既発債の注意点は？

銀行の定期預金や円建て債券の中から、何か有利な運用先はないかと調べていますと、

円建て債券で、既発債で残１年２か月ほど、
利回り０．５％程度、格付けＡ　という債券がありました。


新発債券より利回り高く、
銀行の定期預金キャンペーン金利と比較しても高いので
魅力を感じますが、
利回りと期間で単純に比較してよいものですか？


既発債には、特別のリスク、注意点があるのでしょうか？

いまいち判らないので、
詳しい方教えてください。よろしくお願いします。

No.2 回答者： kyohayakin 回答日時： 2015/07/01 15:51

＞格付けＡ

格付会社はどこですか？　S&P（米）、ムーディーズ（米）、フィッチ（英）、R&I（日）、JCR（日）などがあります。青目の前３社と国内系の後２社では、同じ格付けでも信用力が異なります。

また、格付けの種類は何ですか？　発行体格付や長期（短期）債務格付などがあります。もっとも通常の経済状態であれば、「残存1年2か月」、「シングルエーフラット」は十分に投資対象になると感じますが、あくまでも投資判断はご自身でしていただくことになります。


＞利回り０．５％程度
＞利回りと期間で単純に比較してよいものですか？

基本的には単純比較して問題ありませんが、個人投資家の場合は、税引後利回りで比較した方が良いかと思います。預金と異なり債券では、クーポンに対して20％の税金がかかります。つまり、預金金利が0.5％であれば税引き後は0.4％となりますが、債券ではそうなりません。クーポンによって、税引き後利回りが異なります。税引き後利回りを確認されることをお薦めします。


＞既発債には、特別のリスク、注意点があるのでしょうか？

既発債に限らず、通常の債券には価格変動リスクがあります（中途換金に規則のある個人向け国債などを除きます）。従って、償還前に中途換金する場合は、思わぬ損を被る可能性があります。もっとも思わぬ得をすることもありますが、現在の金利環境で、しかも残存1年2か月であれば、ほぼその可能性はないものと思われます（詳しくは書きません）。

ということは、「その発行体が1年2か月の間につぶれずに」、しかも「質問者さんが中途換金されなければ」、必ず「購入時の税引き後利回りが保証される（利益になる）」ということになります。

少しでもご参考になれば、幸いです。

この回答へのお礼

丁寧な回答を有難うございます！
参考になりました！

お礼日時：2015/07/01 19:55

No.1 回答者： Moryouyou 回答日時： 2015/07/01 11:23

リスクは購入価格です。

金融機関のサイトに載っている購入単価を
参照ください。
例
https://www.nomura.co.jp/retail/bond/secondary/
上記HPのリスクに記載されているように、
『※購入単価が100を超えている場合、
償還時に償還差損が発生します。』

ですので利回りだけで見ていると、損失が出る
可能性があります。

いかがでしょう？

この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時：2015/07/01 11:44