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「LOVELESS」という漫画に
「母ネコは子ネコを獲り上げられそうになると、子ネコを獲られないように子ネコを殺す。」
といった記述があったのを思い出しました。

この記述通りのことは実際よくあることなのでしょうか?

ネット上で調べてみましたが、検索方法が悪いのか欲しい情報が出てきません。
回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>この記述通りのことは実際よくあることなのでしょうか?



そうした観察例は無数にありますが、以下のように理解してください。
「母ネコは子ネコを獲り上げられそうになると、子ネコを獲られないように子ネコを殺す。」→ → →「母ネコは子ネコを獲り上げられそうになると、激しいストレスにさらされ、その結果子ネコに攻撃を加える。」

ネコに限らず、およそ全ての動物(ヒトを含む)のメスが、激しいストレス下にある状態では「育児放棄」や「子殺し」を行います。
ハムスターをペアリングさせた経験のある方なら、必ずと言っていいほど経験しているでしょう。
他のネコが目の前をうろつくだけでも、育児放棄する母ネコは少なくないですね。

一般的に「母性本能」は少なからず美化されがちですが、これはペプチドホルモンなどによって引きおこされる生理的反応に由来しますので、分泌を妨げる要因があれば、当然母性的行動もとれなくなります。

母性行動は「繁殖戦略」のひとつであり、親のエネルギー投資と子の生存確率の相互関係で成立しますので、自然界では、エサ不足や過密になると「子の間引き」といったことも決して珍しくはありませんね。。
カルガモなんかでは、ごく普通にそうした行動を取ります。
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この回答へのお礼

詳しい解説をしてくださり、どうもありがとうございました。

母性本能が働いて子を守ろうとするゆえの行動ではないのですね…勉強になりました。
母性本能を美化して考える道徳的な理念も大事ですが、現実はシビアなものだということも認識しておこうと思います。

お礼日時:2012/03/16 10:47

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