「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

5年ほど前(?)に、女流棋士たちの独立問題が生じました。
彼女たちのそもそもの目的は、
女流棋士の待遇を改善したい、交渉・議論(発言権確保)のためにもにも棋士総会への参加を認めてほしいとのものであったと記憶しています。


その折の将棋連盟側の主たる論調は、
棋士総会に参加したければ正会員になればよい。奨励会を卒業し四段になればよく、奨励会は男女差別なく門戸を開いている。
とのものであったと思います。
当時存在していた諮問委員会(でしたっけ?)等の見解も踏まえそのように判断したんでしたっけ?

その結果、一部の女流棋士が自治を求めてLPSAを立ち上げました。
もちろん、その経緯や手順において、常識はずれの不手際とよんでも良いようなこともあったと記憶しています。



今般、おそらく公益社団法人化の一環として、女流四段以上または女流タイトル経験者については正会員として認めるとの規約改訂が行われたようですね。
女流(一部とはいえ)を正会員にすることが社会常識に適うと、判断の変更をしたわけですよね。



ところが、当然というかやっぱりというか、独立せずに日本将棋連盟に残留した女流に限定した改訂となっています。
いまこそ、不自然な状況にある女流棋士問題について真の解決・和解を図るときではないでしょうか?
現状では、誰それさんが大嫌いなあの娘をうまいこと除去できたから正会員規約を改訂したように見えます。
せっかくの英断(女流参加)に水をさすどころか、歴史に残る汚点となるような気がしてなりません。


私の事実認識にどこか誤りはありますでしょうか?
一将棋ファンとして、有識者各位のご見解をお聞きしたくお願いいたします。

A 回答 (5件)

将棋連盟の理事連中や一部の回答者様は、「公益社団法人日本将棋連盟」の目的である「将棋道の普及・発展を図り、併せて国際親善の一翼を担い、人類文化の向上に寄与すること」を百回読み返されるべきですね。



多くのプロ棋士が漫然と将棋を指しているだけなのに対し、女流の多くは普及に熱心であり、アマチュア対象の将棋のイベントや大会には欠かせない存在です。
また普及については準棋士の存在もありますし、連盟支部のボランティア的な協力も大きなものがあります。

(LPSAも含め)そうした人々の声も反映させるべきであり、将棋が強い(つまり4段以上の正会員)だけの閉鎖社会を希望するのなら、大層な目的を掲げて公益法人を名乗るのでなく株式会社で運営して法人税を払えばよいだけのことです。

ちなみに今日の日本経済新聞にアマチュアの方が定年退職後、将棋の海外普及に長年ご尽力されているという記事が掲載されていましたが、これも立派に将棋連盟の目的の一つですよね。
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この回答へのお礼

私の漠然としている思いを的確に表現してくださっていることにびっくりしました。有難うございます。

改めて表現すれば、、、。
相撲界も同じですが、なぜプレイヤー達だけで運営し他を排除するのか。名プレイヤー必ずしも名経営者ではなく、また名指導者、名普及者とは限らないわけです。
普及・指導・発展という目的を共有している(ハズの)仲間をなぜ排除して良しとしているのか?
との疑問が本質であることを再認識しました。
(相撲界は、先の事件を契機に外部理事も一定数確保されるようですね)


ご回答ありがとうございました。
いましばらく、質問を閉じずにいたいと考えます。
よろしくお願いいたします。



なお、質問に名を借りた一方的な意見表明になっていないかの心配も生じています。
変遷してはいますが、小生の疑問の解消のためのご意見がいただければ幸いです。

お礼日時:2011/07/21 23:13

私の認識するところでは、連盟が立ち上げた全ての女流棋戦には連盟女流棋士だけでなくLPSA女流棋士も全く同じ条件で参加しています。

また連盟は全国に支部を展開し、所定の手続きで誰でも支部会員になれるといったように門戸が開かれています。
これに対しLPSA棋戦からは連盟女流棋士は排除されているようですし、支部を展開する気配も見られません。

こうした現状であるにもかかわらず、連盟に対して「排除」だの「閉鎖社会」だのとあらぬ批判が加えられるのは異常事態と考えざるを得ません。私にはどう考えてもLPSAの方が「排除」「閉鎖社会」に見えます。ところが矛先をLPSAでなく連盟に向けるとはいったい何事なのか不審の極みです。

LPSAの独立の背景については、当のLPSAが公式には何も表明していないので、憶測で論じても意味がありません。その本質はなんであったのか。それは各自で見解が異なるところでありましょうが、それを検証する手段も無く、多数決で見解を統一することに何の意味があるとも思いません。LPSAがなぜ堅く口をつぐんでいるかは私には理解できませんが、それもLPSAの意思である以上は尊重したいと思うまでのことです。

「同じ臭いがする」という意見には組しかねます。それではテロリストと同じ臭いがするといえば逮捕できるのでしょうか。そういう発想そのものが戦前の特高のようなとんでもない人権無視につながりかねない危険なものなのではないでしょうか。

>だから「なかったことにできないか?」「和解できないか?」との願望が生じているのです。

というのであれば、どうしてLPSAにそれを言わないのですか?私にはその理由が分からない。LPSAが閉鎖社会で外野の意見に全く聞く耳持たずからでしょうか。もしそうであれば、それもLPSAの意思でありますから尊重すべきでしょう。それでも、それほどの願望なのであれば、LPSAに提案をされてはいかがでしょうか。

阪田三吉の時代に棋界など存在しません。有力者が個人的に後援者をつかみ、個人的に新聞社と契約していただけです。阪田三吉も大阪で独自に後援者をつかみ、独自に新聞社と契約していました。それを棋界からの追放というのは余りにも東京中心史観に思えてなりません。確かにその時代の定跡の進歩は東京が中心であったのかも知れませんが、阪田三吉も多くの後継者を育て、将棋の歴史に貢献しています。その功績は決して軽んじてはならないだろうと心得ます。

今日、連盟は連盟なりにLPSAもLPSAなりに将棋の普及・発展に貢献されているように思えます。私にはそれがどうして問題なのか全く理解できません。それが良くない状況に思えるというのはLPSAの活躍ぶりを全く無視しているとしか考えられません。

質問者さんはどうしてLPSAの活躍と人格を認めようとしないのか。その理由が私にはわかりません。憤懣やるかたない思いです。
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この回答へのお礼

ご投稿、ありがとうございました。


個々のご意見の「部分」について、ことさらに取り上げ反論・意見交換するのはおそらく建設的な成果を生みそうにありませんので、総論として捉えることとします。



mekuriyaさんがどのように持ち上げようともLPSAは吹けば飛ぶような弱小団体です。
しかも、憚られるような手続きで独立し、現在もイコジというか拗ねているという状況にあります。
このことは多くの識者に同意いただけるでしょう。


mekuriyaさんのご意見により、自分の感覚が「大人と赤子の喧嘩を座視するのがつらい」というものであることに気づきました。


数日内に、質問を閉じます。 ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/26 16:15

No.2の続きです。


>いま気がかりなのは、「正会員になりたい」と思っていた娘達に「そんなのダメだよ」と言い続けていたにも関わらず、良い子にしていた娘達だけに「ご褒美に正会員にしてあげる」といっていることです。

偏見です。独立騒動の時も正会員になりたいなどと誰も思っていません。女流棋士の待遇改善の為に連盟の意思決定に参画したいと考えた女流棋士がいただけです。正会員といっても待遇改善の手段として望んだことに過ぎません。またそう考えたのは一部に過ぎません。
良い子も何もありません。独立騒動の本質は、独立派の強引な政治手法についていけないと考えた大多数の女流棋士が独立派と袂を分かち連盟に残留したということなのです。それも一人一人の意思決定に基づきます。連盟は思わぬ事態の進展を察知し、事態の収拾に乗り出しただけです。残留したいという女性棋士の意思を踏みにじることは連盟はできない。ご褒美も何もありえない妄想といわざるを得ない。


>いうなれば、「労働組合を結成して組合活動をしたことを理由に不当な差別をする会社」と同じ臭いを感じるのです。

偏見です。女流棋士と連盟には雇用関係はありません。そもそも女流棋士は労働者ではないし、労働組合も存在しません。独立騒動は組合活動ではありません。棋士も女流棋士も個人事業主であって、連盟は同業者組合みたいなものなのです。日弁連と弁護士の関係に近いといえば良いでしょうか。

>「本人の意思」を引くに引けない状況に追い込んでおいて、一見自由意志を尊重する態度で「戻りたいなら戻っておいで」という冷たい対応をするのではなく、真に寛容な大人の態度で、「7年前に戻って、なにもなかったことにしよう!」ということは、、、、できませんかねぇ?

偏見です。誰も追い込んでもいませんし、追い込まれてもいません。一人一人が自分の意思で決めた結果です。戻るもなにもない。もう別個の団体として別々な道を歩んでいるのです。寛容も何も無い。自分の足で立ちたいと独立していった以上は戻りたいも戻りたくないもありません。それはあまりにもLPSAに対して失礼すぎます。

この回答への補足

>独立騒動の本質は、独立派の強引な政治手法についていけないと考えた大多数の女流棋士が独立派と袂を分かち

「騒動」になってしまったことの主因はご指摘のとおり、その手順や手法のまずさだと思います。異論はありません。
しかし、「なぜ、独立を目指したのか」については、本質は「待遇の改善を望んだこと」でありその手段としての「発言権が欲しい」=「棋士総会へ参加したい」であったことについてはご同意いただけますか?



>女流棋士と連盟には雇用関係はありません

 比喩的表現はNGですか?もとより雇用関係、労働組合であるなどとはいっていません。
 対立の構造、枠組みが良く似ているので「同じ臭いがする」と表現しています。


>偏見です。誰も追い込んでもいませんし

 私はただのアマチュアの将棋ファンです。身近にこの騒動に関係者がいるわけでもありません。
 ただ、連盟のHPはじめ、通常で手に入る情報群からこのように感じています。
 私、普通企業の会社員ですがその企業人としての常識から見て、連盟のHPの一部の表現などから上記のように感じました。偏見とも思えないのですが・・・。


>もう別個の団体として別々な道を歩んでいるのです。

 7年前の状況と今日の状況で、将棋ファンとして「良くない状況に変わってしまった」と感じます。
 だから「なかったことにできないか?」「和解できないか?」との願望が生じているのです。
 以前より、いまの状態の方がよいとお考えですか?
 例え話では通じないのかもしれませんが、「阪田三吉の棋界追放」が将棋界にプラスであったとは思えません。
 



どのようなご意見でも反応があるのはうれしいものです。有難うございます。


 

補足日時:2011/07/21 22:58
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この回答へのお礼

ありがとうござました。


質問を閉じます。

お礼日時:2011/07/31 13:11

法人とは法律上の人格という意味です。

日本将棋連盟とLPSAはそれぞれ別個の法人です。である以上は人格を尊重しなければなりません。女流棋士も一人一人が別な人間であり、別な人格を持ちます。一人一人の女流棋士の人格を尊重しなければなりません。

現状を当然と見るか、不自然と見るか、それは一将棋ファンであっても様々な見解や願望を持ち、それを公表することも言論の自由として認められると思います。

しかしもっとも優先されなければならないのは本人の意思ではないでしょうか。それが人格を尊重するということではないでしょうか。

またどんな法人であっても規約が会員にしか適用されないのは当然のことです。例えば日本将棋連盟が規約を改正して女流棋士から年会費100万円を徴収するとなったらどうしますか?別な法人であるLPSAから徴収するとでもいうのでしょうか。そんな馬鹿な。引退しても退会しても会費を払わなければならないのでしょうか。そんな馬鹿な。

いまいちど、よく考え直されてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


ご指摘の通り、「もっとも優先されなければならないのは本人の意思」であることは全くその通りだと思います。


いま気がかりなのは、「正会員になりたい」と思っていた娘達に「そんなのダメだよ」と言い続けていたにも関わらず、良い子にしていた娘達だけに「ご褒美に正会員にしてあげる」といっていることです。


いうなれば、「労働組合を結成して組合活動をしたことを理由に不当な差別をする会社」と同じ臭いを感じるのです。




「本人の意思」を引くに引けない状況に追い込んでおいて、一見自由意志を尊重する態度で「戻りたいなら戻っておいで」という冷たい対応をするのではなく、真に寛容な大人の態度で、「7年前に戻って、なにもなかったことにしよう!」ということは、、、、できませんかねぇ?


いましばらく、質問を閉じずにおきたいと考えています。
よろしくお願いします。

お礼日時:2011/07/20 21:23

私は有識者ではありませんが個人の見解として



やはりLPSAメンバーにも4段以上andタイトル経験者を正会員と認めるのは難しいんではないでしょうか?

というより、もしそれをみとめたら、LPSAメンバーであるにも関わらず、日本将棋連盟の正会員にもなるわけですよね?
そもそもLPSAは女流棋士への待遇に納得がいかずに日本将棋連盟を脱退したのに、正会員になることを望むでしょうか??

和解を、というのは望むべきでしょうが、だからといってどちらかに統合というのは離別した理由からして難しいでしょう。
それこそ、LPSAが嫌なら女流棋士会へ移籍すればいいだけですし。しがらみがあるのは上役の人だけでしょう?


女流棋士への待遇に文句があるのなら、女流棋士が強くなってからいうのが筋だと思うんですよね。。
アマチュア高段者以下の実力なら、冷遇されてもしかたないですよ。。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございます。



確かに現状は、一見修復不能なほどに仲たがいしてしまっています。



「女流棋士への待遇に文句があるのなら、女流棋士が強くなってからいうのが筋」という意識で「正会員なんかできないね、弱いんだもん」というスタンスであったために生じた分裂問題について、すくなくともその主張には正当性があったにも関わらず、
将棋連盟自身が清水さんや矢内さんを正会員とすることで、その主張が「いまや正当ではない」と認めてしまった矛盾(のようなもの)について、解決すべきではないかと感じているのです。

気に入らないヤツラは独立して出て行って排除に成功したから、お気に入りの娘達は正会員にしちゃおう、という「イジメ」に似た構図を感じているのです。

いましばらく、質問を閉じずにいたいと考えます。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/20 21:10

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