自民党の世論誘導組織・・チーム世耕・インターネットサポータークラブ・カレイドスコープ は、次のような内容でだいたい合っているでしょうか。
自民党が2010年8月の総選挙で、民主党に大敗を期した直後、当時の官房長官河村建夫が、内閣官房機密費2億5千万円を引き出していたことが判明し、背任罪・詐欺罪で刑事告発された事件ですが、結局、嫌疑不十分で不起訴処分になっています。
当時、週刊誌の見出しには、河村一人で2億5千万円も飲み食いしたのかと、冗談ともつかないキャッチが踊っていました。
その後、テレビの報道でも大々的に取り上げられ、新聞記者、テレビ報道関係者などへの対マスコミ工作費として使われたのではないかと騒がれました。
官房機密費をもらっていたのではないかと常時、名前が挙がっていたのは田原総一郎、故・三宅久之ですが、これを追及していた上杉隆氏が、たかじんのそこまで言って委員会で三宅久之と顔合わせし、番組中で、官房機密費の使途をめぐって大バトルを繰り広げたことがあったとか。
狼狽した三宅久之は、断じて、ビタ一文もらっていないと強弁していましたが、後になってから、講演会の代理を頼まれたときに100万円、自民党からもらったと白状し謝罪しました。
また、自民党の幹事長だった野中広務も、評論家らに月々5000万円は渡していたと告白し、物議を醸したことを覚えています。
その他の、たとえば新聞の論説委員、解説委員、テレビの報道関係者なども疑われましたが、いつの間にか立ち消え。
すでに三宅や野中まで白状しているのですから、マスコミが真面目に追及しようと思えば、簡単にできたでしょうに、彼らはそれをやらなかったのです。
つまり、俺も、俺も、もらっていたというわけです。
福島第一原発事故が起こったとき、東電会長の勝俣恒久が、大マスコミや有名雑誌編集者など数十名を引き連れて中国視察旅行に行っていたことが分かりました。
視察旅行とは名ばかりで、その実、酒池肉林接待漬け旅行に他ならず、その目的は、マスコミのお偉いさん方に原子力の必要性を説いて世論誘導するため。
このときのマスコミは、原発推進派メディア、反対派メディアの別なく、東電と国の驚くべき洗脳の実態が明らかになるにつれて、東電の対メディア工作に対する批判を強めていきました。
しかし、官房機密費となると急に追及の手が緩むのです。
マスコミが自民党の官房機密費に想像以上に汚染されていたことが暴露されてしまうからです。
機密費とはいうものの、要するに銀座で飲み食いするだけの秘密のお仕事をこなすためのお手当てです。
原発マネーに汚染され、官房機密費に汚染され、次はなんだ、と、まるで、ダボハゼのような欲望の大きな口を開けて、何でも飲み込んでしまうのです。
とことん汚染されまくっている誠に汚ったならしい日本の大マスコミの恥ずかしいオヤジ連中ですが、自民党とは、つかず離れずの腐れ縁で、それは今でも生きているようです。
去年の12月16日の衆院選の開票日、午前中の開票速報番組にベタ付きで出演していた時事通信解説委員長の田崎史郎が、選挙結果をあらかじめ知っていたかのように、自民党もTPPに結論を早く出したほうがいいと唐突に言い出したのです。
そして、さらに私はTPPに参加すべきだと思いますけどねと念押しのコメント。
はは~ん、なるほどね、と思ったものです。
番組の司会者が、TPP問題になど、まったく触れていないというのに。
田崎史郎は、以前は小沢一郎とよく昼食をともにするほど仲が良かったということですが、小沢の政敵とも同様に会っていたことが小沢に知れてから急に二人の関係は冷めていったのです。
そうしたことから、小沢にある種の怨念めいた感情があったのかもしれません、マスコミというのは執念深い人間が多いです。
東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋も、選挙前からTPPは交渉に参加してダメだったら途中で引き返せばいいとテレビに出演するたびに繰り返し話していたのですが、アルジェリア・テロ事件が起こった直後の朝生では、とうとう「日本はTPPに参加すべきだと2回目も繰り返し発言。
今までのTPP交渉でダメなら撤退」発言ではなく、いつの間にか「参加すべきという主張に変わっていたのには驚いた、自分でTPPの中身が分らないと発言しているにも関わらず。
案の定、ちゃっかり自民党の規制改革会議の委員に名を連ねています。
ネットサポーターというけれど結局自民党専属のアノニマス集団の事です。
自民党は、一般有権者の洗脳工作にも余念がありません。
小泉内閣のときのやらせタウンミーティング、愚民政策の柱であるB層作りなどなど、枚挙にいとまがありません。
すでに世間に広く知れわたることになったチーム世耕のネット工作は、さすがに手控えているかと思いきや、どっこいまだ生きているようです。
なにより強硬な原発推進派、世耕の仰天発言が世間をにぎわせました。
この男ほど、悪魔的で陰湿な国会議員はいないでしょうし、次の参議院選挙では絶対に落さなければならない男です。
さすが、アメリカの広告代理店・CIAで、国民洗脳術をみっちり仕込まれただけあります。
さて、この悪魔洗脳チーム・チーム世耕が、2010年に自民党ネットサポーターズクラブに発展拡大していたことをご存知でしょうか。
会員資格は日本国籍を有する18歳以上の男女で、簡単な登録を済ませれば会員証が送られてきて、晴れて反日売国運動に参加できるというわけです。
規約の中の活動内容に、自由民主党のパンフレット・ビラの配布およびポスティング活動・インターネット等を活用した各種広報活動・情報収集活動・会員相互の交流活動という説明書きがあります。
要するに、今までどおり、2のつく巨大掲示板や、その他の掲示板、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、自民党の議員を無条件に支援する得体の知れないブログの掲示板に、サクラとなって、ちょうちんコメントを精力的に書き込むことを各種広報活動・情報収集活動などと言っているわけです。
さすがにチーム世耕の暗躍振りが世間の不評となり、仕方なく明るい場所に引っ張り出されたということです。
自民党を支援しているブロガーの何割かは、安倍晋三の支持母体と言っても差し支えない統一教会(CIAにコントロールされているグローバリストの道具であり、ヘリテージ財団のスポンサー)の信者であることが容易に分かるのですが、その掲示板への書き込みの幼稚さ、愚劣さは目を背けたくなるほどです。
事実に反すること、社会的道義にもとることに対して、やたら称讃はするやら、たった1~2行の意味のないコメントを延々と書き込むやら、誰が見ても、いわゆる工作員であることが一目で分かるような書き込みが、去年の選挙前から圧倒的な迫力で増えているのです。
初めて見る人は、コメントの意味は何もなくても、スレッドのコメントの数が多ければ、そのテーマについて人々の関心が高いと思い込んでしまいます。
スレッドのタイトルとコメント数だけで、閲覧者を誤った方向に誘導できるのです。
そうしたコメントは、同じ内容の繰り返しで言葉だけが踊っているのです。
何も、掲示板への書き込みだけではなく、前に一例として紹介した日本のTPP参加によるメリットとデメリットは?などのような、自民党の政策に沿ったスレッドを立てて、その中で自作自演を行うことによって、他の参加者を洗脳し、世論誘導を行うというようなサイトが多数できているのです。
自民党ネットサポーターズクラブは、仮に登録時は個人情報を書いたとしても、ネット上における世論誘導工作は匿名です。
参議院選挙に向けて、自民党ネット部隊の洗脳工作は、ますます激しさの度を増していくでしょう。
特に自分の視座や立脚点を持たない日本人は、コロッと誘導・洗脳されてしまい、無自覚なB層が出来上がってしまうのです。
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