ありがとうございました。 もちろん、やるとなれば、No.1さんが言われますように、「素人レベルであれば心配のタネを増やすことになるのは間違いない」のは充分に理解しているつもりです。

お礼日時:2010/12/13 17:04

PAは素人ですが、一応やったこともありますし奏者としてライブもしたことがあります。



>全てのお客様に均等に音を伝える為

これは多分絶対とは言いませんがほとんどの場合で成り立つ話だと思います。
それでもステレオ接続するのは、スピーカーが二つ無いとバランスよく会場に音を飛ばせないからだと思います。
もちろん1つでもいい場合はあるし、4つ以上の場合もありますが、ミキサーは2つを基本に設計しています。

あと、均等に振り分けるためにはステレオじゃないといけません。
それはPAじゃ無く生の音がある場合です。
ギターアンプとかの場合はその直の音が結構あるので、逆側に振らないとバランスが悪くなります、多分これは調整の対象になるでしょう。
ハーモニカなら多分影響はほとんど無いのでセンター固定でいいと思います。

PAは妥協と言えばそうなのかもしれません。
会場をフルに使うならモノラル的にする方が良いと言うのは納得できる気がします。ステレオ感はリバーブとかで付与すれば音量差は影響ありませんしね。


なので、教えている人の意見が正しいとすると、PAではPANを降ってもいい感じに定位する人は真ん中の人だけで、それ以外の多くの人はただバランスが悪い音を聞く可能性があると言う意味かと予想します。
実際の現場によりますがそういう感じになることは多そうです。
少なくとも素人レベルであれば心配のタネを増やすことになるのは間違いないでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。

>均等に振り分けるためにはステレオじゃないといけません。それはPAじゃ無く生の音がある場合です。
⇒これは良く解ります。 ご指摘ありがとうございました。

>PAではPANを振ってもいい感じに定位する人は真ん中の人だけで、それ以外の多くの人はただバランスが悪い音を聞く可能性があると言う意味
⇒解りやすい表現ありがとうございます。 言われますことはそれなりに理解しているつもりです。 しかし、「いい感じに定位する人」のところをわざわざ悪くする、と言うよりモノラルなら定位の概念は無くなる、という事が腑に落ちないのです。 クラシック等フルにナマの演奏会では席によって音質・音量・定位に差があるのは当然ですし、お値段だって良い席(客席中央等)は高いし、悪い席(最前列右端:オケのコントラバスの後ろみたいなところ。)はお安い。 PAでも席によって音質に差ができるのは当然のことだと思っていましたが、そういう考えはダメで、「全てのお客様に均等に音を伝える」ことがPAでは何をおいても最優先と言うわけなんですね。 PAとはそういうものだと言われますと納得せざるを得ませんが、ちょっと残念な気がします。

>ステレオ感はリバーブとかで付与すれば音量差は影響ありませんしね。
⇒リバーブ等で付与できるステレオ感と言うのは、「音の広がり」であって楽器の定位ではないと理解しておりますが、間違っておりますでしょうか?

お礼日時:2010/12/13 17:03

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