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原発の汚染物質が低下するのはどのような状況になれば可能でしょうか。

類似質問もあるかと思いますがよろしくお願いします。

地震当初は、原発が爆発することが怖かったです。そして冷却に成功し出してなんとか
チェルノブイリのようなことには至らずにすみ、胸をなでおろしました。

ですので、ある程度の安心はあるものの、今度は空気中や、土壌や、水の中に含まれる
汚染物質から吸収してしまう物質の、積算値が気になっています。今でも、大気中に
放射線物質があらたに、日々放出されているのですよね?

完全に汚染物質が漏れなくなるには、何年もかかるでしょうし、原発付近には100年くらいは
住めないかもしれないです。でも、首都圏などで安心できるようになる程度まで汚染物質の流失が
減少するには、原発がどのような状況になれば、そうなるのでしょうか。水棺を目指していたと思うの
ですが、これはできないということになったと思います。炉に穴が開いているということであれば、
炉を修理する必要があると思うのですが、そんな危険な作業をする人手はないでしょう?


温度が低下してきていても、発表される毎日の飛散量は、それほど変わっておらず、1年たったら安全な被曝量を超える被曝をする人が、首都圏なら1300万人はいることになってしまいます。

今、目指している状況はどんなものなのでしょうか。

A 回答 (2件)

今、目指している状況は・・・


いわれている通り「冷温停止」だけです。
みんなに被害がおよばないように対策をとっているわけではありません。

まず、水道の元栓を止めようとしているのですが、それができません。
元栓が止まらなければ破損したところからまだまだ思わぬ噴出が懸念されるということです。

>そんな危険な作業をする人手はないでしょう?
友人とも話していましたが、その人手は「特攻隊」だと認識します。とても今の時代に許されません。
私は建築に携わるものですが、そんな原子力に詳しくないものでも、格納容器の破壊は温度や状況から想定できたし、「建設」「改修」はすぐにはとてもできないと思っていますよ。

防護服着て今作業にあたっている方でさえ熱中症と被曝で命の危険にさらされていますが、建設工事であんな防護服のまま作業なんて出来ないと私は考えています。普通の10倍も100倍もかかるはずです。
安全を考えれば。信長の鉄砲隊方式で10倍100倍の人を入れても効率は上がらないでしょうし。
だから、チェルノよりひどいという意見も私は理解できます。

国や東電の発表だけを信用するのはお人よしというものです。あの人たちは「確認が取れたこと」しか発表しません。確認されてないことは想定しても発表しないのです。だからこそ、事故当日から懸念されたことを平気な顔で数カ月後に発表するのです。何年後に本当のことを言ってくれるかなんて「確認」されないとずっといいませんよ。ああいう機関は。そういうものです。

さて、一時期いわれていたコンクリートの壁を地下に設置して、底の部分はセメントミルクか何かで固化し、海への流出を防ぐという工事もすすんでないみたいですね。まずはそれが下から押さえる方法としては上がっていましたよ。でも、上部はまだまだ厳しそうですね。・・対策が無いのです。

いわゆる石棺か、水棺など大きな格納容器が出来なければ放射能は出続けるのです。
まず冷温停止させて放射能を少なくして土木建設作業に入る。このスタートさえも切れない今。
とても長い期間住めないであろうと思いますよ。
でもどんな理由でも、住民に理解などされるものではないでしょう。
現にチェルノでも立ち入り禁止区域に住民はいます。

よくなっている状況ではまだまだありません。小康状態だと思います。
原因が通常よりも改善されているところは何一つないでしょう。
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チェルノブイリのようなことには至らずに済んだとは、とても言えないと思います。


地上への拡散は今現在チェルノブイリよりも少ないかもしれませんが多くは風向きにとって海側に飛んでいますし、膨大な量の汚染水が溜まっているだけでなく恐らく海水、地下水に流れ出し続けているのが現状です。
その全体量は3機の原子炉の核燃料の量から考えれば、チェルノブイリをはるかに上回ると言えます。
この部分では全く手付かずで試験的な浄化装置も問題が発生したり、動き出したとしてもどれだけの処理が行えるのか不明ですし、放射性物質が凝縮した吸着物質は膨大な量となりますがそのまま貯蔵して置くしか方法はありません。
汚染水をはるかに上回る人が近寄ることもできない恐ろしい濃縮された放射性廃棄物を大量に保管することになるのです。
これを処理する方法は理論的にありませんから自然に原子崩壊する期間である何十年、何千年も保管管理しなければなりません。

関係者は現状を考えられる良い方向の状態として発表していますが、恐らく核燃料は原子炉の底を完全に溶かしてコンクリート、地中まで潜り込んでると考えられます。
既に燃料を閉じ込め、取り出す手段は無くなっているという段階です。
原発地域は放射性物質で完全に支配されてしまったとしか言い様がありません。
原発がその地域を完全に荒廃させる可能性がある悪魔のエネルギーと言われる理由です。

今後できることは水をできる範囲で循環させる装置を完成させ、できるだけ外部に流れ出ないようにすること。
大量の凝縮させた極めて危険な放射性物質を安全に保管できる容器を作ることです。
悪魔に立ち向かって人間にできることは、死者をできるだけ出さないでこれを実現することこれだけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。昨日の朝日新聞の総括記事では、チェルノブイリの放出放射能は、は520万ベクレル、福島では77万ベクレルと発表されています。確かに、海に、地面に流出しているものはまだ未知だろうと思い、特に海は、世界各国と繋がっているので、大変迷惑な状況になっていると理解しています。
それから、現状が1年続いたときの積算値も未知ですし。

ただ、やはり、チェルノブイリとは違うと思います。臨界爆発ではないからです。科学的に全く
異なっているはずです。それにチェルノブイリでは、飛散しているものの中にプルトニウム以下
毒性の高い物質が多く空気中を伝って地面に落下しており、汚染の範囲が広く、重症だったのでは
ないだろうかと思っています。それに、あの当時は、鉄のカーテンがありましたが、日本はもっと
オープンにしていますので、チェルノブイリの実態と比較することは無理なのかもしれません。
すぐに出荷制限がなされ、ロシアの人たちがそうであったように、危ない牛乳を子供が飲み続ける
という事態には幸いなっておりませんし。全く違うでしょう。

>恐らく核燃料は原子炉の底を完全に溶かしてコンクリート、地中まで潜り込んでると考えられます。

なぜそのようにお考えですか?常識から言ってそうであるということでしょうか。原子炉というのは
格納容器ですか?圧力容器ですか?格納容器にまで穴が開き、地中まで核物質がもれている状態では、
水を循環させるのは、汚染水を増殖させるだけで、無理ですよね???本当にそうなら、その炉を
修理する必要がありますよね。誰がどうやってやるのでしょうか?そして、それが出来ないなら、
具体的には、何をしたら良いのですか?汚染水は土壌に沁み込ませながら時間の経過を待ち、
燃料棒を取り出すのですか?具体的にできることはどれですか?

現在でも六ヶ所村には、これまでの核廃棄物が大量に保管管理され、行き場がないまま、
中途半端に保管されています。今回の福島の1-4号機の燃料棒の保管も六ヶ所村の
廃棄物と同様に、今後、いつまでという規定がなく、管理し続ける必要がありますよね。
それは皆わかっていると思います。

それから政府は一日も早くに、範囲をしっかり特定して、あと100年は住めないということを
住民に理解してもらい、次に彼らが住めるコミュニティを建設しなければならないと思います。
汚染水が今後何年も垂れ流しになる土壌にはすめませんから。

お礼日時:2011/06/12 09:55

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