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DTMをやっています。
ソフト音源中心で。
ジャズをやってみたのですが、
音質をコルトレーンの遺作あたりの音質に近づけてみたいのですが、
どの辺りの帯域を持ち上げたり、カットしたらいいのか分かりません。
よかったら教えてください、お願いします!

A 回答 (4件)

あの頃の時代性はEQのパラメータだけでは難しいですね。


(わざと古臭い雰囲気にするとかそういういやらしい演出は可能ですが…)

そもそもEQで(特に加算方向で)積極的な音づくりをするようになったのは現代に入ってからで、もともとEQは整えるために用いてあとはトーンコントロール程度の色付けが本来の役割だったんです。

ですから、マイクやプリアンプ、卓、メディア(アナログ時代はテープですね)などを通した時にできあがるサウンドキャラを考慮すると良いと思いますよ。

特に注目するのが歪みですね。
現代の機材は歪み率0.01%以下とも言われていますので、歪み感を付け足すことはできません。
聴覚上「あ、歪んできたな」と分かる前に音割れになってしまいます。
昔の機材は入力ゲインに応じて「自然」→「飽和」→「歪み」→「割れ」とリニアに変化したんですね。

このあたりはDTMだと真空管やサチュレーション系のプラグインを少しずつ加算して倍音を足してゆく方式ですね。
一つのエフェクトで一気にやらないことがコツです。
トラック・ミックスバス・マスターなどの様々な工程でごく僅かに倍音を付加すると良い感じになりますよ。プラグインは”ちょい歪み”が出にくい特性があるのでついつい分かりやすくドライブさせてしまいがちですが、一つ一つは聴覚上の効果がないくらい微量にかけていった方が良いと思います。
アナライザー等を用いて2次・3次倍音が出ていることを視覚的に確認しつつ作業すると分かりやすいかもしれませんね。

正し、デジタルの歪みではトランス回路に通したような艶や太さはまず出ないです。
そういった意味では、艶出しというより雰囲気作りに近い感覚で臨んだ方が良いかもしれません。

あと単純に打ち込みサックスの音づくりのテクニックとして薄くオーバードライブをかけたりするのは昔から定番です。
ギター用のものなどでもOKなのでぜひ試してみてください。

また、ソフトシンセの音色が高解像度で収録されたサンプリングで豊かなダイナミックレンジを持っている場合は、適度にリミッターで飽和させておくのも一つのポイントですね。
ある意味ヴィンテージ機材は飽和と歪みがセットですから。

あとはテープの摩耗による飽和感。
これは高域の劣化が独特の色になります。まったく出なくなるわけではなく高域がまろやかに落ち着いてくるのでテープコンプなんて言われるんですね。
再現手法としてはマルチバンドコンプを高域だけに適用させることになりますが、これも一度に一気にやるよりもアタックとリリースのパラメータを変えて複数のマルチバンドコンプを用意してカスケード方式でかけた方が自然だと思います。

また高域劣化に関しては裏技としてインピーダンスのミスマッチングによる電気信号の劣化でも疑似アナログ感を出すことができます。というのも高域から劣化していくので「音が柔らかくなった!」と勘違いするんですね。歪みも加えると独特のくすんだ雰囲気が得られます。
質問者様がハードウェアをどこまで使用しているか分からないのですが、間違った繋ぎ方で真空管マイクプリなどに通すと手軽にこうした効果を得ることができます。インピーダンスがマッチングしていなくても機材が壊れることはありませんので大丈夫です。
(まれにそれがマイクプリ本来の音だと勘違いしているクリエイターのインタビューも見かけます(笑))

それともう一つ重要なのがエアー感ですね。
現代のスタジオ録音はかなりドライですが、昔の音源は割と部屋鳴りがそのまま聴こえてくるような雰囲気があって、こうしたエフェクトによる空間づくりではない要素も時代性を感じさせているものだと思います。このあたりはIR系のリバーブを使いルーム系のインパルスレスポンスを利用することで音楽的なエフェクトではないけど単にリアルな部屋鳴りといった効果を足すことができます。

と、こんな点を試してみてはいかがでしょう?
具体的なパラメータ値は特に紹介していませんが使用するツールとルーティングによりけりな所もあるので、まずはインサートして試すところからですね。

もし、今後もこうした音づくりを多用したいという場合は、やはりアウトボードを何台か持っておくときっと重宝しますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
EQでは無理ですか・・・とりあえず2kヘルツを少し上げ1kヘルツを少し下げてみてるんですが意味なかったかもですね;;
サチュレーターはマスターに一つ差しています。それでは個々のトラックにも差してみますね^^
テープコンプですか、そんなプラグインもあるのですね!

>再現手法としてはマルチバンドコンプを高域だけに適用させることになりますが、これも一度に一気にやるよりもアタックとリリースのパラメータを変えて複数のマルチバンドコンプを用意してカスケード方式でかけた方が自然だと思います。

ちょっと自分には理解が足りませんでした。コンプはWAVES L1を持っています。カスケード、ちょっとググってみますね!

>また高域劣化に関しては裏技としてインピーダンスのミスマッチングによる電気信号の劣化でも疑似アナログ感を出すことができます。というのも高域から劣化していくので「音が柔らかくなった!」と勘違いするんですね。歪みも加えると独特のくすんだ雰囲気が得られます。

これもついていけません(><)とりあえず真空管マイクプリっていうプラグインを探してみます!

詳しく書いてくださってありがとうございますm(_ _)m

頑張ってみます!

お礼日時:2013/06/17 12:53

ギターとかピアノであれば、高品質なサンプリング音源+録音環境を再現したEQ/エフェクト等


で頑張ってなんとかとも思えるのですが。
サックスは、そもそもの出音自体がサンプリング音源なんかでは全く再現できないですからね。吹き方のちょっとしたニュアンスで、楽器から出てくる音自体を猛烈に変化させることが出来ますし。

正直、私はこの質問に関してはネガティブです。
管楽器をソフト音源で満足に再現できるのは、まだまだずっと先の話だと思います。
ブラスセクションならまだ可能性はあると思いますが、管楽器のソロの音を、となると果てしなく遠い気がします。
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この回答へのお礼

ありがとうございますm(_ _)m
とても難しいのですね・・・

お礼日時:2013/06/24 06:35

#2の回答者さんも仰っているようにEQで再現する事は難しいと思います。


(#2さんの回答は素晴らしい回答だと思いました。特にインピーダンスのミスマッチングの話は目からウロコでした笑)
ミックスエンジニアの方々はアウトボードやエフェクト等を駆使して音質を近づけていきますが、DTM等で音源制作をするクリエイターはちゃんとした卓やアウトボードを用意するのは難しいですよね。
それでも出来るだけ近づけたいという気持ちは痛い程わかります!

私が意識してやっている事は「録音状態の再現」です。
ミックスで歪ましたりEQやコンプで処理するとしても、元の音が違い過ぎれば意味がありません。
当然ドラムもベースもピアノもサックスもマイクで録音される前はハイファイな音ですが、その後の録音~マスタリング、プレスの工程で今我々が思うローファイなサウンドになっていく訳です。
なので楽器の音(音源の音)自体はできるだけリアルな物を使い、当時どうやって録音されたのかを考えながらトラックに流して行きます。
サンレコとか読んでると結構ヒントがあったりもしますし、一生懸命聞いて想像しても良いです。
ドラムのマイキングは何本か?ベースやピアノのマイクの立て方は?当時のマイクはどんな特性か?リード楽器は同じ部屋で演奏されているのか?等色々な事を意識してDAWのミキサー(バス)に流れていく音を決めていきましょう。
当時「ミキサーにどういう音が流れていた(入っていた)か?」をシュミレートできれば結構それっぽくなると思います。
そうしてできた音に対してローファイ加工をしていけば同じとは言えませんがある程度雰囲気はだせると思います。

やり方は様々あると思いますが、私はルーム系のリバーブを挿したAUXトラックにそれぞれの楽器をセンドで送り、センドのレベルでバランスをとります。
要は「とある部屋でバンドが演奏し、それをステレオ(マイク2本)で録音した」という状態を作る訳です。
そこに各パーツの音を少しずつ足す場合もありますし、狙うサウンドによってはそのままの場合もあります。
あとは汚し系のエフェクトをかけてみたり、EQでハイを削ってみたり(あまりやりませんけど・・・)、卓のシュミレートを通してみたり、テープノイズ等を加えてみたり・・・と試行錯誤しています。

あまり具体的な回答でなくて申し訳ないのですが、言葉で説明するのは難しいですねぇーー;
少しでもヒントになれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございますm(_ _)m

>(#2さんの回答は素晴らしい回答だと思いました。特にインピーダンスのミスマッチングの話は目からウロコでした笑)

インピーダンスのミスマッチングよくわからなかったです、ぐぐってみますね!

いろいろと勉強になりました。

頑張ってみます!!

お礼日時:2013/06/17 12:55

さすがにコルトレーンの音は、ソフト音源にイコライザやエフェクトで真似できるようなものではないかと。


それが出来たら、ジャズミュージシャンは全員失業ですね、、。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
それもそうですよね・・・。
とりあえず中音域を少しアップっていうのはどうでしょうか?

お礼日時:2013/06/17 12:45

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