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海外文学のコアなファンは3000人(http://www.hakusuisha.co.jp/essay/2009/03/3000.h …という記事を見かけて驚いています。まさに純文学絶滅の危機です。
タイトル通りの質問です。ただ感覚論では不毛なので具体的にお願いします。
例えば発行部数。純文学はどれくらい発行されますか?大衆文学のそれと比較してどれくらいのものかが知りたいです。
あと純文学作家はどのようにして飯を食っているのでしょうか・・?
発行部数以外でも別の指標があればその検討もお願いします。

A 回答 (1件)

ファンの人数などは分かりませんが、私の好きな芥川賞受賞作家さんは、単行本の初版が3000部とか5000部とかだということを、エッセイの中で書いていらっしゃいました。



そこから類推するに。
単行本の税抜き定価が1800円、印税率が10%として、1作品出版するごとに54万円から90万円入ります。
単行本化する前にはたいてい雑誌に連載しますから、その時の掲載料も入るでしょう。
さらに重版がかかれば追加で収入がありますし、数年後に文庫化されたら、最低でも単行本の半分くらいの収入はあるはずです。

その他には、エッセイや書評の執筆依頼や、インタビューを受けたりといったことがあったり、講演会の依頼やら文学新人賞の選考委員やら……。
芥川賞やそれに準じるような賞を取ったり、何度も候補にあがったりというような、純文学の中でもメジャーな人であれば、年間2~3冊も刊行していたら、結構な収入(少なくとも生活には困らない程度の収入)になるんじゃないかと思います。

大衆文学だと、メジャーなものは何万部と刊行されますし、文庫化されたらさらに何十万部の単位になるでしょう。
ドラマ化や映画化、アニメ化なんてのもされやすい傾向にありますから、その度に収入があることを考えると、純文学とは雲泥の差になるとは思います。

でも、純文学作家だって、固定客(?)が付いてコンスタントに書いていれば、飯に困るということはないと思います。

問題は、芥川賞を取ったはいいが、その後、文学の世界でもほどんど忘れられているような人たちです。そういう人たちは、作家とは別の職業に就いている可能性は高いと思います。
実際、二足の草鞋を履いている方はいらっしゃいますし。

確かに絶滅危惧種かもしれませんが、志のある人は、アルバイトをしてでも書き続けています。そういう人がいる限り、絶滅してしまうことはないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
もっと多くの人に読んでもらいたいものですね。

お礼日時:2012/02/03 18:57

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