あなたの習慣について教えてください!!

雑念が自分の頭の中でどういうメカニズムで
浮かんでくるかに興味があります。
勉強中や仕事中などひとつのことに集中しなければいけない状況で
なぜ雑念は浮かんでくるのでしょうか?
雑念の浮かび方にも特定の動作や思考に基づく法則性のようなものが
あるのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


雑念といいますのは、そもそも無意識の状態に生み出されるものです。
まず「雑念の定義」を行います。
我々は二つのことを同時に考えることはできません。このため、何かが意識に上ろうとするならば、それまでの意識は一旦削除されなければならないわけです。
何か論理的な思考を行う場合、我々はその思考に関連する記憶や情報を次々と意識の中に取り込むことによってその空白を埋めています。ですが、ひと度興味が削がれたり集中力が途絶えたりしますと、そこに無意識の隙間が生まれます。そして、このようにして一瞬のうちに意識の中に取り込まれてしまう「それまでの思考とは関連性のない思念」、これが即ち「雑念の正体」です。

我々は普段、自分の思考や記憶は自分の意思で扱っていると思っています。ですが、実はそうではありません。何故ならば、我々の脳内には意思というものは実際には存在していないからです。
我々は自分の考えを自分の意思で決定します。ならば、意思とは自分のものということになります。では果たして、その意思に命令を下しているのはいったい誰なんでしょうか。これは、心理学がまだ哲学であった頃から論議されてきた難問です。ですが、現在ではこの矛盾を解決するため、意思とは脳の働きの一部であり、それは単なる「随伴現象」であるという考え方が用いられています。我々は物事を自分の意思で決定しているのはありません。脳内で物事が決定されることを「意思決定機能」と言います。

では、我々の脳が意思決定を行おうとするならば、そこには何らかの選択肢が与えられなければなりません。何の情報の選択肢もない無意識の状態では、脳が意思決定の機能を使うことはできないわけです。
我々は目や耳などの感覚器官を用いて外部からの情報を脳内に取り込みます。そして、脳内ではこの感覚情報を基にそれに一致する記憶情報が検索されるわけですが、ここまでは「全自動」です。従いまして、意識の中にどのような情報が入力され、そこでどんな記憶が選択されるかには我々の意思決定機能は全く関わっていないということになります。脳内でこの二つの情報が比較されることを「認知」と言い、これによって意識の対象が決定されます。そして、我々はこれによって意思決定が可能となり、ここで初めて考える、近寄ってみるなど、様々に自発的な思考や情報の取り込みができるようになります。

このように、我々は意識の中で何らかの思考を保持している場合は意思決定による連続的な情報の処理を継続させることができます。ですが、ひと度これが途切れてしまうならば、次にどのような思念が意識の中に取り込まれてくるのかは自分でも予測ができません。
これがどういうことかと言いますと、つまり、我々には無意識の中にどのような意識が生み出されるかを選択することはできないということです。従いまして我々には、このようにして意識の中に何らかの思念が取り込まれるまで、それが雑念であるかどうかの判断を下すことはできないということになります。
それが雑念と判断できるならば、ここは勉強に集中しなければならないといった意思決定も可能です。ですが、思念といいますのは意識に取り込まれるまで、我々にはそれが雑念であるかどうかさえ判断することができません。これが、我々が自分の意思でもって雑念の発生を阻止することのできない本質的な理由であります。

このように、雑念といいますのは我々の意図的な思考や意識の途切れた無意識の狭間に取り込まれるものです。ですが、その思念が必ずしも雑念であるとは限りません。むしろ、それが新しいアイディアである可能性もあるのです。
我々が意識を集中して論理的な思考を行うというのは、それは今得られる限られた情報や自分に持ち得る既存の記憶体験の組み合わせでしかありません。従いまして、これだけでは何時まで経っても同じ結論しか出せませんし、それでは未知の問題を解決することなどはどうやってもできないわけです。ところが、脳は少しでも無意識の空白が生まれるならば、そこに自分にも予測のできない無作為な思念を取り込もうとします。では、しばしばそれは冷静な思考を妨害する愚にも付かない雑念であるかも知れません。ですが、もし仮にこれがなかったとしますならば、我々人類が果たしてその歴史の中で、次々と新しい発想に巡り会うという偶然を手にする機会は恐らくほとんど生まれなかったと思います。
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貴方が集中という動物として辛い不自然な状況にある時、


貴方自身のその時点での不要な感覚は常時雑音的な刺激を受け続けています。
この刺激のために貴方は動物としての本来の反射的な反応がもそもそ動き出し、それを極力抑えている言語的防御組織がやむなくそれなりの意識(感情とか欲望とか)を呼び覚まして脳内の記憶野間でヴァーチャルなキャッチボールをはじめるのでしょう。

まだまだ修練が足りないのですね。
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あなたに「無意識」領域がある証拠です。


面白いですけどね。^^
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