No.3ベストアンサー
- 回答日時:
電子は、1個、2個と数えられる個別の物体ですが、2本の
スリットを通してその向こうのスクリーンに1個づつ電子を
飛ばすと、その痕跡の集積は単純な2本線(スリットの投影)
ではなく干渉縞になります。
1個の電子が、同時に2つのスリットを通った可能性同士が
干渉している事が示唆されます(さもなくば電子が前にスク
リーンに消えた電子の痕跡を記憶して協力して痕跡を描いて
いるか)。
もっと本質的な現象として、素粒子の相互作用において、
Aという状態からBの状態になる確率は、その中間的な
複数の経路の可能性の、それぞれの確率全てを足した値に
なる=全ての経路を経るという「経路積分」もあります。
全ての存在は、量子的な不確定性=確率波動性に基づい
ており、無限につめ込むと存在確率の山が平らになって、
無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、
認識体の仮定断面の運動を想定すれば、相対的に無の風は
光になり、認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに、
自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識するのです。
量子論的世界像では、有限な存在性は観測によって生じています。
不確定性原理の相補的不確定性を、確定化して無限不確定性に
発散させないよう、階層現象表面(仮象)的に“いい加減”に捉える
事で、有限的な存在性(宇宙)は派生しているという。
それは換言すれば、階層現象表面的な認識可能性の時系列化
(プランク定数hの収束=物体収縮=宇宙膨張)において、原理的
本質=超弦(量子定常波)において光速に還元されるものを、
階層現象(超弦(量子)>クォーク>素粒子>原子>分子>細胞>
個体(脳=意識))的な表面的に捉える事において、非光速性を
派生させる事によります。
即ち、実体としての感受表面(量子相互作用=光速=現在)からの
過去(時間的流れ=記憶=過去=光速)と未来(空間的広がり=予測
=未来=光速下)の相補分化であり、自我仮説と時空仮説の対発生
の源泉なのです。
その時・空軸の仮説的延長における直交基底において、絶対化に
おいて無=無限不確定性に還元する不確定性原理を2対(位置(S)
と速度(St)、時点(T)と質量(TS)の対の一方を確定化すると他方が
無限不確定となる)の相補的な受け皿を可能にし、確率的有限性
=存在(絶対化によって無限不確定=無に発散する)を可能にして
いるのです。
この回答へのお礼
お礼日時:2016/05/24 23:03
ご丁寧な解説ありがとうございます。ただ、難解過ぎてよくわかりませんでした。なにかとても深淵なものに触れてしまったように感じています。
>まったく同じものが同時に別の空間に存在することはありえるでしょうか?
この問の回答としては不確定性原理によって曖昧にしかわからないというような意味の理解でよろしいでしょうか?
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報
量子もつれにある複数個の素粒子は同じものですか? それとも別物でしょうか?