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童話も文学作品と呼ぶでしょうか?
また、日本の昔話も文学作品でしょうか?

A 回答 (5件)

大正から昭和初期、日本でも大勢の童話作家や、童謡作詩家が居ました。


思想弾圧、作品検閲が強まるにつれて、純文学から童話作家へと転進した文士も(小川未明など)居ました。
人を感動させる読み物を文学とするなら、童話も立派な文学作品ですし、落語や狂歌も文学です。
昔話も神話も、何らかの必要に応じて生み出された筋書きを持っており、語り継がれる程の感動を伝えるもので有る限り、文学の部類に入るでしょう。
民話や伝説も、文学的資質を備えているからこそ、語り継がれているのですが、地域の文化に応じるように変形される場合が少なくありません。
「浦島太郎」は有名な童話ですが、小学校教科書に採用された時、原形を止めぬ程にねじ曲げられてしまいました。
「宇良の嶋子」か「宇良島の子」が、何故か姓は浦島名は太郎、にすり替えられました。
玉手箱を開けたらたちまち老人に成り、竜宮にいた間に300年が過ぎていた。これは、スコットランドの民話からの借用のようです。戦前は日英関係が至って親密で、英国留学生もかなりの人数になったようで、あちらから伝えられた文化も少なくありません。その一例が、「蛍の光窓の雪」、昔の卒業式には必ず歌われ、詩文は中国の説話から取られていますが、元はスコットランド民謡の曲です。
そうすると、浦島伝説の童話も、盗作の組み合わせと成り、児童文学と呼ぶには疑問があります。
話題性という点では文学の内かも知れませんが、童話の中には、作者が特定出来ない物や変形して伝えられた物も多く、文学作品と言えるかどうかには疑問が残ります。
「猿蟹合戦」や「桃太郎」、「一寸法師」なども、同様に幾つかの民話や説話を寄せ集め、集大成した物に思えます。
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言葉で作られたひとつのまとまった世界のことを文学作品と定義すれば、童話も日本の昔話も川柳も俳句もトイレの落書きも皆これに入ってしまうのではないでしょうか。


作者があることは確かですし、立派な芸術かそうでないかを問題にすればまた違ってくるかもしれませんが、あまりそういう区別は(あいまいなので)しないだろうと思います。
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私は「童話」の定義をよく知りませんが、ウィキペディアの記事では、昔話も「創作童話」も童話として記事がまとめられています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%A5%E8%A9%B1

個人的な印象としては、特定の作者がいる話は児童文学などと呼ぶ気がしていたんですが。

昔話、民話、神話など・・・・編纂者がいる場合はありますが(たとえばグリム兄弟とか)、誰か一人の人が創作したのでなく、長い間人々の間に伝わってきた話という気がします。

どれも文学には違いないしそれぞれに価値のあるものですが、昔から伝わってきて地方によりいろいろバージョンがあったりするものと、特定の作者が創作したものと、ものにより成り立ち方に違いはあるかなと思います。

子供向けの話だから子供っぽくて浅はかということはないです。
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私も#1のお答えに賛成です。


私は理系ですが幼い頃「児童文学」を山程読みました。六十年程前です。
私も妹も「異能児」でした、誇っている訳ではありません、「異能児」は
なんの力も無いのに「成人」と同じ社会問題に激突するのです悲惨です。
その時代「全集物」がはやりました、五十から七十冊の「文学全集」が
多くの出版社から出ました、我が家は住宅ローンで赤貧でしたが両親は
赤貧であるから余計教育に力を入れてくれました、児童文学の全集を
買ってくれました、膨大な物でした。親も自分らの為に成人向けを買い
ましたが全く読んでいませんでした、忙し過ぎたのです。
#1のお答えにある「水の子」今までそんな曰く付きの物だとは知りませんでした。
もう部分的にしか覚えていません。相性が悪く二度と開けない本もありましたが、
初読でほぼ完全に覚えてしまった物も多いです。ヒュー・ロフティング
のドリトル先生では狂気になり、岩波書店が井伏鱒二先生の訳で出した時
お小遣い全てを注ぎ込んで全冊買いました、「月シリーズ」は駄作でした。
最後の「不思議の湖」は想像を絶する名作でまた狂ってしまいました。

童話と児童文学の差は私には分かりませんが、まともな成人が読んで圧倒される
ものだけが優れた児童文学であると思います。
ミヒャエル・エンデもアーシュラ・ル・グインも児童文学か成人文学かなど
考えず、ただ露骨な表現を避けているだけでしょう、巨匠です。

さらに絵本もあります、福音館などの努力は無駄にならないでしょう。
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何を童話と呼ぶかという問題はさておき、童話も立派な文学作品です。

民話で口伝の民話も含め、昔話も文学として扱えます。そもそも、大昔、人々は文字でなく、口伝で物語を語ってきたわけです。

なお、ヨーロッパでいわゆる児童文学が起こったのは1850年のWater Babies(水の子)という作品からですが、その後Alice in Wonderland(不思議な国のアリス)をはじめ、つぎつぎと児童文学作品が書かれてきました。これを童話と呼ぶのは私は反対ではありますが、この種の児童文学作品は確固たる文学であり、それ以前のグリム童話にしても、ナーサリーライムにしても、やはり文学であります。

もし、これらを文学と呼ばないとすると、それはかなり了見の狭い範囲で文学をとらえることになると思います。

以上、ご参考になればと思います。
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