私は、イコライザーを使用して、スピーカーを聴きやすくしています。
音がちょっと膨らみ気味の箇所を-3dBの範囲で下げているだけです。
それだけでもだいぶ違います。
スピーカーのキャラクターで、部屋の調整だけじゃどうしもない部分を
我慢して聴くくらいならイコライザーをほんのちょっとだけ使用すれば、
スピーカーの良さを消すことなく、もっと音楽に没頭できると思うのです。
昔は沢山のメーカーがイコライザーを販売してところをみると、
昔はたぶん使う人が多かったんだろうなぁっと思います。
私が学生時代のセットコンポには必ずついていましたし。
いつ頃から、イコライザーを使わない風習ができたのでしょうか。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして♪
グライコという道具にもピンからキリまで在りますが、本当に上手な活用、と言う、御質問社様の様な使い方は、非常に良く理解されているごくごく一部の人だけですよねぇ。
グライコが一世風靡した時代は、レコードやFM放送等をカセットテープに録音して楽しんだり、カセット同士のダビング等で極の組み替え等を行なった、と言うのが多く利用された時代です。
大衆向け製品の場合は、スピーカーもそれなり、レコード再生やカセット録音もそれなり、、、という事で
グライコで音造りをして楽しむ、という方向が一般化しました。
同時に、高度な分野では大型スピーカーを狭い部屋に押し込んで、室内音響特性の弱点を補う、というような使い方もされました。
本当に性能が良いグライコならば弊害は少ないのですが、格社が低価格製品を販売し、より普及が進んでくると、グライコを通すだけで、音が変化している、と言う現実に気がついて、使わない方向で考える人達も出現しました。
いつの時代にも、一方が流行ると反対派が出現し、両側で極端な事例が出たりしながら、流行と言う全体の流れが変化して行きますね。
トーンコントロールが無いプリメインアンプは、私個人としては行き過ぎた方向、どちらかと言えば流行に乗っかって、単に手を抜いただけ??って思たのは、私だけでしょうかねぇ(笑)
今の大衆向け、ミニコンポと呼ばれるオーディオセットには、グライコがほぼ在りません。
しかし、ほとんどがマイコン制御で行なわれている為、リモコンを活用すれば、簡易なグライコ機能を持っている、という製品が多く存在します。
また、近年の多くの人が利用する、PDA(ポータブル デジタル オーディオプレーヤー、WalkManやiPod等)とか、スマートフォンやパソコン等は再生機能のアクセサリー機能としてグライコ設定がそないしたりします。
近年のAVシステム等では、設置時の設定で、内部コンピューターで室内音響特性やスピーカーの特性を自動補正する物が在りますが、これも内部に備えたグライコ機能を活用している、とも言えます。
現在、電子式の調整機器が多く成ったので、メカニカルなパーツが量産されず、割高感が在りますし、マイコンを使えば自動化が出来る上に安価、という状況から、従来のグライコは非常に減ってしまいました。
そもそも、スピーカーの設計が変わって、能力イッパイの環境内でバランスを取ったチューニングをした製品が多く、グライコの様な極端な補正が可能な機器を組み合わせると、危ういという物も少なく在りません。(特に低価格小型製品はこの傾向が在るように思います。)
グライコのブームが去ったからこそ、そういうムリをさせた設計でバランスが取れている、というスピーカーも登場出来たのかもしれません。
『いつ頃から、イコライザーを使わない風習ができたのでしょうか。 』
ざくりと、大雑把に言えば、CDが普及し、特に補正しなくても正確なとが得られる、と思い込まれるように成った前世紀末頃からではないでしょうか。
プリメインアンプのトーン回路をバイパスさせたり、CDダイレクトなどのバイパス機能を持たせたリ、後にはトーン回路自体を持たない、プリメインアンプ、(ボリュームとセレクター機能付きのメインアンプ?!)と言うのが多く成ったのもこの時代頃からでしたでしょうかねぇ。
グライコやトーン回路どころか、アナログレコード再生のイコライザー回路まで省略した物まで出現しましたよね。
自由に音の感じが変えられる、という音を造る方向は、最初のうちは楽しかったのでしょうけれど、いつしか別の方向が流行り出した、という事だと思います。
そう言えば、20年程前に友人から貰い受けた、カーコンポ、ダイハツ純正と書いてるがカロッツェリア製には9バンドのグライコが付いていますねぇ、貰った時はいすゞに、その次はスズキ、今は日産の軽トラックに付けています。多少の接触不安定は在りますが、まだまだ使えます(笑)
室内のオーディオ系では、私の場合、子供の頃からグライコをあまり使わない方向ですねぇ。
昔の、カセットダビングで音質変化させる時は、ヘッドホン出力から、とういう接続を利用し、トーンコントロール機能を活用しましたし、近年はコンピューターで再生してトラック用のカセットテープ録音の際は、再生ソフトのグライコを利用していた時期も在ります。(最近は、CD-Rがメインなので、再生ソフトでは無く編集ソフトでグライコ機能等を使って音造りをしたデータを焼いて車内に持込んでます。)
オーディオ機器としてのグラフィックイコライザーは、業務用機器とかとんでもなく高級機以外は、ほとんど姿を消しましたが、ほぼ同等な機能は、今の人もたくさん活用しています。
ただ、御質問者様の様な、本来の意味で「等価、イコールにする」という音響補正で使いこなしている人は、ほとんど居ないのでは?と思います。
そうそう、グライコもトーンコントロールも減ってしまいましたが、スピーカーの中高域レベル調整機能、可変アッテネーターもどんどん省略されてしまいましたね。スピーカーいじりが好きな私としては、、、残念。
この回答への補足
>御質問社様の様な使い方は、非常に良く理解されているごくごく一部の人だけですよねぇ。
それがうまいこと言っているかは自信がありません・・・。
でも、とてもうれしい内容でホクホクしております(笑)
CDの登場からっという話にとても納得してしまいました。
確かに、イコライザーがつまれたミニコンポとは対照的に、セレクター付きパワーアンプのようなアンプが登場しましたし、CDからパワーアンプダイレクト、またはパッシブアッテネーターがでたのもこのころですよね。
ラックスマンやアキュフェーズっという高級ブランドまでフォノイコライザーはオプションで対応でした。
CDの登場で色々なものが変わった気がしますね。
No.8
- 回答日時:
昔から使われてないでしょう。
20年位前に多くの製品に付いていたのは、あれもこれも出来ますよという売り文句のためという面が多く、実際に使っていた人は極わずかだったと思います。しかも質問者さんのように正しく使えていた人はさらに少なかったでしょう。私の友人は、つまみを上げると音がよくなると信じ込んで全部一番上にしていました。
今では自動音場補正の機能を持つものも製品化され、マイク1本で簡単に(ボタン1押しでしょうか)補正できるにもかかわらず、普及さえしていませんね。個人的にはCD以来の画期的な装置だと思うのですが(私もまだ持っていないです)。
この回答への補足
やっぱり昔からそんな風習などないんですね。
かなり恥ずかしい質問をしてしまいました、わたくし。
てっきり私が生まれた頃や小さい頃は使われているもんだと思っていました。
でも、考えたらそうですよね。現在60代、70代くらいの方もイコライザーを使うことを嫌っているということは、昔から普及はしてなかったっということなんですよね。
ところで、回答者様の言っているような製品が今ありますね、AVアンプ以外でも、PCを使用して部屋の定在波の補正し、左右のユニットの音をそろえて、周波数もそろえて、20Hzから20kHzまでも再生可能なシステムにする。っというのが。
それを本人ではなくて会社の人がやるんですよね。
すごい話です。
でも、できるなら自分で調整できるくらい耳がよくなりたいですねぇ・・・。
指揮者の方とかすごいですよね。
昔のTV番組で、床に落とした小銭の音だけで枚数を当ててましたね。
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
イコライザを使って、ルームアコースティックやスピーカー特性の補正ができる人は極少数で、多勢の人は反って状況を悪くする(実際そうなっている)事を思えば、高度なイコライジング機能などない商品のほうが無難だ、と言えるでしょう。
記憶では、ロールオフ周波数切り替え兼Defeatスイッチ付きトーンコントロール回路のLUXMAN SQ38Fを、評論化が絶賛したのがトーンバイパスの始まりだったと思います。1968年だそうです。
http://audio-heritage.jp/LUXMAN/amp/sq38f.html
その少し前にマニアの間で、アンプのTONEつまみの中点がFLATでないという事が話題になっていました。
SQ38Fの場合は、トーン回路をそのまま使いながらFLATな特性を担保する、という趣旨でした。
回路自体を完全にバイパスするのは、約10年後のYAMAHAのA-1のDISC ダイレクトスイッチが最初のようで、こちらも評論家が絶賛し、どちらも同業他社の追随するものとなりました。
http://audio-heritage.jp/YAMAHA/amp/a-1.html
これらは、切り替えでトーン回路を使うことができましたが、トーン回路を搭載しない機種の始まりについては不明です。
トーン回路自体が追加機能ですから、最初からトーン無しが有って、その後も影響力のある評論家が相手にしないローコスト機種やアマチュアの自作機が採用していたからなのでしょう。
スピーカーが、中域に負けない高音・低音が出せるようになり、一旦ドンシャリ志向を経てFLAT志向に成ってゆく、という時代背景が無ければトーン回路無しで成功することは無かったと思います。
スピーカーがある程度FLATになると、マルチバンドグラフィックイコライザーがローコストコンポを中心に流行するようになります。(同時に、スタジオエンジニアと称する輩が、ハイエンドオーディオマニヤ宅を訪問し、測定器で測りながらグラフィックイコライザを売りまわる、という商売も終わりを告げます。)
末端ユーザーがロック風・ポップ風・ジャズ風など色付けして楽しむ事ができるように成った訳です。(丁度あなたの学生時代ですね)
ただ、音源製作側でも相当色付けするようになりましたので、ユーザーがコンポのお奨め○○風のサウンドを選ぶと過剰着色になりかねません。
(業務用音響装置のど真ん中にあるのは当たり前のようにイコライザが付いているミキサーです)
PCオーディオでトーン回路無しのアンプでも売れるのは、再生アプリで調整可能な事以外にも、そのような背景が有ると思います。
私自身は、それ(イコライザー無し)が風習になってる、とまでは思いません。
これからも割合短い間隔で多様化しながら収束化(あるいは偏向化)もし、その中から時代のスタンダードとして後に残る流行が記憶されて行くのだろうと思います。
この回答への補足
イコライザーで派手色付けはしておりません、むしろ色を消しているかもしれませんね。
聴く人が聴いたら、物足りないっというかもしれません。
イコライザーをうまく使いこなせる極少数派に入っていればいいのですが、そんな自信もまったくありません。
味覚が鋭い人もいるように、耳が良い人もいます。
私は耳に自信があるとは言えないです。
味覚も大ざっぱな味が好きです。
ケチャップハンバーグとか、インスタントのカレーとか・・・。
私が生まれる前から、イコライザーを使用しない。っというコンセプトのアンプがあったのですね。
むしろグラフィックイコライザーは、一時的なものっということなんですね。
回答ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
元々グラフィックイコライザーというものは無かったと思います。
1970年ぐらいに登場したんじゃないでしょうか?
LEDや電球などの照明をつけるとハデに見えることもあり1980年代のシステムコンポによく搭載されていましたね。
グライコによっては周波数を調整しなくても設定できるレンジごとに周波数のピークがバーになって見えるなど視覚上の楽しみとして使う場合も多かったと思います。
単品のオーディオではオプション的な製品で存在していました。
良いアンプとスピーカーの組み合わせでは多用することも無くお飾りやディスプレイ的な感じでしたね。
オーディオブームの衰退や低価格化により段々と消えていきました。
いってみればオーディオ全盛期の遺産みたいなモノでしょうかね。
No.4
- 回答日時:
>いつ頃から、イコライザーを使わない風習ができたのでしょうか。
初めからです(^_^;)……そもそも Tone Controller (Equalizer) を持たせるということは回路を増やすということであり、Cost が嵩むし、余計な回路を通過させることで音質的にも不利になります。
そのため、初期の Tone Controller は比較的 Turn Over 周波数を低く採った Treble Controller のみか Continuous Loudness Controller のようなものを 1 つだけ備えさせたものが多く、右に回せば明瞭感が増す、左に回せば耳障りな感じが和らぐ、といったものでした。
多くの回路を搭載した高額の製品でも Tone Controller の中点では Tone Controller 回路を通らずに前後を直結させる Tone Defeat (Bipus) 状態として、わざわざ DEFEAT なんて記していた製品もありました。
Speaker System をきちんと「最も良い音がする」位置に設置し、部屋の内装をきちんと「最も良い音になるように」調整すれば Tone Controller は「Room Accoustic の調整用」ではなく「Source の周波数 Balance を制作側の意図とは異なる、聴者の好みに変えるためのもの」にすることができます。
楽音の Balance を崩してでも「或る帯域の音をもっと細かく検聴したい」 とか「体調や気分による聴感の差異を補いたい」或いは「昼と夜中とでの TPO の違いを音量さけではなく Tone Controller でも補正したい」といった目的で Bass Treble の Tone Controller を使えるようになるわけですね。
Room Acoustic 補正用の Equalizer は本来 1 Octave Step とか 1/2 或いは 2/3、1/3 Octave Step といった Octave 等間隔の中心周波数として Qo (調整帯域幅) も同じ値とした多接点 Controller となっており、その外観から Graphic Equalizer と呼ばれます。
一方、Amplifier に付属する Tone Controller は「Tone (音色)」補正が目的のものですので Octave 間隔にはなっておらず、2 接点型は 100Hz と 10kHz、McIntosh 社の Roger Russell 氏が開発したものでは 30Hz 150Hz 500Hz 1500Hz と 10kHz の 5 素子となっており Qo も異なっています。
Equalizer と言うと単に「補正回路」という意味ですので Phono Equalizer や Tape Equalizer 等も Equalizer であり、初期の Phono Equalizer は Disc 型式別や Phono Cartridge 別に補正値を選択できるようになっていましたし、Tape Equalizer は Tape の種別毎に切り替えていましたよね。
>昔は沢山のメーカーがイコライザーを販売してところをみると、昔はたぶん使う人が多かったんだろうなぁっと思います。私が学生時代のセットコンポには必ずついていましたし。
Graphic Equalizer のことであろうと思いますが、90 年代後半に生じた流行によるものであり、一時的な流行です。
90 年代になると集積回路の進歩により、多接点 Graphic Equalizer 回路を 1 個の IC (Integrated Circuit) Chip で賄えるようになって Graphic Equalizer 回路の値段が劇的に低下、LED (Light Effect Diode) 或いは LCD (Liquid Crystal Display) も極めて安価になったこと、更には Up と Down の Push Switch で Graphic Equalizer を制御する方式が認知されたことから「格好良い Design」である Graphic Equalizer を Set Compo' (Component) Stereo を組み込むことが流行したのです。
従来のように周波数別に Slide Controller を配していたのでは、例えば 32Hz~16kHz 10 Band の Controller では 20 基の Slide Controller 部品を配さねばならず、日本では市販価格 1 万円を切る製品など作れませんでしたし、筐体の幅と高さもそれなりの大きさを要求されるものになってしまいます。
しかし、上下 1 組の Push Switch 20 個 (或いは Up/Down 用 1 個と左右移動用 Selector Switch 1 個) と一体型 LED (または LCD) Panel 1 枚、Graphic Equalizer IC Chip 1 個であれば市販価格 1 万円を切る製品を作れますし、筐体も小さくできますので、Car Stereo などの小さな製品でも格好良い製品を Design できます。
でも IC Chip 1 個と言っても中味は数百数千の Transistor (IC は 1000 個以下、LSI は 100 万個以下) が組み込まれているのですから、全ての周波数で大きな調整値を持たせると音の鮮度が低下してしまうもので「見た目は格好が良くても音の鮮度は悪い」ということに気付いた人達は次第に安価な Graphic Equalizer を多用しなくなりました。・・・結局、流行が廃れたわけですね。
Speaker 配置や周囲の音響環境を調整しにくい PA (Public Address) の現場では高価な Pro' 用 Graphic Equalizer を用いて調整がなされているものですし、音の鮮度をあまり重視しない場合には安価な業務用製品を利用する場合もあります。
しかし Audio (音) という趣味の世界では音の鮮度を大切にすることから Room Acoustic は部屋の内装や Speaker の設置法などで解決し、Tone Controller は Room Acoustic 補正以外の目的で用いるものであり、Audio にのめり込んでくると Graphic Equalizer はあまり使わなくなるものです。
因みに私もかつて 20 Band の Graphic Equalizer を持っていましたが、Video Dubbing 時の補正 (Equalizer) 用に使用していました。
現在は iTunes が Main ですので、曲毎に Preset したものを選んで、好きな音色で聴けるようにしています。……つまり Room Acoustic 補正用には使用していないわけです。……尤も「鮮度」を大切にする際には iTunes は用いず、Graphic Equalizer を持たない Audirvana を再生 Soft' に選んでしまいますが……。
素敵な Audio Life を(^_^)/
この回答への補足
イコライザーを使いわない風習は昔からない・・・(笑)
やばい・・・恥ずかしい質問をしてしまった。
私は業務用のroland e-231を使用しております。
でも、私の耳が悪いのかなぁ・・・音質の劣化を感じないんですよね。むしろイコライザーをほんの少し使うだけで、とっても聴きやすいし、ベースのラインが聴こえやすくなってますが・・・。そう思っているだけかもしれませんね。
単品オーディオをバイトで購入してから、ちょうど20年になります。オーディオに熱中していることをマニアっというなら、私はマニアだと思います。
それ以前に、音楽が好きでたまりません。
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
私が高校時代にはセットコンポが主流で、憧れでした。
ROXYというケンウッドのセットコンポを、
長い間大切に持っていましたよ。
最初にグラフィックイコライザのキャパシタがパンクし、
セットデータを保存できなくなり、
その後、アンプのボリュームに不具合が出て、
引っ越しの際に処分してしまいました。
今でも、取説とリモコンは捨てられずに持っていますよ。
90年代はじめの機種でした。
90年代中頃から、バラ売りのコンポーネントが流行りだし、
「ピュア・オーディオ」等と言う言葉が盛んに飛び交うようになりました。
何が「ピュア」なのか、未だに皆目検討もつきませんが、
※私は機械設計科卒ですので、機械音痴ではありません。
とにかく、バラ売りでシャンパンゴールドに輝く製品が「ピュア」と呼ばれました。
少し高品質なコンデンサを組み込んでいるというだけのシロモノでしたが、
当時はWebもなく、専門誌の情報が全てでした。
ですので、私もなけなしの小遣いをつぎ込んで、
今も使っている「ピュア・オーディオ」を買ったのですが……。
まだバブル景気の頃の思想を引きずっていた時代でしたので、
確かにゴージャスな設計ですよ。
ピュアかどうかは知りませんが、手抜きは無しです。
そうした物としての魅力が、付け足し的に見えた「イコライザ」を遠ざけたのでしょうね。
デジタルピコピコ物に食傷気味だった時代でしたので、
グラフィックイコライザの、あの美しいディスプレイ表示さえ、無用に思えたのでしょうね。
あなたのステレオ装置に対するお考えは、正しいですよ。
スピーカを、メーカーの想定した位置に完璧に配置できる環境をお持ちのユーザはほとんど居ないと言っていいでしょう。
イコライザを用いての補正が必ず必要になります。
部屋の大きさ、壁や床の材質、天井の高さ、
何よりも、ステレオコンポーネントの他にどんな家具を置いているか。
イコライザを用いなければ、スピーカの持つ音色を活かしきれません。
メーカーの言うところの「ピュア」が余りに胡散臭かったので、
オーディオ業界は衰退し、今はヘッドフォンに目をつけ、
こちらで十八番の「ピュア」を展開中です。
そんなわけでして、私の記憶では90年代中頃から、
一般的なオーディオファンは、イコライザを使わなくなりました。
私が今、イコライザの導入を検討中ですので、タイムリーなご質問でした。
高校生の頃、グライコの美しい波を見つめながら、
FMのジェットストリームを聞いていた頃が、無性に懐かしいのです。
ではでは(^_^)
この回答への補足
ROXYは懐かしいですね!
私が小学校の時に登場して、高校に入学してもまだROXYは進化していましたね。私の友達もROXYを使っていましたね。
オーディオ専用部屋がない庶民の私にとっては、スピーカーの置く場所も決まっていますし、イコライザーはあったほうがなにかと便利ですね。
No.2
- 回答日時:
こんにちは
>いつ頃から、イコライザーを使わない風習ができたのでしょうか。
イコライザーを沢山のメーカーから出ていた頃から、先輩は「トーンコントロールに頼るな」といってましたねぇ(-.-;遠い遠い昔
σ(^_^;正確な時代背景は判りません。
おとぎ話として…
昔は、周波数特性(通称f特)がよければ「音質」のいいといった都市伝説があって、それならば「いっそスペクトルアナライザーとパラメトリックイコライザその他を使って補正しちゃってf特を平らにしちゃえば早いじゃん?」というノリがあってVICTOR SEAその他、いっぱい機械ができましたね。
当時、幼いσ(^_^;も、10ポイントイコライザと音場測定用マイクを組み合わせで視聴位置でf特をフラットにして悦に入っていたのですがイコライザを盛大に使うと出てくる音がつまらなくなるんです(;_;)
活き活きしていない死んだ音というか…
質問者さんは、矩形波(または方形波)を知っていますか?
とっても簡単に例えると正弦波に比べてとても高い周波数まで含んだ合成波なのに単純な波形なんです。
これをプリアンプ入力に突っ込みパワーアウト部から観測する人が現れ、結果イコライザを入れたときと抜いたときの波形を比較したら入れない方が歪みが少ない結果、イコライザ効果大きくとると少なめよりも歪みが大きくなる(つまり波形が矩形波から盛大に崩れる)であったと明確に示されちゃったのです。
それからHi-Fiにこだわる方は、シンプルな構成で出来るだけ理想に近い組み合わせを選んだ方が変なものを間にはさむよりモアベターと原点主義に戻ったような気がします(笑)
σ(^_^;もそれからは特性の素直な機器を選ぶようになりました。
そういう流行廃れは、何度も繰り返されているのじゃないかと思うのですけど(-.-;
今でもカーステレオやポータブルオーディオには、いっぱい付いてますよね。
グラフィックイコライザを使う使わないは、個人の趣味だし、今はもっと性能もよくなっているのでしょう。
なので周りを気にしないで気持ちいい使い方をしてくださいね(^^)v
この回答への補足
短形波って初めて聞きました。
ひずみがでちゃうのですか。それがわかってしまうようなシステムを持っている方なら使いたくなくなりますよね。
イコライザーをつないじゃうと、音が活き活きとしないことは確かにあると思います。
私も、今のイコライザーの位置が決まるまでに、引越ししてから2ヶ月ほどかかり、さらにいまでもたまに調整をしています。
完成までにいつまでかかるのだろうと思います。
No.1
- 回答日時:
"Equalizer" という言葉の本来の意味から言えば「周波数特性を均質化するための装置」なので、スピーカーや設置環境に起因する周波数特性の暴れ(ピークやディップ)を潰して「正しい」音で再生するのが目的です。
スピーカーは無響室を基準に設計されるので、まともなスピーカーなら調整は不要のはずですが、部屋の方はそうはいかないので、あまりに問題が大きいようなら使った方がベターです(音響的に優れた部屋を作るより、イコライザで調整した方が安上がりで臨機応変に対処できるので)。
イコライザを通すと、(1)原理的に音質が劣化する要素が増えるので「音質が悪くなる」という刷り込みがあるのと、(2)何も調整せずに聞くのが正しいという思い込みがあるのと、(3)後述の通りコンポやカーオーディオの「イコライザ」が変な使われ方をしていて印象が悪いといった理由で、自称オーディオマニアの人には煙たがられることが多いのでしょう。
PAの分野ではフィードバック(いわゆるハウリング)を防止する目的で、特定の周波数を弱める目的で使うのが一般的です。これも、マイク位置や音源の特性によって調整すべきポイントが変わるので、その都度イコライザで調整せざるを得ません。
一方で、レコーディングの分野ではEQ = エフェクタで、音作りのために使われます。また、PA分野でもエフェクタとして使われる場面があります(ミキサなどに付いているEQはこちらが目的です)。
コンポやカーオーディオの「イコライザ」は最後の意味に近くて、低音や高音を(過剰に)強調して自分好みの音で聞くためです。もっとも、一部の高級カーオーディオなどの場合は「正しい意味でのイコライザ」ということもありますが、大半は「おもちゃ」レベルで、むしろない方が(物理的に外せるなら外した方が)音質は良くなります。
この回答への補足
no.6までの回答してくださった方の意見をみていると、イコライザー否定派が多いみたいですね。
上手に使いこなす腕と耳がないとむしろない方がいいものなのでしょうかね。
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