至急です!!日本画に置いての「肉筆」というのは…

全く不得手なジャンルなので
どうか教えてください。
「肉筆」というのは「直筆」という
意味と同じですか？

もし、同じ意味の場合
その作品は「この世に1枚」しか
ないという事ですか？

それとも肉筆でも、同じ絵が数枚存在する事も
あるんですか？

また、肉筆の作品集という事は
世界に1冊という事なのでしょうか、、、、

事情があり、急いでいます。
どなたか教えてくださいませ

No.1 ベストアンサー 回答者： m-tahara 回答日時： 2003/12/01 18:20

　「肉筆」というのは手書きで書かれていて印刷ではない、ということです。

　ですから浮世絵の世界で良く使われます。
　大画家の場合弟子が描く場合も全くないとはいえませんので「直筆」とは正確に言えば違う、ということになります。ほとんどの場合同一とみなして問題ないですけれど。
　ただ、手書きということですので、作者が判らない作品でも肉筆作品と呼ばれます。寛文美人図などが典型例です。そういった意味でも「直筆」とはちょっとニュアンスが違う気がします。

　画家は自分の好きな画題、というものがあり、そうしたものは連続したり時期を置いたりして全く同じあるいは良く似た作品を作ることが多々あります。洋画になりますけれどモネの「睡蓮」など、特に有名な例ではないでしょうか。

　ですから、同様に作品集（画帖のことでしょうか?）でもその作品集自体は世界に一つしかない、ものとなります。良く似たものがあったとしても別の機会に描かれた別のものです。

この回答へのお礼

よくわかりました。大変助かります。
肉筆は世界に一つ、ですよね。
ありがとうございました！

お礼日時：2003/12/01 22:17

No.2 回答者： cope 回答日時： 2003/12/01 21:54

こんばんは

下の方が詳しく書かれていますので、「肉筆」と「直筆」に付いては追記しなくて良いと思うのですが・・・

＞それとも肉筆でも、同じ絵が数枚存在する事も あるんですか？

肉筆の掛け軸等で、同一画が２枚存在することは、有ったと記憶しています。
絹ではなく和紙に描かれた画についてです。ご存知だと思いますが、和紙は繊維を手漉きにより、何重にも重ねて一枚の紙とします。昔のベテラン表具師は、この和紙を薄く２枚に剥ぎ取る技術を持ち合わせていたそうで、和紙に描かれた肉筆画を薄く剥いで、同じ画の２枚の掛け軸を作ったそうです。勿論、２枚目（下の画）は、墨も薄く、かすれた部分も出来ますが、元は１枚の画ですから、両方とも本物として、古美術界では扱われていると、聞き及んでいます。

この回答へのお礼

なるほどー！
細かい技術のなせる技なのですね！
とても参考になりました！
助かります！
ありがとうございました

お礼日時：2003/12/01 22:18