「視覚言語(しかくげんご)とは、視覚を利用する言語。
視覚は3次元的に認識されるため、空間的位置を、人間のコミュニケーションや相互作用を統べる規則として使う。また、視覚で認識した順序も同時に規則として使う。 視覚言語には、文字、動作・表情語、点字、結縄文字、手旗信号、合図などがある。」~ウィキペディア「視覚言語」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%A6%9A% …
しかしこの定義の中には手話、指文字、手文字が入っていません。
手話の定義には「視覚言語で、音声言語と並ぶ言語である。」とあります。
音素(たとえば日本語なら「あ」)を動作で表現するのが視覚言語と仮に定義していますと、たとえば上の定義に入っている手旗信号http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E6%97%97などは「あいうえお」にすべて信号が振ってあります。これは手話も同じようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E8%A9%B1
「見て認識する」のですから確かに視覚言語です。それは手話も同じです。しかし同じ視覚言語である文字や文字に似たもの(点字など)は視覚言語の範疇ですが、手話等はなぜ定義に入っていないのでしょうか?なにか手話等には特徴があるのでしょうか?
同じ視覚言語の範疇の文字と動作等では表記と仕草の違いはあるためこれらは視覚言語としてさらに音声か非音声とに分けることができると思いますがどうでしょうか?
A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
No.7
- 回答日時:
#3です。
詳しいことは知りませんが、
・音を表わす文字=表音文字
・意味を表わす文字=表意文字
のように認識しています。
たとえば、ひらがなは表音文字ですが、数字や漢字は表意文字です。
アルファベットの音素に対応しているものであれば音を表わしていることになるので表音文字になると思います。
手話の場合、ウィキの定義から抜粋すると、
「手や指、腕を使う手指動作=表音文字」
「非手指動作と呼ばれる、顔の部位(視線、眉、頬、口、舌、首の傾き・振り、あごの引き・出しなど)が感情表現の他に文法要素となる場合もある=表意文字」
で両方が混在していることになりそうです。
この考え方でいくと、
視覚言語≧文字≧表音文字[ 指文字・手文字 / ひらがな / カタカナ / 英語 / フランス語 など ]
視覚言語≧文字≧表意文字[ 漢字 / 数字 など ]
視覚言語≧文字≧表意・表音混在文字[ 手話 / 手旗信号 など ]
のようになりますかね・・・。
手話などは、意味を表わすことありますし、指文字を使って音素を表わすこともあると思われるので。
ネットの説明がかなり複雑なので確信は持てませんが。
#3でお示しした内容は、
視覚言語≧文字≧2次元文字[各国語・点字]
視覚言語≧文字≧3次元文字[手話 / 指文字・手文字 / 手旗信号 / 動作・表情語 / 結縄文字 / 合図 など ]
のような名称で分類するのもよいかな、と思っています。
結果的に、2次元なら平面記録可能ですし、3次元なら平面記録不可能になるので。
たとえば表を作って、横軸にこの分類を適用し、縦軸に表意・表音文字の分類を適用すれば両方を生かした分類が可能になるかと思います。
その場合、[各国語]ではなく[漢字・ひらがな・英語・・・]のように表意・表音が分かれるものは、そのように表記する必要は出てきますが。
たとえば、「漢字=2次元文字で表意文字」「ひらがな=2次元文字で表音文字」「手話=3次元文字で表音・表意混在文字」「指文字・手文字=3次元文字で表音文字」「点字=2次元文字で表音文字」「数字=2次元文字で表意文字」といった形になるかと思います。(正確な分類にはなっていないかもしれませんが、あくまで分類の一例として)
そのほかに、もっと有効な分類の方法があるかもしれませんが、なかなか奥が深そうなので、これ以上はわたしには難しそうです。
まあ、一素人の感覚的意見として、聞き流しておいてください。
手話は文字か否か疑問だったのですが、
「手話は音声言語や書記言語より語彙の数が格段に少ない為、手話単語にない単語は、指文字を使って一字一字ずつ書記言語の綴りを表現する。」~ウィキペディア「指文字」
とありました。
手文字については
「手文字(てもじ)は、手の表現を用いて、平仮名の一文字一文字に対応した、表現方法。
手話、指文字と同様、音声伝達が難しい状況においての利用を前提にして考案された。」~ウィキペディア「手文字」
とあるように、手文字は指文字を簡略化したものだそうです。
つまり手話は指文字と手文字と同じカテゴリであり、指文字は手話の補助だったのです。
また、ウィキで表意文字を見てみましたら、
「漢字に関しては、文字のひとつひとつが意味だけを表すのではなく、言語の語や形態素を表し、その結果、語や形態素の発音も表していることから、表意文字と呼ぶのは適切ではないという意見がある。
文字体系の分類では、漢字などは表語文字と呼ばれる。」~ウィキぺディア「表意文字」
だそうです。指文字の定義で「手話単語」という言葉がでてきました。手話は単語単位で伝えているということで、単語も漢字と同様、「音と意味」が混在しています。
また文字は平面上に書くもの、点と線で書くものされていますが、手話の場合も言語を伝えるための文字です。それは三次元的(身体表現)に表わす表音と表意の混在文字になるのだと思いました。
さらに、視覚言語の直下に、縦軸側には文字と動作を置き、横軸の二次元と三次元はそれぞれ表記と表現として追加し、さらに表現は身体表現と物質的表現に分化しました(動作と身体表現が交差するところに合図やジェスチャーを入れ、混在文字と身体表現の交差には手話や手旗、混在文字と物質的表現の交差に結縄文字をおきました)
と、このようにいろいろ試行錯誤して、表にしました。
お礼や補足からでは画像が投稿できずに残念です。
>一素人の感覚的意見として、聞き流しておいてください。
いえいえ、国語の先生かと思っていました。いつもとても参考になります。ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
#2です。
補足です。>>「文化圏に拠って幾らかの類似性がある場合と全くない場合、あるいは別の意味に取られる(悪くするとトラブルを招く)など地域性も存在する。」~ウィキペディア「ボディーランゲージ」http://p.tl/FBC2
と定義されてます。「特定言語を超越したもの」が文化圏に共通しているという意味でしたら、間違っていないが、違うともいえるのではないでしょうか。
おっしゃる通りです。
No.5
- 回答日時:
どうしても気になるのなら、御自身へ編集してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4% …
「ウィキペディアは誰でも編集できるフリー百科事典です」
「なんていい加減な」と思うかもしれませんが、これがウィキペディアです。
繰り返しになりますが「Wikipediaだけを根拠にするのが間違いです」
元の著者(編集者)に何か深い考えがあったかもしれません
(例示が多過ぎると冗長になるから、ポピュラーで容易に想像付くもの(手話等)は故意に省いた、とか)
まったく考えなく列挙した中、手話が抜けているだけかもしれません。
正確なことは編集者本人に聞かないとわかりません。
履歴をみると、匿名のアカウントによる編集なので、直接聞くのは困難です。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%A6 …
ご回答ありがとうございます。
>例示が多過ぎると冗長になるから、ポピュラーで容易に想像付くもの(手話等)は故意に省いた、とか
なるほど。
ウィキペディアは完全ではないらしいですね。辞書などのような厳密性には欠けるかと思います。
またこのようなQAサイトでも、回答に丸々コピペというのがよくあるそうですね。
No.4
- 回答日時:
#2です。
補足です。>>視覚言語の範疇にあるということはそのままで、文字等との分かれ目は音素と一対一ではないということによるのではないか?となると、指文字のような音素と文字の対応という直接性、対して、手話のような単語に対する動作という間接性で伝える違いというのが考えられますが、他になにかそれぞれの特徴を示すものがありましたら教えてください。
「オランウータン」についてのご説明、ありがとうございます。
質問者さんの「音素」は、僕の考えている「仮名文字」にあたりますが、「オランウータン」も「おねがいします」も、それを日本語で表す「表音」的な単位ではなく、’「猿」とか「願う」のような「表意」の単位ですから、特定言語を超越したもので、日本語に密着した組織ではないようです。
おっしゃる枠組みでは、指文字は「表音視覚言語」の例で、オランウータンや願望を表す手話は「表意(この点で特定言語、例えば日本語からは遊離している)視覚記号」のように思います。
これは、「サル」とか「ヨッツ」という日本語を知らなくては仮名文字は、理解出来ないが、「猿」とか「4」という漢字やアラビア数字を知っている人には日本語の媒体無しに通じるのに似ています。
この回答への補足
補足回答ありがとうございます。
私が補足で
>「単語」単位
と述べたのはこの「表意」のことです。(ご回答者様はこのような意図は理解されていたと思ってます)
>指文字は「表音視覚言語」の例で、オランウータンや願望を表す手話は「表意(この点で特定言語、例えば日本語からは遊離している)視覚記号」
視覚言語の範疇は「表音視覚言語」と「表意視覚記号」に分けられ、後者は例外として(この点で特定言語、例えば日本語からは遊離している)に分けられるということですね。
ただ、後者は
>日本語に密着した組織ではない
>「猿」とか「4」という漢字やアラビア数字を知っている人には日本語の媒体無しに通じるのに似ています。
それが何かという「意味」(表意)を知っていれば、日本語(表音)を知らなくても分かるということでしょうか?つまりそれは、表意(ゼスチャー)は世界共通であるということにもなります。
しかし
「文化圏に拠って幾らかの類似性がある場合と全くない場合、あるいは別の意味に取られる(悪くするとトラブルを招く)など地域性も存在する。」~ウィキペディア「ボディーランゲージ」
http://p.tl/FBC2
と定義されてます。「特定言語を超越したもの」が文化圏に共通しているという意味でしたら、間違っていないが、違うともいえるのではないでしょうか。
No.3
- 回答日時:
「手旗信号、合図」が含まれているのに手話が入っていないのは、単なるミスだと思います。
「この項目は、言語学に関連した書きかけの項目」という注釈がありますので、文がまだ精査されていないのでしょう。
「動作・表情語」は、目配せや舌打ちといったボディランゲージなどを意味しているように思います。
仮にこれに含まれるということであっても、それは「手旗信号、合図」でも同様のはずですから、やはり手話が入っていないのは不自然でしょう。
手話のページにある「視覚言語である」という表記のほうを採用なさって良いのではないでしょうか。
文字との違いということに関しては「(平面に)記録できるか否か」という点が挙げられるように思います。
この回答への補足
訂正です。
このお礼に書いた
>指文字、手文字は「表音文字」ですが、手旗信号は「表意」ということになります。
五十音順に対応しているのですから、手旗信号も「表音」でした。しかし同時に「文字ではない」ということにもなりました。
ご回答ありがとうございます。
そうなのです。手話が入ってないのはなぜ!?と思いまして質問しました。
>(平面に)記録できるか否か
確かにこれも大きな違いですね。
No.4の方のおっしゃる「表音文字」と「表意文字」の違いもあるかと思いました。
しかし動作や合図は文字ではなくただの「表意」です。
「表音」である手旗信号や指文字は五十音、アルファベットの音素に対し、ひとつひとつ動作がつけられてます。
手文字は、
「手話と比べて、正確に1文字単位の意志伝達ができる。」~ウィキペディア「手文字」
「手文字(てもじ)は、手の表現を用いて、平仮名の一文字一文字に対応した、表現方法」~Weblio辞書
と定義されてます。またこのリンク先は五十音に対応した手文字です。
http://www.geocities.jp/syuwa_cosmos/yubimoji.html
これらのうち、指文字、手文字は「表音文字」ですが、手旗信号は「表意」ということになります。
では手話はどうかというと、文字ではないので「表意」ですので、この限りでは動作等のカテゴリ内にあってもよいのですが、(理由は不明だが)書かれてないということになるかと思います。
No.2
- 回答日時:
僕の背景は付け焼き刃なので間違っているかも知れませんが、「文字」を1対1で表している場合(1)と、そうでない場合(2)があるようです。
例えば、NHKの手話口座(下記)で「こんばんは、宜敷くお願いします」と言う場合は(2)の例だと思いました。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/syuwa/
また、日本手話研究所で「不倶戴天」は(2)、「オランウータン」は、(1)の例かと思いました。
http://www.newsigns.jp/
したがって僕の印象が正しければ(2)の混在が、手話は視覚言語と言えない理由ではないかと思います。
これに反して指文字は、少なくとも下記では、はっきりと(1)の例だと思います。
http://cgi2.nhk.or.jp/signlanguage/syllabary.cgi
問題を複雑にしているのは、「手話」に「指文字」を入れる伝統が一部に見られることです。
したがって、現在の「手話」の定義が(2)を含む混種的な集団である限り、純粋な視覚言語とは言えないのではないかと思います。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
>「文字」を1対1で表している場合(1)と、そうでない場合(2)
確かに指文字で示されたリンク先では五十音、アルファベットの音素に対し、ひとつひとつ動作がつけられてますね。
ですが、手話の場合、たとえば「お願いします」という意味は手を広げているだけで通じるようですから、これは指文字のようにひとつひとつ音素を意味する動作がつけられているのではなく、また、「文字」を1対1で表している場合でもありません。
「オランウータン」も、解説の動画では、長い毛の特徴を表すのと「猿」という意味がある動作だそうです。
ご回答者様のおっしゃる
>「文字」を1対1で表している場合
ということが、音素を1対1で表しているということでしたら、「お」「ら」「ん」…というように、指で作った文字と音素が対応してなければなりませんが、観たところ、そうではなく、従来の「猿」を表す動作と「長い毛の特徴を表す」動作で「オランウータン」という意味を伝えていますから、これは文字というよりも、「単語」単位で伝えていることになると思います。
>問題を複雑にしているのは、「手話」に「指文字」を入れる伝統が一部に見られることです。
これについては同感です。ですが、
>現在の「手話」の定義が(2)を含む混種的な集団である限り、純粋な視覚言語とは言えないのではないかと思います。
耳の不自由な人は視覚に頼りますから、手話は視覚的であるのは事実です。
質問に貼ったリンク先にも、
>手話(しゅわ)とは、手指動作と非手指動作(NMS, non-manual signals)を同時に使う視覚言語
と定義されています。
よって、視覚言語の範疇にあるということはそのままで、文字等との分かれ目は音素と一対一ではないということによるのではないか?となると、指文字のような音素と文字の対応という直接性、対して、手話のような単語に対する動作という間接性で伝える違いというのが考えられますが、他になにかそれぞれの特徴を示すものがありましたら教えてください。
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