名人戦開幕。初めからそんなに考えるのか？

将棋の名人戦1回戦は羽生名人の先勝となりました。

　名人戦は２日制で持ち時間が８時間。将棋界では一番長い。

　とはいうものの，棋譜を見て思う事。

　４手目まで辺りで既に１０分。だいたい将棋の４手目まで，そんなにバリーションはない（だって，４手ですから）。そして１０分かかったけど，特別な局面という訳ではない。初心者向けの本でも出てくる極めて見慣れたところ。
　さすがに１０手２０手進めば，局面はとんでもない数がある。このあたりで考えるならまだわかる。もっとも，素人は１時間も２時間も考えてはいられません。

　得てして最後は１分将棋となる事が多々ある。だったら，ここで１０分も掛けずに，ノータイムで４手進めればいいのでは？？？と思うし，その時間中盤で使ってもいいのでは？？？が素人考えです。

　実際，この時間ってなんなのでしょう。ある意味間合いとか，気合をいれるとかの時間なのでしょうけど，単純的な引き算からすれば，終盤に１分でも２分でも残せるじゃないのかと思う。

　やはり，単純な考えだけでなく，精神統一とかに必要のでしょうか？

質問者からの補足コメント

• バリーション　→　バリエーション　のタイプミスでした。失礼。

    補足日時：2016/04/07 22:42

No.3 ベストアンサー 回答者： quncho 回答日時： 2016/04/08 11:00

昔、タイトル経験もある棋士（誰かは失念しました）が言っていました。

普通はどの棋士も対局前にいくつか作戦を用意しています。
で、序盤の数手で作戦が２つぐらいに絞られるためどちらにするかの決断に時間をかけるそうです。
あと、気合を入れ直すという意味合いもあるそうです。

この回答へのお礼

確かに順位戦等を除いて，先手後手が解らないのですからね。

ただ，タイトル戦はこれ以降最終局を除き，先手後手が交互ですから
２戦以降の動向も面白そうです。

お礼日時：2016/04/09 22:55

No.2 回答者： luckyebisu 回答日時： 2016/04/08 10:48

＞４手目まで辺りで既に１０分

今回の名人戦(第74期名人戦七番勝負第1局)で羽生名人は3手目▲2六歩に7分を費やしています。
もちろん、本当のところは本人にしか分からないので推測になりますが、挑戦者佐藤八段の誘いに乗るかどうかを自分に問いかけていたのだと思います。

佐藤八段の誘い… 横歩取り（横歩取らせ）ですが、この意志は1手前の△3四歩に現れていて「よろしければ横歩取りでいかがでしょう」と行った感じに羽生名人に問いかけています。
実は佐藤八段は、先手でも後手でも横歩取りでの将棋の勝率がすごく高い棋士なのです。

2手目△3四歩に対し▲2六歩と指せば、後手が望む限りは一直線に横歩取り… 佐藤八段の得意戦型に進みます。
角がぶつかっているので、ぬるい手を指すと角交換から一気に不利になる恐れが有り、16手目△3三角辺りまではほぼ選択肢がありません。

恐らく羽生名人は自分が先手番になり、佐藤八段が横歩取りの意志を示してきたら、受けて立つつもりでいたとは思います。
ですがそれは相手の得意なフィールドで勝負するということですから、自分に対し最終確認をしていた… そういうことだと私は考えます。
例えば▲2六歩のところ、▲6六歩と角道を止めて全く別の将棋にすることだってできたのですから…

この回答へのお礼

羽生名人は相手の得意を真っ向から受けて立つと言われていますけど，やはり迷うのでしょうか。こればかりは，ご本人に聞かないとわからないでしょうね。それは百も承知でしたけど。
　ただ，第２戦からは先手後手が決まってくるので（７戦除き），初手から数手は，少し進行が早くなるかもしれませんね。

　過去にプロの方に指して頂いた事２回ほどあるのですけど，その時に聞けばよかったな。その時は，飛び込み的なところで，あまり下手な事も出来ないと思って，余裕なかったですね。（ちなみに金井恒太四段（当時），豊川孝弘七段）

＞「よろしければ横歩取りでいかがでしょう」

棋風や流行により言葉違いますからね・・・あれ，名人戦ってここ約30年居飛車党棋士ばかりじゃやない・・・振り飛車党は42期までさかのぼるのか。

これも第１局は３手目まで同じだけど，「こちらは，いつもの通り振ります」ってとこでしょうか？（谷川名人－森安八段）

棋譜だけでなく人と時代を理解しないと，言葉も見えてこない・・すごく面白いと思います。

お礼日時：2016/04/09 23:38

No.1 回答者： 1paku 回答日時： 2016/04/07 23:20

対局中、何回かお食事タイムの時に、どちらかが封じ手をします。

どちらが封じ手をするか。また、封じ手の段階で難しい局面か、それとも誰が打ってもこの一手の局面かという盤外の駆け引きも含めて、最初はゆっくりと。

　専門誌による写真撮影などもスタート直後にありますから、そういう雑事からの精神集中も。

この回答へのお礼

食事で封じ手は行いません。１日目の終わりだけですね。

お礼日時：2016/04/07 23:54