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民話や昔話に詳しい方、ぜひ教えてください。

先日偶然に図書館で日本版シンデレラともいわれる『こめんぶくあわんぶく』という絵本と出会いました。

絵本の作者は松谷みよ子さんで、あとがきに「下駄をかたっぽう落としてくるシンデレラ譚が、越後にあると知って心がさわいだ」とありました。

この日本版シンデレラの民話は、グリム童話の灰かぶり姫やディズニーのシンデレラより昔から日本(越後)に伝わるお話と考えていいのでしょうか?

まさか『こめんぶくあわんぶく』をもとに本家(?)シンデレラ達が誕生したわけではないのでしょうけど。。

あまりに類似点があるので、どちらが先なのか気になりました。

どなたかご存知の方おられましたら是非教えてください。お願いします。

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A 回答 (4件)

この「こめんぶく・あわんぶく」と「シンデレラ」に限らず、日本の昔話(民話)の中には、外国によく似た話があるものが少なくありません。

このことについて、柳田國男は今から80年近く昔に次のように放送で語っています。

日本の昔話は、もうよほど前から衰退期に入って居ります。(中略)ところが此の頃になって漸う判って来たことは、斯んな流行おくれの前代の遺り物が、不思議にも世界の諸民族の持って居る民間説話と、非常によく似通うて居るのであります。たとへばグリムの児童家庭説話集だけで見ましても、粟袋米袋、即ち普通シンドレラの名で知られて居る継子話とか、手無し娘とか、猫と鼠とか、藁と豆と炭火の話とかの、九分通りまで同じものが十幾つもあり、一部分だけ似て居るというのを加へると五十以上、或は六十を超えるとさへ謂って居る人があります。 「放送二題 一、鳥言葉の昔話」昭和12年6月14日夕 (創元文庫 「昔話と文学」所収)

「粟袋米袋」はもちろん「あわんぶく・こめんぶく」のこと、で昔話を詳しく研究した柳田が「シンドレラ(シンデレラ)」との類似を世界の諸民族の民間説話と非常によく似ている最初の例に挙げていることは興味深いと思います。

この「粟袋米袋」の話は「粟福・米福」や「糠福・米福」とも呼ばれて越後だけでなく広く分布しているようです。「日本昔話百選」(稲田浩二・稲田和子編著 三省堂)には「糠福と米福」として山梨県西八代郡の昔話として掲載されていました。これには、糠福が下駄の片方を置いてきてしまった話は含まれていませんでした。また「柳田国男の分類による日本の昔話」(岩崎敏夫)という書籍に引かれていた(岩手県)紫波郡の「糠ん福に米ん福」にも下駄の話は含まれていません。

しかし「日本の昔話8 越後の昔話」(水沢謙一編 日本放送出版協会)に「粟福・米福」として掲載されている話には、粟福がお祭りから急いで家へ帰ろうとしたために下駄の片方をおいて帰ってしまったことや、粟福がお殿様の目に留まり、家来が残された下駄に合う娘を探して、最後に粟福を見つけることが含まれていました。この話の語り手は栃尾市の女性だと書かれていましたので、少なくともこの昔話が採集された昭和40年代後半には、残された下駄をもとに娘を探す部分を含む「粟福・米福」が新潟県のこの地方で語られていたことは確かでしょう。

「粟福・米福」の昔話そのものは、日本国内に広く分布しているうえ、「紅皿欠皿(べにざらかけざら)」や「皿皿山(さらさらやま)」など同系統の話も多く、シンデレラとは直接は関係がないものだろうと考えます。ただしその中の一部の地方で語られる「残された下駄による娘探し」の部分に限っては、それがシンデレラの話が日本に紹介される以前にまで確実に遡ることが判明しない限り、シンデレラの影響の可能性を完全に否定することは困難ではないでしょうか。昔話はまったく変化せずに代々語り継がれるものではないと考えられるからです。

それにしても、柳田も指摘するとおり、遠く離れた洋の東西に思わぬ部分が類似した昔話があることには驚かされます。日本の昔話の「継子話」には「粟福・米福」のような主人公が女性のものだけでなく、主人公が男の、シンデレラ(原語はCinderella=「灰かぶり小娘」の意)の男性版のような話もあります。ところがこの主人公の名前は「灰坊太郎」、まさに男シンデレラです。
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この回答へのお礼

詳しく教えてくださいましてありがとうございます。
男性版シンデレラ読んでみたいです。

お礼日時:2013/10/05 10:43

>あまりに類似点があるので、どちらが先なのか気になりました。


Wikipediaに下記のような説明があります。
○日本に「シンデレラ」が紹介されたのは1886年に「郵便報知新聞」が発表した「新貞羅」や翌1887年に菅了法翻訳による「西洋古事神仙叢話」にある「シンデレラの奇縁」がある。 1900年に坪内逍遥が本名の坪内雄蔵名義で高等小学校の教科書用に「おしん物語」の題名で書いた。ここではシンデレラは名前を「おしん」とされ、登場人物や小道具なども日本風にアレンジされた。

この説明の通りであるとすると、日本人が「シンデレラ」を知ったのは明治以降ということになります。
一方で、松谷みよ子氏の説明によると、越後の伝承から創作したとあります。
この二点から、越後の伝承の方が恐らく日本ではシンデレラよりも前でしょう。

シンデレラについては、その類似性は継子いじめという全体の構想から議論されていて、落窪物語(10世紀末成立)が日本最古のシンデレラ譚とされています。

「下駄をかつたっぽう落としてくる。」という個々の描写の類似性はあまり問われません。

松谷みよ子氏が聞き取った民話の詳細がよく判らないのですが、伝承民話は一般にあまり長い話のものはなく、どこまでが松谷みよ子氏の創作が加えられているのかが定かでありません。
このことが明確に解れば時期の前後は説明できるものと思います。

但し、『こめんぶくあわんぶく』の児童文学としての価値が、このことで変わるものではありませんので念の為申し添えさせていただきます。
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この回答へのお礼

おしん物語ですか!シンデレラも奥深いですね。詳しく教えてくださいましてありがとうございました。

お礼日時:2013/10/05 10:45

    シンデレラの類話は、フランスでは Cendrillon、イタリアで、 Cenerentola (オペラにもなってますね)、ドイツでは、Aschenputtel などと言う名で知られており、いま「シンデレラ」として知られているのは、1623年に出た Charles Perrault の『昔話』 Histoires ou contes du temps passé で書き記され、さらにグリムの童話集に集められた形です。



    1893年にマリアン•R•コックス(Marian Roalfe Cox)が編纂した『シンデレラの364変種』(Cinderella: Three Hundred and Forty-Five Variants of Cinderella, Catskin and, Cap o'Rushes, Abstracted and Tabulated with a Discussion of Medieval Analogues and Notes)は、当時のレベルを示しています。

    シンデレラの話はアアネ•トムソン民話分類(Aarne–Thompson system)の 510Aに入れられています。中国、朝鮮、日本、などの類話が発表されています。

    僕の留学中の先生がトムソンのお弟子さんで、アメリカ先住民の民話に触れた時、やはり類輪があるのだそうです。

    先生の名はアラン•ダンダスで 『シンデレラ:9世紀の中国からディズニーまで』 と言う本が池上嘉彦他の訳で、下記のように紀伊国屋書店から20年ほど前に出ています。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3% …

    ですから#1さんのおっしゃる通りどちらが先とは簡単に言えないと思います。
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この回答へのお礼

なるほど類話は世界中にあるのですね。参考になりました。教えてくださいましてありがとうございます。

お礼日時:2013/10/05 10:46

この手の話は東アジアを含めて、世界中にあるそうです。

ただし、他国が持ち込んだ話が語り継がれるうちにその地で発生したように変化することもあり、どこが発祥なのか突き止めることは困難でしょう。
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この回答へのお礼

たしかに世界中にたくさんの類話があるんですね。どちらが古いかさぐるほうが野暮なのかも知れませんね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/10/05 10:48

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Q「弔問」「参列」「会葬」の違い

葬儀の際の言葉の使い分けが気になります。
タイトルの他にも亡くなった方の呼び方が「ご霊前」「ご尊前」だったり。
宗派によって違うのでしょうか?
それとも意味により明確に使い分けされているのでしょうか?

Aベストアンサー

「弔問」とは亡くなった人の家をたずねてお悔やみを述べること。

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「会葬」とは葬式に列席すること。

 葬儀式とは告別式のまえにおこなわれる宗教的な儀式のため、葬儀・告別式の日には「会葬」、お通夜は葬儀式でないので「弔問」となります。
 「参列」はどちらでも使うことができます。

 業者としての挨拶では、お通夜の席では「ご弔問賜り・・・」となり葬儀・告別式の席では「ご会葬賜り・・・」となります。どちらも「ご参列賜り・・・」とはあまり使いません。ただ、一般の人がとっさに「ご参列くださって・・・」とお礼を述べることは多く見受けられます。

Q似ている童話や寓話、昔話

昔話や童話の中には、似たような物語がありますよね。
例えば「おおかみ少年」は『嘘ばかりついていると信用されなくなるぞ』
というテーマを描いていますが、
これと同じテーマを別の題材で表現している、というような。
これにあてはまる上手い例が思いつかないのですが…(^^;)。

特にイソップ寓話集には、同じテーマを違うキャラクターや
シチュエーションで描いた話のバリエーションが
沢山あると聞きました。

そのような物語のペアを知っている、という方、
ぜひ教えていただけませんか?

Aベストアンサー

#3です。

狼少年の話は、

愛妾を喜ばせるために「敵襲!」の狼煙を上げ続けて、
とうとう諸将・諸侯が馳せ参じなくなってしまって
西周を滅亡させてしまった
周の幽王の話があてはまるんじゃないでしょうか。


それから、
ギリシャ神話の「オルフェウスとエウリディケ」と
日本神話の「イザナギとイザナミ」も
似ているといえばいえるかも。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%82%A6%E3%82%B9


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