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シューベルトの曲は何を聴いても退屈に感じます。

単調で素朴すぎて刺激がないし、曲によっては凄くロマンチックで良い雰囲気だったのに、クライマックスに行くと思いきや急に控えめになって萎えてしまいます。他の作曲家の曲に比べ、ドラマチックさ、変化に欠けるというか・・・。
『ます』とか表題からしてショボさを感じてしまいます。

どうすればシューベルトの良さが分かるようになる(好きになる)でしょうか?

チャイコフスキーやラフマニノフ、バッハなどが好きな人はたくさんいると思うのですが、シューベルトが好きな人は少ない気がします。やはり、シューベルトのような曲は、牧歌的な素朴な文学的・哲学的経験を積んでいかないと良さが分からないのでしょうか?

A 回答 (6件)

同感。


シューベルトの評価は怪しいってのは、専門家の間でも昔から言われているところですよ。

でも同じことがモーツァルトにも言えるけど。シューベルトとの違いは、モーツァルトは「ごくごく当たり前で普通のことしかしていないので、文句がつけにくい」という点。
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はっきり言って冗長な曲が多いし、同じジャンルの曲でも出来不出来が激しい。



作品は主に交響曲、室内楽曲、ピアノ曲、そして歌曲であり、華やかな協奏曲、オペラなどはない。

才能からいえば間違いなく大作曲家であり(最も尊敬していたベートーヴェンもまた彼の天賦の才を認めていた)、しかしながら一見地味で通好みの曲が多くてとっつきにくさがある。けれどもその魅力・良さにハマると抜け出せないかも。

ロマン派に分類されているが、曲の構成はしっかりしており、むしろ古典派に近い。

やはり、シューベルトといえば「歌曲王」であり、それがどのジャンルの楽曲でもメロディアスに生きている。

*お奨め*

・「未完成」交響曲・・・やはり素晴らしい名曲。特に第二楽章は天国的。美し過ぎてこれ以上筆が進まなかったか。
・交響曲第5番変ロ長調・・・出だしの愛くるしい軽快なメロディから惹かれる。
・「グレート」交響曲・・・かのシューマンが「天国的な長さ」と形容。しかしこれは褒め言葉。
・五重奏曲「ます」・・・晩年にはない若々しさ・清々しさがみなぎっている。有名な第4楽章・変奏曲は勿論、
 第1楽章、終楽章もまた素晴らしい。
・八重奏曲・・・ベートーヴェンの名曲・七重奏曲に影響されて作曲。全楽章聴くと1時間近いがとても充実した名曲。
・弦楽四重奏曲「ロザムンデ」
・弦楽四重奏曲「死と乙女」・・・全楽章が短調。特に第2楽章・変奏曲は美しい。
・ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調・・・第2楽章が映画「バリーリンドン」で使われ有名。終楽章でもこのメロディが効果的に現れる。
・ピアノソナタ(すでに回答済みなので省略)
・楽興の時
・即興曲
・歌曲集「冬の旅」・・・まさに自身が曲中の主人公であり、これでもかと孤独・絶望的な中で曲を終わる。全曲を通して やはりその旋律は美しい。
・「アヴェマリア」・・・これほど心洗われる歌曲を私は他に知りません。
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トーマス・ダウスゴーの「未完成」「グレート」あたりはどうでしょうか。


「でぶ・ちび・もてない」のシューベルトの印象をかなり変えた颯爽たる演奏だと思います。

http://nailsweet.jugem.jp/?eid=429
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No.2です。

「一期一会」で突き放すのも何なので、私の個人的な好みですが。同じ体験ができるかどうかは保証しませんが、下記を聴いてみてください。

シューベルトと心がつながるかどうかの試金石。ピアノ・ソナタNo.17 D.850 第2楽章。内田光子さんのピアノで。(最後まで聴き通してください)


シューベルト「ピアノ・ソナタNo.21 D.960」長いですが、波長が合えば、はまります。
https://www.youtube.com/watch?v=l7cc2FD06FM
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個人的な見解です。



 音楽に「宇宙」とか「永遠」とか「究極」とか(さらには「神」とか)、そういった「異次元」のものを求めたり、「芸術」とか「革命」とか「感動」とかの「脱日常」を求めると、シューベルトにはそういうものは確かに少ないと思います。「ない」とまではいいませんが。
 シューベルトは、もう少し「等身大」で、ありふれた「日常の中」の中にいるように思います。ベートーベンやバッハのような「大先生」「偉人」ではなく、身近な「友人」として。

 私も、シューベルトって、「未完成」は甘っちょろいし、交響曲で聴けるのは「ザ・グレート」ぐらい、あとは大した曲はない、と思っていました。
 でも、後期のピアノ・ソナタや、詩を味わいながら聴く歌曲に、ほんのちょっと自分自身を投入・重ね合わせると、何とも人懐こく話しかけてくれることに気付きました。一緒に悩み、喜び、涙を流してくれそうな親近感を持ちました。
 これは、個人的な体験からそうなっただけだと思いますので、万人にあてはまることではないでしょう。

 シューベルトって、ちびだし、定職もないし、貧乏だし、女の子にはもてませんでした。晩年は、ちょっと一夜の息抜きで不治の梅毒をもらってしまい、自己嫌悪と罪悪感の毎日でした。そんな中で、友人たちが開いてくれる小さなサロンで(シューベルティアーデと呼ばれていたみたい)、友人たちに聞いてもらう曲を作っていました。「崇高」で「高尚」で「天才的」で「超人的」な人でも曲でもなかったのです。
 そんなことを知っても知らなくても、音楽の中に感じるものは変わらないと思いますが。

 別に、シューベルトを「好きになろう」とか「良さが分かりたい」と思っても意味がありませんし、そう思って近づいてもきっと無理でしょう。
 何かのきっかけ、一期一会を待てばよろしいのではないかと思います。
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歌曲集がいいですよ。


好きとか好きじゃないといっても個人差があります。それと遭遇の仕方です。
たまたた、会場であったホテルなどで聞いたメロディがよかったので、なんだろうと調べてみたら、クラシック音楽だったなんてよくあります。シューベルトは、個展(展覧会)だった。この時は、直接教えてもらった。
あと、隠れた名曲を探す方法は、音楽雑誌や音楽家のエッセーを読むことです。感動したって言ってもあなたの感性に合うかどうかわかりませんが。あと、年齢でも好みは変わってきます。
楽譜読めますか、楽器できますか、こうなると本格的になるけど、趣味的でもいいので楽譜が読めると作家の気持ちまで読み取れるようになってきます。
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