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HSM(Hardware Security Module)は耐タンパ性を持つハードウェア、という程度は
知っていたのですが、「TPM(Trusted Platform Module)」が出てきて、混乱しています。

TPM(Trusted Platform Module)は、調べてみると「セキュリティ関連の処理機能を実装したLSIチップ」とのことですので、「TPMの入ったハードウェアがHSM」ではないかと思うのですが、合っていますか?

どなたかご存じの方、違いを教えてください。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

HSM・TPMという言葉を聞いたことがない門外漢です。


ただそのキーワードでGoogleしてみましたというだけです。

最上位にヒットしたのがこちら。
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TPMの暗号処理速度は、汎用CPUよりも遅い。
まずSmartCardと同じような半導体テクノロジで製作されている。
次に、LPCバスやI2Cバスなどの非常に遅いバスで接続されている。TPMはIT機器で容易に利用可能な安価な耐タンパーデバイスであり、物理的保護による秘密の安全な保持が目的である。TPMは一般のHSM(Hardware Security Module)と呼ばれる暗号モジュールに比べて桁違いに安価であるが、HSMのように高機能ではない。

TPM単体で使えるの?
NO。
使えなくは無いが、TPMはHSMとしてみると、リソースがものすごくしょぼい。実際に保存できるRSA鍵は2個だけである。TSSと呼ばれるソフトウェアスタックと一緒に使うことで、暗号デバイスとしてはようやく一人前になる。

http://d.hatena.ne.jp/munetoh/20091224
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10番目にヒットしたのがこちら。
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TPM は最近のコンピューターのマザーボードに搭載されていることが多い。機能としては、暗号鍵の安全な生成と、ハードウェアの乱数生成器を提供する。ただし TPM にアクセスするソフトフェアは、限られたプラットフォームでのみ提供されている(ほとんどが Microsoft Windows)ので、UNIX ベースの DNSサーバーでの利用可能性は限られる。また構成にもよるが、TPM に保持された鍵は取り出しできない場合があり、そうするとバックアップや別のサーバーへの移行が困難な場合がある。

HSM は、ほとんどの場合、プラグインするボード型か、単体のネットワーク接続機器として提供されている。通常高いセキュリティを持つ鍵ストレージと、ハードウェアの乱数生成器、そして IC カードや TPM と比べて極めて高い署名スループット性能を提供する。HSM 専用機が適するのは、複数の署名鍵を安全に管理しなければならず、使用頻度も高い場合だ。HSM の主な注意点は、コストが高いことと、導入や運用に必要となる工数である。鍵のバックアップは、使用する HSM のバックアップ手順に準じ、暗号化されたファイルや ICカードに作成する。

http://dnssec.jp/wp-content/uploads/2011/04/2011 …
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Google画像検索してみても,
「Trusted-Platform-Module」でICパッケージの画像がヒットするのに対して,
「Hardware-Security-Module」では単体機器や拡張ボードの画像がヒットします。

ということで。
TPMはクライアントPC向けの安価なセキュリティチップなのだろう。
TPMの入ったハードウェアでHSMを製造することもできるだろうが,TPM内蔵を前提にHSMと呼んでいるのではない。
現状のHSMは,TPM以上に高機能なハード・ソフトの構成によって実現されている。
そんな風にいえるのじゃないかと思いました。
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この回答へのお礼

わざわざ検索していただき、ありがとうございました。

TPMは(何らかの部品に組み込まれる)チップで、HSMは(独立したひとつの)部品、と考えるのが正しいのかもしれませんね。

お礼日時:2012/04/08 15:45

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