dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

Die Osmanen vor Wien(NHK11月号テキスト)82ページ2節目、上から4行~7行目までの文章です。
・・・, wurde er scharf um dessen Inhalt und um den Zustand der Stadt befragt,・・・
とありますが、befragenは4格を目的語に取り、zu,überが(~について)使われるとあります。umが使われることも多いのでしょうか?辞書には載っていません。

6行目のwie daselbstは古い表現でしょうか。これは「捕らわれた兵士」を指しますか?「その彼のように、皆が打ちのめされ・・・」

7行目のwäreは何故接続法Ⅱ式になっているのですか?他はseiと間接話法になっています。

3節目の文も同じく5行目schrieben,最後の行のhättenも接続法Ⅱ式ですが、そうなる理由がわかりません。

und nur die gerechte Strafeの後は何か省略がありますか?

いろいろたくさんの質問ですが、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

um etwas befragenという形はあり、普通に使われます。

私の辞書には載っています。インターネットで使われ方を見ても多用されているのがわかります。

daselbstは古い言葉で、現代文には出てこないと思います。前半のdaは、単独のdaと同様「そこ」という場所の意味で、selbstと結びついて、その前に出てくる場所を表す語と一致する副詞になります。ここではStadtに当たります。wieはdaselbstに直接つながっているのではないので、「daselbstのように」ということではなく、この文全体を導く接続詞です。wie alles niedergeschlagen seiという文の途中に「そこで」という意味の副詞のdaselbstが挿入されています。「いかにそこではすべてが打ちのめされているか」という意味です。

間接話法における接続法の用い方ですが、基本は第I式ですが、第II式もよく使われます。第II式で代用することが多いのは、第I式が現在形と同じ形になってしまって接続法と区別がつけられないケースです。第3節の方から解説すると、die Belagertenは複数で、schreibenという動詞の複数形の接続法第I式は、現在形と同一のschreibenになってしまい、接続法であることが区別できません。こういう場合は第II式で代用します。つまり、ここのschriebenは、過去形複数ではなく、接続法現在です。hättenが使われているのも同じ理由です。主語はsie(彼ら=キリスト教徒の軍勢)という複数なので、habenの複数形の接続法第I式は同じくhabenになってしまいます。それで第II式hättenで代用します。seiの代わりにwäreを使うこともよくあります。接続法第II式の方が、第I式より目立つということもありますが、第2節のerschöpft wärenの個所は、その前と後にseiが使われていて、sei...seien...sei...と3回繰り返して使うと文としてスマートでないので、seienを避けているのだと思います。

und nur die gerechte Strafeのあとには省略はありません。単純に補語が二つundでつなげられているだけですが、接続法に惑わされたでしょうか。つまり、接続法第I式のseiという動詞がnur die gerechte Strafeまでかかっています。

主語+動詞(sei)+補語①+und+補語②

Ihr elender Zustand sei
  ① ohnedies weltkundig
  und
  ② nur die gerechte Strafe

(直訳)
彼らのみじめな状態は
  ① どっちみち世界に知られており
  また
  ② 当然の罰にすぎない
    • good
    • 1
この回答へのお礼

Tastenkasten先生、ありがとうございます。

>「いかにそこではすべてが打ちのめされているか」という意味なのですね。ありがとうございます。


>間接話法における接続法の用い方ですが、基本は第I式ですが、第II式もよく使われます。第II式で代用することが多いのは、第I式が現在形と同じ形になってしまって接続法と区別がつけられないケースです。

そういうことですか。知りませんでした。


>主語+動詞(sei)+補語①+und+補語②

Ihr elender Zustand sei
  ① ohnedies weltkundig
  und
  ② nur die gerechte Strafe

(直訳)
彼らのみじめな状態は
  ① どっちみち世界に知られており
  また
  ② 当然の罰にすぎない

「当然の罰にすぎない」という先生の訳がずっといいです。テキストの訳は
「公正に処罰される」となっていましたので、何か省略があるのかと思ってしまいました。

とてもよい説明で、よくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2015/11/26 19:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!