プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は今、開高健さんの「輝ける闇」を読んでいるのですが、どうしても意味のわからない箇所があります。
それは初めて死にかけた体験の話のところです。

友人は泥の中に沈んだが声は異様な手のひらとなって私の頬を 打った。みんなから日頃ばかにされ、そうされることに満足している薄弱な彼なのに、その瞬間はまるで巨人のようであった。私は稲の中に倒れ、口いっぱいに甘い泥が詰まった。

友人を泥に沈めた自分の我先にという利己的な行動に罪の意識を持っているのはわかるのですが、その後の 口いっぱいに甘い泥が詰まった、というのがどういうことを指しているのかがよくわかりません。

どなたかわかる方はいらっしゃいませんか?

少し長めになってしまいましたが、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

泥さえも甘く感じるほどの苦い感情があふれていた、ということでしょう。

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ずいぶん前に読んで


おもしろかったので今でも
そのうち再読するつもりで
本棚に置いてあります

甘い泥の件ですが
そこまでは気にしてはいませんでしたが
いま読んでもいい文章ですね
また読みたくなりますね

ふだんわれわれが口にすることはない
稲が生えている田んぼの泥が
一見苦そうであるが
舌に敏感な開高氏の舌には
甘く感じた

厳しい状況なら苦いと書けばいかにもそれらしくなるところを
ルポらしく正直に書けば
「甘かった」

うまく文章を書こうとか
かっこいい文章を書こうということを捨てて
冷静に状況をだけを書いていた

ということではないでしょうか
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哀しみ後悔?懺悔?涙?

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