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最良もありますが、最悪もありえます。
最悪を教えてください。

原子炉の爆発は可能性はあるんでしょうか?で放射性物質が大飛散ってありえるんでしょうか?

臨界の可能性はあるんでしょうか?で放射性物質が大飛散ってありえるんでしょうか?

完全なるメルトダウンになり放射性物質の大飛散ってありえるんでしょうか?
メルトダウンになっても東京電力と行政による隠蔽はありえるでしょうか?

その他、最悪のシナリオを、お願いします。

A 回答 (4件)

アメリカ人エンジニアの夫を持つ、アメリカ住まいの主婦です。



夫に、福島原発の現状~考えられる最悪の事態を聞き、分かる範囲で要約したので、見てください。技術の云々の話は書けないので省略です。

起こりうる最悪の状態(現実に起こり得るレベルで)と問題点

1~6号機の故障に追いついていない、もぐらたたき状態の中(これから1月以上続くかも)、プールか炉のどこかしら、3号辺りで制御不能になる(3号はMOX燃料がプルトニウムも含み最も危険な炉)とすると作業員が全ての場所で作業できなくなり(全ての炉が近接し過ぎ、放射能が高すぎて皆死亡してしまうので)1~6号機、使用済み燃料プール、地下の燃料庫、全て高温になり色々な種類の放射能を多量に撒き散らすが、誰も止められない。爆発しなくても、放射線量の結果は同じとなる。燃料はチェルノブイリに比べ100倍以上あるので、処理の仕方はそれより良く行えても、その被害は今起こっている被害とは比べ物にならない。チェルノブイリの被害を越える(危険度最高の上、8)レベルとなる。首都圏でも数週間?自宅待機が必要なので、水や食料の蓄えが必要。東日本どころか日本中が放射能で汚染され、土壌は200年使い物にならなくなる。ので、以降食料は全て中国などより輸入に頼る。飛行機は飛行が制限され国外には飛んで逃げられない。混雑で新幹線の予約は取れない。さらに首都圏などで大勢の人が癌でなくなる(20~25年位後?)癌と事故との関係性の立証が非常に難しい為、政府は癌の被害の責任を取らなくて済む。日本以外の近隣の国も放射能で汚染し、アメリカ西海岸辺りも、1週間ほどの自宅待機になる。

現状の問題:(1)政府、東電等全体に危機意識が感じられない。

地震当初アメリカの応援を断ったり、当初からプールの破損や水が無いのではないかと言われていたのに、対応に1週間弱かかったりする。(その間は放りっぱなし)東電、政府、日本国内の専門家の原発の知識は欧米諸外国に比べ絶対的に不足してるのに(海外のニュース参照)、政府は自信のあるふりをするので、その場の応急処置の対応しかできない。(「予断は出来ない」とよく言うが、予断できない→予測できない)、つまり自分たちがやっていることもよく分かってない。報道は安心させる耳あたりの良い情報ばかりで、悪い情報は届けない。

(2)強い指揮官がいない

危機的状況においても、日本人体質で「上官の許可をとる」「総理大臣の許可をとる」等の許可取りに時間がかかり、現地の外国人より「驚くほどマネジメントが悪い」と評される。原発の知識、経験があり、もちろん強く、真実を言うことを恐れない一人の指揮官の手でスピードを持って意義と先見のある処置をすることが望まれる。でも、実情は政府、東電の出す情報は信用性が低く信頼にかけるので外部では正しい状況判断ができない。また、そのような知識のある、例えば外国人、軍人のトップに頼んでも、既に状況は非常に悪化して煮詰まっているので、請け負った後に失敗すれば非難の矛先が全てその方に向くと思われるので、今となっては誰も指揮が取れない。

(3)事故で処理がすぐ停滞する

「黒煙があがった」「白煙があがった」「作業員が被爆した」で全ての号の作業が頻繁に、何日も止まる。事の重大さが分かっていたら、作業は止められないはずだ。自衛隊、東電、その他の場所も含め、被爆も厭わないというボランティアを集め、大勢の人が多少の被爆をしても、処理を進めなければ本当に手遅れになる。

今現在とこれからは??

3号炉に問題発生で、既に「放射能が強くて作業が困難…」な所まで行ってしまっている。近隣の方の避難は、ずっと前に行っていなくてはならなかったのに、まだ不十分の距離。非難の距離は、日本政府のものでなく、イスラエル、欧米人等の定めているものをを参照すべき。参考にアメリカ人は既に横須賀基地より撤退。

最後に、私からは、この夫からの話は全部杞憂だった、と終わることを強く望みます。今現在、被災者の救援や、今後の生活、電気の管理も大事だけど、原発の安全処理の方を絶対優先で行うべきです。家を無くし、家族を亡くし、やっと前を向けるようになった被災者を放射能で汚染してしまうの無い様、「大丈夫、大丈夫」とただ言い続けるよりも、事態の改善に全力をかけて、最悪の事態だけは国民全体の力を合わせて、回避出来るよう願います。
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水素爆発などの化学的な爆発や、核分裂生成物の崩壊熱で圧力が高くなっておこる物理的な爆発は起こりえますが、原爆のような核分裂による爆発は起こらないかと思います。

だてに北朝鮮やイランが原爆をつくるのに苦労しているのではありません。結構、有効に核分裂による爆発をおこすのは難しいのです。

中性子は核分裂生成物の中に中性子をだして崩壊する核種があるので、炉心の中では今でもたくさん、でているでしょうし、速度の遅い熱中性子は空気のように迷路のようなところも通り抜けてしまうので、炉内内容物が一部、圧力容器外にでた可能性がある現状では、外で検出されても、そんなに不思議ではなく、核分裂反応を示唆しないかと思います。それに、ホウ酸を海水にいれているという話もありましたし、ホウ酸は西日本の原発にはたくさん準備してあるので、核分裂反応による爆発はないかと考えています。

なお、臨界という言葉は爆発を意味しません。私たちが昔、実験してた原子炉は臨界時の出力は0.01~0.1Wくらいでした。カップヌードルのお湯を沸かすのに20~200時間くらいかかる出力です。

ただ、圧力容器内の物質の爆発的飛散は可能性はなくはありません。今回のタービン建屋での放射性物質の検出は圧力容器やその周囲の配管の亀裂を想像させます。なんとかくいとめるために必死かと思います。幸い、福島はBWRでタービン建屋も管理区域なので現状のままなら外部への飛散はまだ防げているかと思います。

この回答への補足

知識の披瀝のご説明は大変うれしいのですが、最悪のシナリオを教えてくださいませんでしょうか。
よろしくおねがいします。

補足日時:2011/03/26 23:55
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>原子炉の爆発は可能性はあるんでしょうか?


1~3号機で水蒸気爆発の可能性はあります。4~6号機で原子炉が爆発する可能性はありません。

>放射性物質が大飛散ってありえるんでしょうか?
ありえます。

>臨界の可能性はあるんでしょうか?
3月13日朝に中性子線が観測されていますので、すでに再臨界したものと思われます。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/ …
これからあらたに臨界の可能性はあります。

>で放射性物質が大飛散ってありえるんでしょうか?
ありえます。

>完全なるメルトダウンになり放射性物質の大飛散ってありえるんでしょうか?
ありえます。

>メルトダウンになっても東京電力と行政による隠蔽はありえるでしょうか?
ありえるといえばありえますが、可能性は低いです。
原子炉なりプールなりが爆発すれば、これまでとはケタ違いの放射性物質が放出されます。
民間や米軍など、あらゆる組織が放射線量を監視していますので、隠し通すことは不可能でしょう。


最悪のシナリオについて。
1~3号機の原子炉、1~6号機の使用済み核燃料プール、共用プールの核燃料がすべて再臨界して爆発することでしょうか。
その時の風が北東の風15mとか。
東京は間違い無く壊滅、西日本も現在の福島県内レベルにまで汚染。

可能性があることは確かですが、これらの可能性がどれくらいなのかは誰にもわかりません。
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(1) 放射能汚染地域は、「放射能の強度」と低空の「風向」・「風速」により変化します。

放射能を含む空気が、上空に昇れば、「偏西風」で太平洋へ流れ、日本の陸地への影響はまずなくなります。

(2)  このため、人の健康確保のための避難地域は、原子炉が、完全メルトダウンして、放射性爆発があった場合でも、20Kmで概ね十分でしょう。

逆から言えば、20Km以内に近づかなければ問題はないでしょう。ただ、風向と風速には十分気を付けておくことが大事です。

現状の20Km退避指示は、現在発表されている放射能レベルに対しては、適切な避難地域でしょう。風向・風速が大きく変化した場合は、修正が必要となります。

(3) 放射能レベルの日本政府からの情報は、複数の独立した団体によりモニタリングされつづけています。放射能レベルに関しての情報は的確と判断されます。



(4) 原発に近い方々への警告・・・体内被曝をしない。

第1に、放射能物質が飛散してこない地域に避難することです。

第2に、放射能物質が飛散する可能性のある地域では、放射能を持つ物質を含んだチリや、粉塵などを「食べない」「飲まない」「吸わない」「体に付着させない」ことが大事です(体内に入ると、ルビネンコ事件のように、短期日で死亡する)。

第3に、遠くに避難できない時は、家や部屋の中で、外気が入らないように隙間をテ

ープなどで塞ぎ、安全になるまで(約2週間、最低48時間)閉じこもることです。

エアコンなどは使用しない。 

第4に、ガイガーカウンターなどの放射能測定器材を購入して、自ら安全を確認することです。

   放射能(線)には、臭いも、色も、味もないので、測定器材を使用しないと、

放射能の有無も、強さも判りません。

第5に、過度に放射能を恐れないことです。広島・長崎で被爆したご長寿の方も沢山おられます。健康のためにラジウム温泉に入る人もいます。パニックは避けるべきです。



2 チェルノブイリの原発事故

チェルノブイリの原発事故は、ひどい状況でした。

(1) チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けました。チェルノブイリの場合でも、30キロ程度の避難地域をすぐに設定していたら、多くの人の健康を守ることはできたでしょう。

(2) チェルノブイリと日本の原子炉には大きな差があります。チェルノブイリは、黒鉛炉という暴走しやすい設計で、放射線を閉じ込める格納容器がありませんでした。福島原発は、軽水炉という暴走しない設計で格納容器もあり、放射線の大量放出は起きにくくなっています。

(3) チェルノブイリの場合、事件から何年も間、現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされず、危険性の情報も全く知らせなかったのです。

汚染された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になりました。

(4) 事実が隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の福島原発は、情報がよく公開されているといえます。



3 放射能の基礎知識

(1) 原子炉は、非常時に、「止める」、「冷やす」、「閉じ込める」の3つの機能があります。

福島原発は、津波によって電源が失われたため「冷やす」機能が麻痺しました。

爆発は、原子炉の外に滞留した水素に、余震で建屋の金属同士が接触してできたスパークから火がつき水素が燃焼し、爆発したものです。もちろん、軍用の水素爆弾とは全く異なります。
 冷却水のレベルが低下して、燃料棒が出ているのも、格納容器の中の、圧力容器の中のレベルのことです。屋外に露出しているわけではありません。

このため、たとえメルトダウン(炉心溶融)が起きても、ウランが格納容器の外に出ることはまずありません。

(2) 放射性物質は距離の3乗に比例して薄まります。10mで1千分の1になり、100mで百万分の1になります。避難区域の20km地点では、大気の通常の放射性物質濃度と同程度になります。

(3) また、日本の上空には常時偏西風が吹いて、空気が西から東へ流れています。福島原発から漏れた放射能を含む空気は、早晩、偏西風で太平洋側に流れます。  
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