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リビング、和室、キッチンを合わせて21畳ほどの広さで、加湿器(プレハブ19畳用・気化式)を使用して、やっと40%になります。
24時間換気をしているためか、加湿器を切ると、湿度が30%を切ってしまいます。

もうちょっと加湿したくて、プレハブ28畳用1台に交換しようかと考えていたのですが、
電気店の店員さんに
「加湿器に加湿能力があっても、部屋の形によって、湿度のムラができて、満足な加湿ができないかもしれない。
今と同じ加湿能力を2台にして、部屋の対角線に置くようにした方がいいと思う」
とアドバイスされました。

そろそろ購入したいのですが、このアドバイスに、考えが揺れてきちゃいました。
みなさんのご意見も、参考にしたいと思って質問です。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>加湿器を1台にするか? 2台にするか?で迷ってます 。



     ↓

>加湿器について

    ↓
私なら2台を購入し使用します。
大能力機種は少なく、価格的にも割高、しかも室内空気の均一性の面でも広い部屋では複数設置が望ましいと思います。<音響スピーカーのモノラルとステレオの違いとも似てる>
さらに加湿時に機器周辺の湿度が高くなると結露やカビの発生の原因になるリスクが強まります。


気化式(部屋の乾燥に応じ自然気化にて水分が蒸発して加湿される為に、長所として電気代が安いし価格的にも廉価ですが、大型機器になりスペースを取り、水垢問題や加湿器熱の原因と成ったり、湿度調節は成り行きという欠点もある)

また、湿度分布は温度と異なり、比較的均一性を保持するので、部屋の広さによるバラツキは比較的少ないが、部屋の高さでの湿度による比重差でのバラツキ(湿度の高い重い空気は床、湿度の低い軽い空気は天井付近)は発生するので、床面や壁の下部での加湿による結露やカビの原因と成る点に留意が必要。


湿度は均一性があり、温度による飽和蒸気圧の関連性とお部屋全体に分布する性質があり、壁やサッシにて外気による温度の低い所での結露や湿度の低い所、壁や床面等の機器からの加湿された風の吹き出し口付近に湿気が吸収されるので、循環しているお部屋の空気の湿度は水平方向で余り変わりませんが、垂直方向での比重による湿度差が出ます。

その時に過加湿と成ったり、大能力での長時間運転は、床面や壁の下部、サッシ等の外気との接触面では結露・カビ・水滴の原因にもなりますので注意が必要です。

さらに、気化式と言うのは、川霧や湖面からの水蒸気のような原理であり、ご希望の湿度にコントロールしたり、急速に湿度を上げるようなニーズには適しません。
お部屋を任意の湿度または快適とされる湿度にする事もキープも出来ず、どちらかと言えば、長時間連続運転でお部屋の空質環境の中の湿度を乾燥から守る、エアコン等の暖房による乾燥防止に使用される。
インフルエンザウイルスの不活化や静電気の除電とか、ハウスダストや花粉の沈下による花粉症対策、喉や毛髪や肌に保湿効果を期待する加湿方式(ハイブリッド・スチームetc)ではない、超音波式やファン式の加湿器と類似した特徴を持つ商品です。

加湿能力から言えば、現在は、お部屋の条件(負荷)を細かく設定して、加湿器の適用面積→逆に言えば適室面積から適用機種を選ぶようになっておりますが・・・
従前の簡易計算では木造のお部屋では(確か、北海道の苫小牧が基準地域)1畳当たり50ml/hで簡易計算して加湿器を選んでいました・・・詰まり21畳なら1000ml/hの加湿能力機種が必要です。
その場合の大きさや湿度分布の問題・商品の種類や加湿方式の選択から、実際には能力・方式・デザインや価格からチョイスした加湿器の複数設置&使用が向いていると思います。

主な加湿方式

◇気化式
自然に湿度が高い所から低い所へ移動する事を利用した加湿方式<洗面器や水面から水蒸気が上がっている状態>
構造が簡単で電気代や運転音が低い、一方で水タンクが大きく湿度調節は成り行き任せであり、水の中に雑菌の繁殖時には加湿水蒸気(湿気)に雑菌が混入しており、呼吸を通じて体内に流入する為に加湿器熱と呼ばれるような呼吸疾患の原因にもなる。

◇超音波式
気化式が成り行き任せで、能力が小さく・湿度コントロールが出来ず、本体(水タンク)が大きい短所があるのに対し、超音波振動で川面の霧のように水蒸気を攪拌して発生させる、その回転数や送風で加湿量を増減コントロール・湿度調整が出来る。
しかし、水道水の塩素による殺菌・除菌能力が時間経過で薄れて来ると攪拌しているだけなので、雑菌の発生や呼吸器疾患(俗に加湿器熱と呼ばれている)の原因になったり、水蒸気(湿気)による金属の錆、音響製品の音感の狂い、水道水の中の金属元素(いわゆるカルキ)が白い粉となって付着し、家具を汚損する。

◇ヒーター式(ヒートファン式)
おやかんの湯気と同じくヒーターで沸騰させて水蒸気(湯気)を出すのがヒーター式、それにファンでもってお部屋に広く送り出したり、湯気や吹き出し口の温度をファンの風で冷やす方式がヒートファン式。
沸騰された湯気なので高温消毒と白い粉問題が起こり難く清潔感は優れ、本体サイズは小型に出来ているが、ヒーターの電気代が嵩み、水道水の中のカルキが発熱<加湿>部分で結晶化する為に、クエン酸や歯ブラシでの清掃を必要とします。
また、沸騰する事で沸騰音がポコポコし、吹き出し口の温度が高く成る為に危険、さらに湯気であり小さな赤ちゃんのヤケド等も気になる所です。

◇ハイブリッド式
電気代・音・サイズ・お手入れ・清潔感の優先順位や良いとこ取りを意図した、加湿器方式の異種組み合わせタイプです。<気化式とヒーター式、超音波式とヒートファン式等の2方式の組み合わせ>
売り手側からは、良い点ばかりを並べ立てますが、同時に両方の短所も受け継いでいますので、買い手側としては短所の面も、中味の方式の吟味と使用目的との関連性の考慮・判別が必要です。

美容(お肌や毛髪の保湿効果)・省エネ(暖房時の体感温度を湿度10%で約1℃上げる効果)・風邪予防(インフルエンザウイルスの活動が湿度50%~では生存率や活動が減少→ハーパーの法則)・除塵や花粉症対応(湿気で浮遊する塵埃やアレルゲンが沈下する為、雨降りには遠くの景色が良く見えたり、花粉症の症状が治まる原理)・赤ちゃんや老人や病弱な方の脱水症状予防etcの優先順位や使用されるお部屋の広さや気密性、それに暖房機の種類(電気暖房では温度上昇により相対湿度が下がる)等の観点から加湿器は有用有効だが、より快適に健康的に安全安心に利用する為には加湿器方式と能力の適正をもって選ばれる事です。
難しく考えればキリがないので、後は売り場のセールスに、上記のポイントについてご相談される事をお薦めします。

http://加湿.net/humidifier/select.php
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この回答へのお礼

2台というご意見ですね。
いろいろ説明をありがとうございます。
読ませていただきます。

お礼日時:2014/11/18 09:05

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