一回も披露したことのない豆知識

最近twitter上で「電車る」「徒歩る」「ヤケ酒る」などの「る」の新しい(?)使用方法がみられます。

これらの言葉は「名詞の動詞化」や「る言葉」というんだと、今日学校で知りました。

流行り言葉の発祥はあいまいなものですが、このたびの「る」の新しい用法は
嵐を起用した某飲料会社のCMが流れ始めてから、見かけるようになったように感じています。

僕は、これは若者の代表であるアイドルに新しい用法の言葉を使わせて、
流行語もさらって商品を印象付けようという戦略のもと、その会社が始めた事なのかと思ったのですが
この場合「この会社のCMが発端になって流行し始めた」と正式な文章(レポートや論文)に書いてしまうと
間違いになってしまうのでしょうか?

A 回答 (9件)

No.7です。

少し補足させてください。

「退治る」よりもっと古い「名詞の動詞化」の用例が「日本国語大辞典」(小学館)にありました。
「痴話」を動詞化した「ちわる」という言葉で、意味は「男女がむつごとを言う、いちゃつく、また痴話狂いをする」とありました。

用例は天明2年(1782年)の洒落本「太平楽巻物」(たいへいらくのまきもの)からで、「…あげまきに助六、小むらさきに権八ともいふやうな、末の世までもうたはれるやうな事はなく、ただわけもなくちわるも有」というものです。

また今から79年前の昭和8年(1933年)に発行された「巷間の言語省察」(浅野信著)という書物には、当時使われていた「名詞の動詞化」(る言葉)の用例が多数出ています。

このうち外国語から来たものでは、「サボる」(怠ける)「ダブる」(二度繰り返す)のように現在もよく使われているものもあれば、「ステクる」(散歩する:ステッキからきた動詞)やジュネブる(くだらぬ会議・相談:国際連盟会議の開催地名を動詞としたもの)など現在は全く使われなくなっている言葉が相当あります。

一方漢語からのものも同様で、「駄弁」→「駄弁る(だべる)」、「愚痴」→「愚痴る」など今もよく使われているものもありますが、「漫談」→「漫談る(まんだる)」、「茶目」→「茶目る」などのように現在ほとんど使われなくなった言葉もかなりあります。

これは私の考えですが、江戸時代から「名詞+る」の形の動詞は次々に生まれて使われたものの、その多くは一時的な流行語で終わってしまい、ごく一部が現在まで生き残っているのではないのでしょうか。ただしまれには、昔使われていた言葉で長い間死語に近くなっていたものが、何かのきっかけで復活する場合もあるようです。

例えば「デコる」という言葉は「装飾・飾りつけをすること」という意味で「デコ電」(デコった携帯電話)という言葉もあるように最近の若者の流行語のように一般には思われています。ところが上記の「巷間の言語省察」には「デコる」(無用の飾りをすること、デコライヴから出たもの)と記載されていて、少なくとも昭和の初め(1930年代)には現在に近い意味で使われていたことがわかります。なおデコライヴはデコラティヴのことではないかと思います、このような言葉は探せばもっといくつもありそうです。
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もしかしてビールですか?


そんな最近のことじゃないですよ。
ガングロとか流行ってた女子高生ブーム時代は知っていますか?
あのころにコピる、メモるなどが出て、ハゲる(ハーゲンダッツを食べる)など新しい言葉がたくさん出てきました。
チョベリバなどの時代です。
言葉を調べたければかなり過去までさかのぼってきちんと調べた方がいいですよ。
ついでに言うと、CMが最初に会ってその後で流行るのではなく、世間で流行っていてそれをもとにCMが作られるのです。
逆はあり得ません。
発端なんて当事者でないただの大学生にわかるわけもない。
昔のことは昔の人にしかわかりません。
発端ではなく現状を。授業のレポート程度なら現状を書いて未来はこうなるとか予測した方がましです。現状の一つとしてCMを挙げておく。Bはもらえるはず。
卒論にするなら全然まだまだです。テーマから見直した方がよい。
CMが好きなら昭和のCMと平成のCMを見比べて違いを見るとかなら突っ込まれにくいと思いますよ。
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>嵐を起用した某飲料会社のCMが流れ始めてから、見かけるようになったように感じています。



質問者さまが個人的にそうお感じになったことが、一般的に妥当な主張と言えるか否かは、もう少しお調べになったほうがよいかと思います。現在ではインターネットを使った検索などで簡単に先人が調べたことがわかるようになっています。

例えば「ミスる」「メモる」などの「る言葉」は「某飲料会社のCM」が流れるずっと以前から「広辞苑」などの辞書に掲載されています。実はこの「名詞の動詞化」はずっと古く江戸時代から日本語の表現としてあるものです。

「広辞苑」には「退治る(たいじる)」という言葉が載っていますが、これは名詞である「退治」を動詞化したもので「退治する」「滅ぼす」という意味です。用例に「盗賊(どろぼう)を退治るつもりででかけやせう」(春色梅美婦禰)が引用されていますが、この「春色梅美婦禰(しゅんしょくうめみぶね)」は為永春水が天保12年(1841年)に書いた人情本です。
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「名詞+る」で動詞が作られた比較的古い例として「サボる」があります。

1920年代には既に使われていたようです。

以来、「ダブる」「ハモる」「メモる」「トラブる」「テンパる」など、同様の手法でたくさんの動詞が作られました。
すぐに思いつく例が外来語由来のものばかりになってしまいましたが、漢語由来のものでも「牛耳る」「愚痴る」などが以前から使われています。

質問者さんの説はいまひとつ説得力に欠けるような気がします。
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 ついでですが、80年代の後半には「バグる」「トラブる」などは既にありました。

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 ご指摘の「る言葉」ですが、某飲料会社のコマーシャル以前に「ググる」との言葉があります。

これは「Googleで検索する」との意味として今では、ごく日常的に使われています。ですので、アイドルを売り出す戦略とメーカーの販売戦略が合致したとはいえないことになります。
 もっともこうした言葉の変質に対しては「正しい国語の乱れ」として憂慮する向きもあります。そうした方々からすれば元々「Google」は日本語にはない言葉であり、それを使って検索するのだから、「Googleで検索する」とすれば良いではないか、との反論も寄せられる、などの部分に目をお向けになった方がよろしいのではありませんか?、一つの言葉をめぐって見る「世代間の意識のズレと言語表現の関連性」などのテーマで。
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 レポートや論文の場合、なんらかの調査をご自分で行った上で、その結果に基づいて書くのであればOKです。

文献にあたるとか、聞き取り調査、アンケート調査などをした結果が、そのように出れば、ですね。
 そうでなければ、論文やレポートの「論拠」とならず、論文・レポートの結論を導く材料になりません。

 CMに使われていたのは事実です。ですが、「流行」とはどの範囲でどの区分の人がどの割合でどの頻度で使用することか、なんて定義する必要がないですか? 「はやってるよね」「え? オレの町じゃ全然聞かないよ?」なんて。

 だいたい「~る」なんて昔からあったようですよ。「サボる」の語源はご存じでしょうか。「メモる」「ミスる」「トラブる」は使ったことありませんか。

 どうしてもと言うなら、従来からあった、今では広辞苑にまで載っている言葉と、そうでない新出のものとを比較して、新規参入組についてだけ述べる、とかですかね。

 ご健闘を祈ります。
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私は50代ですが、高校生の頃はタクシーを利用することを「タクる」と言っていました。


およそ35年前のことです。
隠れてタバコを吸うことを「モクる」と言っていた記憶もあります。
忘れてしまったのですが麻雀をやるときにもこの類の言い方をしていたような気がします。

もしかしたら私の母校だけのローカルな言葉だったかもしれないと考えて念のた検索(ググる)してみたら、近年(ざっと見て2007年の記事がありました)でも使われる言葉のようです。
>この会社のCMが発端になって流行し始めた
という結論は少々怪しいようです。
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>>この場合「この会社のCMが発端になって流行し始めた」と正式な文章(レポートや論文)に書いてしまうと


>>間違いになってしまうのでしょうか?

間違いというか、正式なレポートとして報告してしまった以上は「そのCM以前に使われていた事例」を反証として出された場合、徹底的に攻撃されることになります。
まだ程度の低い内容だから構わないでしょうが、卒論などでこれをやってしまうと、口頭試問で泣きをみる羽目になるでしょう。
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