
ヤマハのYP-1000というレコードプレーヤーをもう使わないからと友人から譲り受けました。
このプレーヤーには当時、テクニクスのSP-10相当のDDモーター(20極60スロット)、さらに単体として好評を得ていたスタックスのUA-7、さらにシュアーのV-15IIIが搭載されております。
当時、一世を風靡した製品たちを独特の無垢のアルミのターンテーブルや白木で囲ったやはりアルミキャビネットでコーディネートしたヤマハのセンスは今見ても美しいの一言です。
随分、昔の製品ですがあまり使用してなく状態も良くきちんと動作しました。
そして、先日、違うカートリッジの音が聴きたくなり、よりによって持ち合わせのオルトフォンSPU-GTを取りつけてみたのです。(なにぶん取り付ける機器の環境がない為、箱にしまったままでした)
御存知のようにステレオLP初期に発売されたこのデンマーク製のMCカートリッジはシェルの中に小型昇圧トランスを内蔵しており総重量は30gを超え、針圧も4g位かけないと正しく動作しません。
いちばんいいのは同社専用アームかSME3009あたりなのでしょうが持っていませんし、他にもう一台プレーヤーはありますがこれも軽量アームなので無理そうです。
そこで、ネットで検索したらUA-7のような軽量アームでも十分SPUを再生出来るという記事があり、早速試してみました。
それは、ウェイトに硬貨(10円玉を数枚)をテープで巻きつけてゼロバランスを取り、あとは4gまで針圧をかけるというものです。
何せ、繊細極まりないUA-7です。慎重に作業を行いました。その際、アームの回転軸が緩(ゆる)いというか前後に動くのです。今まではアームというのは特に回転軸はしっかりとしていてブレないものばかりだったので一瞬「ヤバイ!壊れたかな?」と思い、それでも一応記事通り無事に再生することが出来ました。
しかし、SPUを無理に取り付けたばかりに貴重なUA-7をダメにしたのでは?と思い、急に不安になりすぐに元通りの純正のV-15IIIにつけかえました。一応、UA-7は本来の軽量級(ハイコンプライアンス、軽針圧)カートリッジの持ち味を十分に生かしてくれてはいますが・・・
そこで、不安感を払しょくするためにまたネットで調べたら・・・
「UA-7は軸受部にスタビライザーつきピボットを持つワンポイントサポート構造となっており、初動感度5mgという高感度を実現しています。」
・・・とありました。つまり、
スタビライザーがあえて軸受け部に振幅を持たせてアームが前後に動くと解釈していいのでしょうか?(動いて当然?)
UA-7をお使いになっている(いた)方がいらっしゃいましたら宜しくご教示ください。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
現役ではありません。UA-7はかつて使った事があります。
軸受けは動いて当然なのですが、少し解説すると、
ワンポイントというのは、針の先にお椀を被せるヤジロベエ構造ですので、構造的に360度方向にぐらぐらぐにゅぐにゅします。針の先にアームの重量が掛かると勝手に正常位置に落ち着きます。
アームの左右(横)方向にも傾くというありがたくない性質も持ち合わせるので、スタビライザー(安定化装置という意味です。UA-7を分解したことが無いので実際の機構は知りません)で横揺れできないように規制しているのです。
アームの水平方向の回転もカートリッジの上下動に対しても(たぶん世界一)高感度です。
付属のサブウエイトを付ける事で、SPU-GTの重量にも対応できた筈(と記憶してます)ですが、YP-1000のアーム軸受け位置が針先位置固定のSPU-GT取り付け時に対応しているかどうかはわかりません。SME3009のようにスライドベースで軸受け位置を変える機能はありませんから。(オーバーハングと言いますが、UA-7は針先がアーム支点からターンテーブルスピンドルの中心より13mm遠い位置がベストポジションです。UA-7ではカートリッジをシェルに取り付ける際に針先がその位置になるように固定します)
一方SME3009は、ナイフエッジという軸受けで、こちらも簡単に外れますが、支点が線になる為左右方向には傾きません。また、水平回転に対しては、V字溝のある土台ごと回転させるので、重く抵抗があります。
SME3009のほうが適合性が広く、初動感度の良すぎるUA-7は軽針圧カートリッジ専用と考えたほうが良いと思います。
ご回答ありがとうございます。
かつてUA-7をお使いになったことがおありとのことで本当に参考になりました。
「針の先にお椀を被せるヤジロベエ構造」という説明で軸受けが動き、かつスタビライザーの必要性(横揺れ防止)も理解できました。
YP-1000には残念ながらサブウエイトは付属していませんので(単品のUA-7にはあるのですね)、今度は硬貨ではなくリング状の追加ウエイト等を探し本来のウエイトに被せて固定して使いたいと思います。
あと、Gシェルに装着してあるSPU-GTの針先~スピンドルまでの距離(オーバーハング=13mm位)は偶然にも純正のSTAX製シェルに装着しておるV-15IIIと一致していました。これはラッキーでした。
SMEのナイフエッジというのは言葉では知っていましたがそういう意味だったのですね。納得です。やはりSMEは適合性も含め世界最高性能のユニバーサルアームということを再認識し、UA-7もそれに劣らぬ位高性能のアームであるということをあらためて実感しました。
仰るとおり基本的には軽針圧カートリッジ向きのアームだと思いますので、SPU-GTは重厚な交響曲などを聴くときなどにあえて装着して楽しみたいと思います。
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