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74才の母が、窒息で倒れ、全脳虚血による低酸素脳症と診断されました。全脳虚血ということは、脳の細胞が全部死滅してしまったのでしょうか? 呼吸や心拍に関係のある脳幹は、生きていると医者に言われました。今後の予後はどうなのでしょうか?出来ればリハビリして意思の疎通ぐらいは出来るようになって欲しいのですが、倒れて3ヶ月近くになりますが、呼びかけには、目を開けるくらいで、一切の反応はありません。(時により、口がもごもごすることはありますが。)全脳虚血すると、脳細胞で生きている部分は全くなくなるのでしょうか?宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

脳虚血発作とは脳梗塞の一歩手前の状態です。

血栓により血管が詰まってしまい、手足の麻痺や言語障害などの症状が出現していますが、まだ脳細胞に、元に戻らない程のダメージを及ぼしていない状態です。しかし、そのままほっておくと脳細胞が死に脳梗塞になります。したがって、脳細胞が死ぬ前に血管に詰まった血栓を溶かしてあげれば再び血が脳細胞に通い脳細胞は死なずにすむことになります。この血栓を溶かす方法はいろいろありますが、1つに脳血管内手術による超選択的血栓溶解療法があります。つまり、血管の中に詰まっている血栓の所までカテーテルを進め、そこから血栓を溶かす薬を注入します。ただし、この治療は時間を争い、症状が出てから6時間以内に治療が出来なければ意味がありません。6時間以上経過すると脳細胞はすでに死に始めているからです。しかし、中には6時間以内でもすでに脳細胞が死に始めているケースもあり、CTやMRIといった検査で脳細胞のダメージがまだなく、前述の時間を満たしている患者さんのみが受けれる治療です。実にうまくいったケースでは何も後遺症がなく退院出来ます。しかし、脳出血などの危険性もあり、出来るだけ発症後すぐの治療が必要になります。

この回答への補足

詳しいご説明ありがとうございました。ただ、母の場合、虚血性発作でも、一過性虚血でもない、脳全体に血液が行かなかった時間があったという、「全脳虚血」で、6時間以内に低体温療法などもうけられずに、目の前で、痙攣なども起こしていました。なので、脳の細胞がかなり死滅したのではと、(医者は大脳皮質が全部影響を受けたといっていましたが。)思います。それでも回復の可能性を望むのは、奇跡を待っているのと同じでしょうか?大変不安です。

補足日時:2011/09/27 16:04
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございました。すでに、光反応や、くすぐりへの反応、また「お話しようよ!」というと口をもごもごさせたり、語り掛けに涙をながしたりしているので、声は聞こえているような気がします。どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/10/01 17:29

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