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皐月賞は速い馬、ダービーは運のいい馬、そして本当に強い馬が菊花賞を勝つ。と聞きました。どうしてそう言われるのでしょうか?

A 回答 (6件)

皐月賞は速い馬、ダービーは運が良い馬、菊花賞は強い馬



これは、現在では当てはまらない部分が多いのですが……

まず、皐月賞ですが、中山コースの芝2000Mというコースで行われます。
2000Mという距離は中距離とは言われますが、マイラー、つまり短距離タイプの馬でもギリギリ、好走できる距離です。また、中山のコースは小回りで2000Mとは言え、コーナーを4回曲がり、ゴール前の直線も短いです。そのためスタートダッシュを決め、前目でレースを進めることが出来る馬が有利になります。
そのため、スピードのある馬が勝つ、と言われるわけです。

ダービーですが、東京競馬場の芝2400Mコースで行われます。
東京競馬場は一周が2400M以上、直線だけでも500M以上あり、その意味では先行有利とか、そういうものはありません。
ただ、現在はフルゲート18頭ですが、80年代くらいまでは20頭以上出走が可能で、20頭台後半、多いとしには30頭以上も出走することがありました。そのため、他の馬が邪魔になって進路がなくなって惨敗する馬なども多くいました。そういう不利などを受けない「運が良い馬」が勝つ、といわれたのです。
また、同じような格言として、最初のコーナーを10番手以内の位置にいないと勝てない、という「ダービーポジション」なる言葉が生まれたのも、同じ理由です(ある程度、前にいないと、バテて下がってきた馬などが邪魔で追い込みをかけられない)

菊花賞は、京都の芝外回り3000Mで行われます。
京都競馬場のコースも広く、その意味で内外などの有利不利はありません。ただ、3000Mという距離は、年間に数レースしかない特殊な距離になるため、自信のない馬などは出走可能であっても出てきません。
また、先の2レースが3歳春に行われるのに対し、菊花賞は秋に行われます。そのため、春の2レースは仕上がり早で、実力の足りない馬が出走することも多いのに対して、菊花賞は夏を越えてじっくりと成長してきた馬も出走します。実際、春には全く名前を聞かなかった馬が台頭してきて勝ってしまうこともあります。
そういった事情から「強い馬が勝つ」と言う風に言われたわけです。


ただ、先に書いたようにダービーなどの出走頭数は最大で18頭まで、と制限されるようになりました。
また、1980年代初めまでは、古馬(4歳以上)の大レースと言えば、春秋の天皇賞(どちらも3200M)、有馬記念(2500M)しかありませんでした。しかし、現在は秋の天皇賞が2000Mに短縮され、さらに、1200M、1600Mと言った短距離の大レースも整備されました。結果、3000Mを超えるような距離はむしろ長すぎて特殊な馬しか出走しないレースのような扱いを受けるようになり、これを勝っても種牡馬になれない、というケースが増えてきました。
結果、有力な3歳馬の中には、菊花賞をパスして2000Mの天皇賞・秋で敢えて古馬との対戦を選ぶケースも珍しくありません。

そういう状況からかつての「皐月賞は速い馬、ダービーは運の良い馬、菊花賞は強い馬」という格言は過去のものになりつつある、とも言えます。
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概ね皆様のとおりですか、ダービーについて。



昔はフルゲートが18頭ということはなく、ダービーの最多出走頭数は33頭です。
頭数が多くなるとそれだけ紛れが起きやすくなります。例えば後ろから行く馬が馬群を捌ききれず、
大外を回らされたり、脚を余すなど
実力を発揮できずに終わるなどです。
そのため、昔は1コーナーで10番手以内にいないと勝てないというダービーポジションという
言葉もありました。

そういったことから、ダービーは実力以外のものの要素が強かったので、最も運のいい馬が勝つ、
と言われたのです。しかしフルゲートが18頭になってからはダービーポジションなんて言葉も
死語(今のフルゲートでは前から10番手では先行とは言えませんが)ですし、
人気=実力ではないものの、フルゲートが18頭になってからの1番人気の勝率は6割
(ちなみにフルゲートが18頭になる前の1番人気の勝率は3割程度)ということからも、
ダービーは運の要素よりも強い馬が前評判とおりに勝つレースに変わったと思います。
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日本の競馬として回答致します。


皐月賞は開催時期が早い時期に行わる為「早い時期に仕上がる(成長期が早い)馬が有利」となる上、距離が2000mで行われるのでスタミナよりスピード=速さが要求されます。この二つから「早い馬が勝つ」と言われます。(一般的に1600mを得意とするマイラーと呼ばれる馬でも2000m位ならそのスピードで押し切る事が可能と言われます)

ダービーは出走枠が18頭までのレースで、その国で1年に1回しか開催されません(英国のダービーに範を取って施行時期、2400mで必ず左回りで直線に坂がある事が条件)日本では年間7千頭前後のサラブレッドが生産されますが、出走するには18/7000の確率である上、生まれた当初から「ダービーに出走する意思があるなら出走権利買え」とばかりに馬主はそれなりのお金を払う事になります。コレを拒否るとダービーには出走出来ません。つまり赤ん坊の将来にいきなり投資が必要になるのです。(出走出来なくてもそのお金は戻って来ません。)
さらにダービーには「優先出走権」が事前の「トライアルレース」の成績優秀(1~4着)馬に与えられます。(合計10前後)
この他に出走にはそれまでの「獲得賞金の多い順」で出走可能となる為、優先出走権が無ければ「重賞」と言われる賞金の高いレースに事前に勝っておかなくてはなりません。
つまり、その場の思いつきで「出走させよう」と言うのはほぼ不可能であり、僅か18頭の中に所有馬を出走させられる事事態が奇跡的であり、尚且つ、勝利にはその時の条件(馬の体調、距離適性、馬場状態、レース展開諸々)が自身に有利に働く事が求められるので「ダービー勝利には奇跡が求められる」=運が良い馬が勝つ。と言われます。

菊花賞はひと夏超えた時期での開催であり、成長期の遅れ、ケガ等で皐月賞やダービーに出走出来なかった馬達(レースも沢山経験して精神的にも成長する)も参戦してくる上に、距離が3000mと言う「長距離レース」です。当然スピード一辺倒のごり押しでは勝てない世界です。
今でこそ競馬はスピードの絶対値がモノを言う世界ですが、ひと昔前のビッグレースは長距離のレースが多かった為、若駒が初めて走る3000mの長距離レースである菊花賞を勝った馬がその後も活躍するケースが多かったのです。よってその勝馬は「実力馬」と言う認識だったのです。
この様な理由から「菊花賞は強い馬が勝つ」と言われます。

以上の様な理由から皐月賞は早い馬、ダービーは運の良い馬、菊花賞は強い馬が勝つ。と言われる様になりました。
競馬に興味を持って頂きありがとうございます。
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皐月賞は中山の2千メートルで3歳の春先に行われます。


早熟でスピードある馬が有利ですから速い馬。

ダービーは強い馬で臨んでもなかなか勝てない、世代最強の馬でも怪我で出られないなど、全てのホースマンが栄冠を手にしたいレースだが勝つことは難しいらしい。
だから、運も必要だとホースマン達は言いますね。

菊花賞は秋。
皐月賞ダービーは勝てても、秋ともなれば成長力のない馬は勝てなくなる。
そして3千メートルの長丁場でスタミナも必要。でありながらスタミナ一辺倒では勝つまでには至らない。
スタミナもありながらスピードも必要、更に成長力も必要だとなると、やはり力のある馬じゃないと勝つのは難しい。

こんな感じでしょうかね。
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菊花賞はスピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服することが求められることから「最も強い馬が勝つ」と称されていますね。


皐月賞はこの中では一番短いので速い馬、ダービーはGIの中での位置づけは最高位の方だと思うので運も必要だということでしょう。
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ギャンブルというのは そういうものです・・



本当は予測すら出来ないものなのに それを言えば ギャンブルに手を出す人が少なくなる・・

煽る為には どんな事でも 如何にも本当の様に思わせる事が必要と なる・・
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