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三谷幸喜が手掛けた映画やドラマ。そのうちのひとつ、今年1月にテレビ放送されたパロディ版『オリエント急行殺人事件』の終盤にて、勝呂探偵(ポアロ)の推理により“乗客全員が犯人”という真相が暴かれますが、原作通りに探偵と刑事の温情により犯人たちは見逃されます。

ドラマ版は犯人たちのアタフタや探偵の茶目っ気など三谷作品らしい喜劇っぷり(人一人殺めてますが)ですが、原作小説はどういう雰囲気で幕を閉じるのでしょうか?

あと、ドラマ版では見逃されて安堵から脱力する乗客たちに、そのうちの一人である青年が「これからは世の中の悪い奴ら全員俺たちが裁いてやりましょう!」と嬉々として提案するシーンがあるのですが、これは原作小説にもある台詞なのでしょうか?

A 回答 (1件)

ラストは、ポアロが全員がどうしてこういう犯罪にいたったかの背景(やむをえなかった感情、事情)を謎解きしていき、最後に自分の友人に「君がこの会社の代表だけど、どうするかね?」と尋ね、友達と乗り合わせた医者が、警察には全員が犯人ということは伏せ、ポアロが提案した違う解決策を話すこととしようと結論を出します。



それを聞いて、小説はポアロのこういうセリフで The End となります。
"Then "said Poirot, "having placed my solution before you, I have the honour to retire from the case..."
「ではと、」ポアロが言った。「皆様に私の解決策をご提示しましたので、この事件からは喜んで手を引かせていただきます」

つまり原作にはその後の乗客の心情や1人1人が客車から出て行く時の様子などはまったく書かれていませんので、そこは完全に三谷版オリジナルです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

原作では飽くまで真相のインパクトに重きを置いているのですね。それに対する探偵たちの選択にも。たしか約70年前に発表されたんですよね、この小説。当時の人々にはやっぱり衝撃的だったと思います。

ただドラマ版は喜劇なので、その後が重要ってことですね。まぁでも青年の台詞は喜劇にしてはいろいろと凄まじい気がします…。

お礼日時:2015/11/01 11:43

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