
イギリスではEUを離脱するかとどうかという投票が行われることになりました。そして、2年前はスコットランドの独立の是非を問う投票もあり、否決されたものの僅差となったのは記憶に新しいです。
そして、今回のEU離脱問題ですが、結果は今のところ見通せず、イギリスが離脱する可能性もそれなりにあるでしょう。
間違いなくいえるのは、イギリス国内においてはグローバル化に反対する勢力が無視できない数いるということであり、国民投票にまで持っていくくらいの力を持っています。
一つの焦点で国民投票にまで持っていくときの盛り上がりといえば、昨年、大阪都構想を問う住民投票が大阪府で行われましたが、あれくらい賛否両論が拮抗したということでしょう。
日本においてはグローバル化に反対する勢力は居ないわけではないもののごく少数にとどまっているのに、イギリスにおいてはこのように大きな勢力を持っている理由を教えてください。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
反グローバリズムは、少なくともヨーロッパでは珍しくありません。
そもそも「グローバリズム=誰にとっても良いもの」という前提があなたの中にあるから不思議に思うのかもしれませんが、欧米にはそんな常識なんてありません。
グローバリズムとは合理性や汎用性や生産性を徹底的に追求した姿勢であり、まさしく「ビジネス(=商業主義)に都合がいい」ということでもあります。それを良しとするのは結論としてはアメリカ的な考え方。
言うまでもなくヨーロッパでは、著名アーティスト・文化人など社会的影響力のある人達を中心に、反商業主義を掲げる人は多いです。それからこちらも言うまでもなく、ヨーロッパの国々は歴史があり、個性的(他から見ると不可思議)な文化・伝統があり、今もそういったことを重んじ、自分達の拠り所としている国が多いです。そういう意味で、資本やビジネスが国の生命線であるアメリカとはわけが違うというのはあります。何十年も慢性的な不景気でもヨーロッパは永遠にヨーロッパなんです。それは世界も認めるところでしょう。
反グローバリズムはそういった国々にとって「自分達のアイデンティティ、そして未来を守る」側面のあるものです。これは保守性ではありません。「個性」を守ることを保守と言ったら、個性なんて成り立たなくなります。グローバル化を進めることを革新だと考えているのだとしたら、それは日本にとってとても危険な考え方です。
ヨーロッパ同様に、世界的にも個性的で多種多様な文化・伝統を持つ日本も、本来ならグローバリズムに対する疑問を常に意識していなくてはならないタイプの国なのです。残念ながら日本人にはそのスタンスはほぼ根付いていないです。
・・・こういったことがわかれば、ヨーロッパの一国がEUに属するということ自体の意味、そしてそのリスクがあるということも自然とわかると思います。英国のEU離脱についても、なんとなく理解は出来るでしょう。
ただ、英国はここ数十年ヨーロッパの中でも安定して景気がいい国のひとつであるという事実もありますけどね。これは前々からですが、自分達が助けが必要無いからわざわざEUに入ってまでよその国を助けたり負債を負いたくないというのもあるでしょう。EU統一通貨の導入もかなり消極的でしたし、やはり今でも英国ではユーロ使えない。
まぁ日本も「文化・伝統・アイデンティティ」大国と「経済・ビジネス」大国、両方の側面があり、これは当然ながらヨーロッパも例外ではないです。

No.12
- 回答日時:
イギリスがEU離脱の原因は、EU加入のメリットがないからです。
メリットどころか、1兆円ものお金をEU加入の貧乏国に
つぎ込んでいます。
それがイギリス人は、許せないのです。
ロンドンの人口の半数は難民だそうです。
法律によって、移民してきた難民は、イギリス人と同じ扱いに
しなくてはいけないとか、、。
EUの旨味を勝ち組ドイツは満喫し一人勝ちしています。
そのことも、イギリス人は不満に思っています。
今でも、イギリスはポンドを使ってますし、イギリスに入るには、
パスポートが必要です。
EUを離脱しても、何も変わらないのです。
それなら離脱を、、と考えるのは当然のことでしょう。。
No.11
- 回答日時:
>>みません。
私は日本のことでなく、イギリスのことを聞いております。日本では移民が少ない。
逆に言えば、イギリスでは他のEU加盟国から来る移民が多い。
そして、それに反発してる。という意味です。
No.10
- 回答日時:
>>移民や難民に反対することはグローバル化反対の重要な要素だと思いますけど。
だから、移民の少ない日本ではグローバル化に反対する者が少ないと書きましたけど。。。。
日本に多くの移民が入って来れば、反対者が出てきます。
朝鮮併合時代にやって来た、ごく少数の在日コリアンにさえ差別をするくらいですから。
朝鮮併合を正当化してるくせに、その時に同胞としてやって来たはずの在日コリアンを差別するネトウヨには矛盾しか感じませんが・・・・
No.9
- 回答日時:
グローバル化に反対しているのではなく、移民・難民に反対してるだけです。
移民に職を奪われている・移民(中東系)がテロを企ててる、というのが大きな理由です。
アメリカと一緒に中東で戦争したのだから、IS・アルカイダからテロの標的になるのは当然の事。
テロの標的になってるから、危険性のある中東系の移民・難民を受け入れたくないというのは当然の事。
日本も同様に、移民が入って来れば、反対者が出てきます。
朝鮮併合時代にやって来た、ごく少数の在日コリアンにさえ差別をするくらいですから。
朝鮮併合を正当化してるくせに、その時に同胞としてやって来たはずの在日コリアンを差別するネトウヨには矛盾しか感じませんが・・・・
>>日本においてはグローバル化に反対する勢力は居ないわけではないもののごく少数にとどまっているのに、イギリスにおいてはこのように大きな勢力を持っている理由を教えてください。
日本には移民・難民がほとんど入ってこないから。
以上。
No.8
- 回答日時:
イギリスの労働者にお金が落ちないからです。
日本の場合は論点が、国防など他の分野の方が大きく、それに常に影響されるのでグローバル化の論点がぼやけがちになるのだと思います。
No.7
- 回答日時:
イギリスは、グローバリズムの親玉みたいな国ですが?
イギリス自体も連合王国だし、イギリス連邦加盟53カ国の宗主国なので。
イギリスが主導権を握れない、EU傘下でのグローバル化に対し、賛否を問うだけの話。
No.5
- 回答日時:
EUは自由貿易と域内の通行の自由、労働者の移動の自由が認められています。
本来であれば、巨大経済圏の一員としてメリットを活かせば良いはずですが、移民を含む大量の労働者が大陸経由で流れこみ、低所得層の仕事を奪うと言う論争があります。もともとEU圏の中では、通貨統合に参加せず一歩引いたところもありますが、イギリスのヨーロッパとは違う顔は旧植民地と英語圏。G7にEUは英独仏伊が入っていますが、英語国としては英米加が入っています。実際世界の金融・経済に影響力がある、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポールなどの国との交流は一般に思われているよりもはるかに大きな物があります。EUを離脱しても英語圏から離脱するわけではないので、その辺の見え方が日本からみた時とは違うと思います。グローバル化と言う観点では、上の様に旧植民地、英語圏と言う範疇ではあってもイギリスは日本よりはるかにグローバル化しています。なにせロンドン市長にイスラム教徒が選出されるくらいですから。今回は純粋にEUを離脱したほうが生活が楽になるかならないかと言うだけの話です。
No.4
- 回答日時:
英国人の保守性であり、プライドだと
思います。
英国人は非常に保守的です。
伝統を大切にする国民性があります。
王制を維持しているのも、その現れです。
グローバル化したら、そういう英国も
将来消滅する可能性が出てきます。
事実、EUなどはドイツが仕切って
いるようなものです。
このままではドイツの傘下に入ることに
なるやもしれません。
それを嫌っているのだと思われます。
だから未だにポンドを使い続けており
ユーロには見向きもしません。
経済的に、多少苦しくなっても、独自性を
維持させていく方が大切だと思っている
のでしょう。
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グローバリズムの親玉はアメリカであってイギリスではないですよ。
また、イギリス連邦といっても旧植民地の繋がりですから、グローバル化というよりブロック化です。
同様に、何十年も慢性的な不景気でも日本は永遠に日本なんです。それは世界も認めるところでしょう。同じ国がこれほど続いているところもないでしよう。
移民や難民に反対することはグローバル化反対の重要な要素だと思いますけど。
すみません。私は日本のことでなく、イギリスのことを聞いております。
これ以上立ち入りませんが、ネトウヨみたいな人は世界各地にいるのではないでしょうか。そして欧米の黒人差別、イスラム教徒差別などは、在日コリアン差別とは比にならぬほど酷いものです。
日本には差別がないとは言いませんが、テロが起きないので平和に共存できていると言えるのではないでしょうか。
日本にいる韓国人は帰化して日本文化を取り入れたら日本人とほとんど見分けがつかなくなるため、人種問題ではなく民族問題になります。一方で欧米の黒人、アラブ人は見てすぐ分かりますから、人種問題となり、より深刻な問題になります。
>日本においてはグローバル化に反対する勢力は居ない
居ないとは言っていないです。変なところを切り取らないでください。
そして、TPPに反対する人は少数派になっています。TPP反対派の急先鋒だった農協ですら表立った反対はしていないんです。
ロンドンにいる非白人はほとんどが旧植民地からの移住者でしょう。日本にも植民地だった朝鮮半島からの移住者が数多くいますよ。大阪には代々日本人という人が50%を切っているグローバルな地域もあったりします。