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自動車のエンジンオイルが古くなって色が濃くなってくると、どういう支障が出るのでしょうか。教えてください。

A 回答 (6件)

エンジンオイルはドロドロベットリです。

これは金属と金属の可動部分に入りこんで、金属と金属が直接触れないようにしています。つまり金属・油・金属となり、この油が間にはさまることで見た目金属同士がスムーズに動きます。
このスムーズに動くのは、アイススケートでスケート靴の金属のエッジと、氷との間に、薄い水の層ができて、これでスムーズにアイススケートを滑ることが出来ているのを想像していただくと、その滑らかさが良く分かるのではないかと思います。
またクルマの事故原因のハイドロプレーニング現象というのも、タイヤと道路との間に水の層が出来て、グリップできずにつるるーと滑る現象です。手アンダーはなんとかなるけど、こいつはどうにもならない怖さがあります。
閑話休題。

金属同士が速く動くと間の油もこそぎ落とされそうになるのですが、ここでドロドロベットリが活きてきます。水ならピシャっと弾き飛ばされているところを、ベットリ金属にくっついて間に入り込み続けるのです。

エンジンオイルが劣化すると、このドロドロベットリが、ややサラサラになってきます。オイルがサラサラになると、そう水のように弾き飛ばされ、金属と金属の間に居続けることができなくなってしまいます。これが油膜切れです。

油膜が切れるとどうなるかというと、いままで間に油が入ってぬるぬる動いていた物が、金属同士がぶつかりこすれて抵抗値が一気に急上昇し大量の発熱を起こし、これにより金属同士が溶けてくっつき、一瞬でエンジンが止まり壊れます。これがエンジンの焼きつきというやつです。こうなるとエンジンを載せ変えなければクルマは直りません。

エンジンオイルが劣化してサラサラになるのは、潤滑作用をしている間に長い高分子が切れて短くなっていくからだと考えられています(実はちゃんとは分かっていません)。

エンジンオイル添加剤として売られているものには、わざとエンジンオイルをサラサラにして、燃費が良くなる、パワーアップする、と謳っているものがあります(実際にそうなるのですが)。が、上記のように一番大切な潤滑作用が犠牲になっているのです。結構危険なわけですが、一般の人は油膜切れを心配するほどエンジンを使っていないので、問題になることはないのです。
ついでに書いておくと、エンジンオイル添加剤でテフロンとかが入ってるのは、上記のように間に油が入ることで潤滑作用を保っているので、テフロンなどが入っていても意味がないことが分かると思います。また金属表面をつるつるに、などと謳っているものもありますが、金属に油がベットリ残るようにわざと傷がつけられて居たりします。金属表面がつるつるになって油が切れたらエンジン終了、の大嘘です。このようなマヤカシは信じないようにしてください。

最近の燃費重視のさらさらエンジンオイル(0W-20とかいうやつ)は、サラサラにもかかわらず油膜切れしにくいという、なかなかすごいやつなのですが、このようなオイルを前提に作られていないエンジンに使うとオイルがだらだら流れ出て、オイルが不足して油膜切れを起こす危険があるので気をつけてください。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき、ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/12 14:25

多くの回答者さんの完璧な回答がありました。



一般人的な回答です。
車の説明書などで、シビアコンディションと普通のコンディションの説明があり、自分の車の使用がどちらかを見極めて、オイル交換する必要があります。
説明書でシビアコンディションの5,000キロの交換が指定なら半分の2,500キロ位で。普通のコンディションで1万キロの交換が指定なら半分の5,000キロ位で交換などが普通です。ディーラーなどは、普通こちらが何も言わないと、5,000キロ走行後位の交換を勧めます。

>エンジンオイルが古くなって色が濃くなってくると、色が濃くなってくるとどういう支障が…
…色だけで判断出来るのは車の整備が出来る人とか車好きの人でしょう。
ただオイル交換しないで乗り続けると、エンジンが高回転では焼き付きが起こり、一生が終わります。または低回転でも、オイル上がりなどの現象が起こるかも。ピストンリングとシリンダーの内壁が擦れて減ってしまい、隙間が出来るなど。

私の場合は、250CCバイクを半年以上1年位か、全くオイル交換せず、高速道路で走行してフルスロットルでスピードを出したら焼き付いてストップし、バイクと最後のお別れになりました。その後は「エンジンは何よりオイルが命」と肝に命じています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考にします。

お礼日時:2015/11/13 07:36

色の程度にもよります


洗浄効果の高いエンジンオイルは 数百km走行で 茶色く汚れがオイルの溶け混ざり汚れたようになります。 エンジン部品は、綺麗に洗浄されて オイルは汚れてる!

洗浄効果が弱いオイルは、オイル自体汚れな少ない(遅いです)エンジン内部は、汚れが落ちていない状態(なかなか汚れが落ちない)

ある程度 茶色い汚れは問題ないですが 距離5000kmや 経年劣化6カ月
などを超えて 濃い汚れが見られれば オイルの性能が低下してると思われます。
・潤滑性能
・極圧性能
・耐酸化性能
・油膜性能
・洗浄性能
なので スムーズさや燃費が落ちてくるでしょう。
5000km6カ月程度なら 大きな問題はないですが この辺りから徐々に性能が低下するので 酷くなる前に交換といった訳です。

劣化したオイルを使用しつ図ければ 潤滑不良で 摩擦抵抗が増え 熱を持つ
油温水温の上昇  パワーダウン燃費悪化 焼きつきの要因になります。
稼働部の部品へのダメージを与えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2015/11/12 14:21

オイルは金属同士が直接触れないように表面を薄い膜で覆います。


劣化したオイル、不純物が混入したオイルは、この薄い膜が容易に破断します。
膜が切れると、当然金属同士が直接触れます、金属同士が触れて摩擦が起こると、抵抗が増え、摩耗もします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考にします。

お礼日時:2015/11/12 14:22

>どういう支障が出るのでしょうか。


 エンジンにオイルを入れる目的は、「潤滑」。
 ピストンがスムースにシリンダー内を上下出来るように
 ピストン(厳密にはピストンリング)の外周にオイルが
 行き渡る構造になっています。
 
 オイルが劣化すると、部分的に塗りムラが出始めて
 スムースな動きの抵抗になり、
 更に劣化するとオイルが少ないところが異常高温になって
 焼き付けなどを起こしたりします。

 色の違いよりも粘度による影響です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。助かります。

お礼日時:2015/11/12 14:22

>エンジンオイルが古くなって色が濃くなってくると


色自体は洗浄剤の入ったオイルだと、
交換したとたんに黒くなったりしますが、
古くなると、油膜が切れてしまいます。

油膜が切れれば、抵抗が大きくなり燃費が悪くなります。
熱も出ます。最悪焼き付くこともあり得ます。
(量が入っていていれば、焼き付くって考えにくいですけど)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2015/11/12 14:26

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